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【月間カラダ予報(1月)】カラダの変わり目に向けて 「魄(はく)」と向き合う魂

こんにちは

生活のタネをお届けするタネ屋のマルです

今日も私見たっぷりのタネをお届けします。

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 もう年末なんですね。

個人的にはいろいろやっていたためあっという間の1ヶ月。

そんな私のような方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか? 

 

 そこで1月の月間カラダ予報をもう一度書きます。

 前回は流れで書いていましたので、今回はよりカラダに関係する点にフォーカスしてみたいと思います。

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先ずは前回も書いたのですが暦を見てみましょう。

今回の話は下の印が付いているものが主になります。

色分けも関連しているものごと同士にしてあります。

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 今回のカラダのメインは

  • 正月疲れ
  • カラダ(季節)の変わり目

の二点と月食を関連させてみていきます。

 

先ず正月疲れです。

特に正月の負担といえば、圧倒的に女性に集中してしまいますね。

クリスマスが終わったかと思えば大掃除とおせちの支度、

親戚が集まれば、おもてなしやお手伝い。

ちょうどホッと一息つくのが七草〜小正月頃。

また、12月の忘年会を始め行事が続いて正月のご馳走。

これは胃腸を始め内臓の負担が積み重なっていきます。

これも胃腸炎やその後のカラダの変わり目に大きく影響していきます。

 

そういう意味でも七草の七草粥から小正月小豆粥などのお粥の風習は

胃腸の負担のみならず内臓全体が省エネになりながらもパフォーマンスを戻す力を与えてくれます。

細かい事はともかく、この時期は内臓も生活の負担も省エネしながら、精神と内臓のストレスを軽減する時間にしたいですね。

ここで更にむりをすると、特に女性が多いのですが、めまいや突発性蕁麻疹や風邪がカラダが悲鳴をあがるが如くに爆発します。胃腸炎も多くなる可能性があります。

ちょうどこの時にインフルエンザが例年は爆発し始めます。

医療機関にかかる人数は1月が一番少ないのですが、上記の症状は多くなります。

 

また、松の内と言われる正月飾りを飾る期間も7日または15日で、

11日や20日が鏡開きで、歳神様のの依り代の餅を皆で分けて頂く事で無病息災を願って、おしるこや雑煮にするのも同じような感じがしますね。

 

 

ここでという単語が出てきたので、

古代からの風習と結びつけて松の内が過ぎた後の「」の登場と関連してカラダの変わり目を見ていきます。

冬土用」は古くからの考えでは、鬼門通過のタイミングでもあります。

鬼退治の桃太郎陰陽五行の世界でよくこの事が説明されますが、

私達には節分の豆まきで「鬼は外、福は内」が一番わかりやすい行事ですね。

 

鬼とは丑寅(ウシトラ)ですので私たちが想像する姿になったとも言われいます。 

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ここではカラダの側面で考えていきますので、

人間のカラダにとってのとは?と考えてみましょう。

 

ちょうどこの節分までの18日間の「冬土用」はカラダの変わり目に当たります。

(因みにカラダの変わり目とは昔の季節の変わり目ではありますが、気象庁の設定に季節とは違いますので私はカラダの変わり目と呼んでいます)

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カラダの変わり目については細かく言うと難しくなってしまいますので、ここでは鬼と絡めて概念的に見ていきます。

この土用という概念については儒教道教が主に背景にあります。

儒教の中で魂→神魄→鬼に変わったとも言われています。

その中で、中国医学でも使われる概念が「魂魄(コンパク)」です。

過去のブログでも少し書いてますので余裕が有れば覗いてみてください。

 

魂魄は人間を形づくっている「」という概念では 

魂:精神を支える陽の気で、天に帰る。

魄:肉体を支える陰の気で、地に帰る。

とされています。

五行でのカラダの配当では「肝(木)」で人間を成長させていくもので、「」を統制する役割なので精神の役割分かり易いですね。感情では怒りでもあります。

またの配当はは「肺(金)」で身体の設計図とも言われ、更に五官(目・鼻・口・耳・舌)の働きを成長させていくものです。道教では七魄といい喜び・怒り・哀しみ・懼れ・愛・悪しみ・欲望からなるともされています。

 

 

ここで、このカラダの変わり目注目してみると

この時期の一つの特徴が

意識が内側寄りに比重が移ります。

外側の環境より内部環境に目を向け易くなります。

精神や感情や思考そして内蔵感覚を始め身体感覚が冴えるかもしれません。

 

逆に外側への意識が向き辛くなるので、

無理に頑張ろうとすると魂の怒りや魄の金による剣を相手に向けてしまったり、

感情的にはニュートラルでもカラダが内部の環境へ目を向けさせるためにカラダの動きを制限させようとします。

よくあるのがぎっくり腰、頭痛、めまい、帯状疱疹

又は境界線の突発性蕁麻疹など特徴的なしょうじょうが出易くなります。

 

また、鬼門通過は中華圏では年末年始の部分とも重なりますので、1年の締めくくりから翌年の始まりへと転換点でもあります。

人生で例えるなら人生の転機とも似たような現象になります。

 

この時期はどちらも、大袈裟にいえば、外界の繋がりを一旦切って、内側(深層)へ潜り込む事で魂の再構築のような時期。

人生の転機を経験したことがある方は何となく体感があるかもしれませんね。

 

カラダに於いて鬼門通過は自分自身(精神・感情)と向き合い潜在意識の向こうにある自分の本質と結び直し、観念を立て直す事で意識がより整理され最後に肉体の設計図に基づき細胞も自立調整されていくような時期といったら言い過ぎでしょうか、、、

 

カラダの変わり目は自らの「魄・鬼」を退治するのではなく自分らしい「魂魄=生気」を取り戻す為の時期でしょう。

 

ちょっと的を得ない感じもするかもしれませんが内面の意識への重要な時期だと思っていただければいいかと。

 

さらに、1月は半影月食があります。

今月の日食との関連も気になるところではありますが、

カラダ的には、心の影るという見方もできますので、より象徴的に物事が連動していくと思われます。

考えるのではなく、意識をそこに向けて、返ってくるカラダの声に耳を傾けていきたいですね。

詳細は1月に入ってからその時々でお知らせして参ります。

 

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今回のカラダ予報はいかがでしたか?

新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。

 

 


タネ屋のマル

 

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筆者:丸山  泰弘

薬剤師、カラダ・キュレーター

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