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【カラダNews】ゲーム依存症をWHO(世界保健機構)が認定

こんにちは

生活のタネをお届けするタネ屋のマルです

今日も私見たっぷりのタネをお届けします。

 

 

今月のカラダに関するNewsの中で注目すべき重要なものがありました。

いろんなメディアで取り上げられているのかもしれませんが、映像が関連しているので新聞記事がおおいかもしれません。

 


 

ゲーム障害(ゲーム依存症)」です。

なんとギャンブル依存症と同じジャンルとして位置付けられてます。

5月25日にWHO(世界保健機構)で疾患として認定されました。

 

診断は以下の項目に該当するか?になります。

ゲーム症(障害)は、持続的または反復的なゲーム行動(「デジタルゲーム」または「ビデオゲーム」、それはオンラインすなわちインターネット上、またはオフラインかもしれない)の様式(パターン)によって特徴づけられる。
  1. ゲームをすることに対する制御の障害(例:開始、頻度、強度、持続時間、終了、状況)。
  2. ゲームに没頭することへの優先順位が高まり、他の生活上の利益や日常の活動よりもゲームをすることが優先される。
  3. 否定的な(マイナスの)結果が生じているにもかかわらず、ゲームの使用が持続、またはエスカレートする。

その行動様式は、個人的、家庭的、社会的、学業的、職業的または他の重要な機能領域において著しい障害をもたらすほど十分に重篤なものである。

ゲーム行動の様式は、持続的または一時的そして反復的かもしれない。

ゲーム行動および他の特徴は、診断するために通常少なくとも12ヶ月の間にわたって明らかである。しかし、すべての診断要件が満たされ症状が重度であれば、必要な期間は短縮するかもしれない。

 

 

この状況がある人は、来年から正式に世界的に病気であると認定され、治療の対象とされます。

日本で言えば保健を使って治療し、診断書が発行されるという意味になります。

多分精神科や神経科の担当になるのでは?

 

個人的には昔から目の疲労が後が困るので画面を見るゲームは苦手なのですが、電車に乗っているとサラリーマンの方々が年齢関係なくゲームしてますよね。

昨晩日比谷公園横を通ったらポケモンですごい人だかりで異様な光景になってました。

 

とは言っても私はゲームには反対ではありません。

ちゃんと良い点やメリットがしっかりありますし、この技術発展のお陰でどんどん便利にもなってますからね。

 

問題は取り入れ方でしょうね。

この依存症の背景をみていくと、ゲームそのものへの依存とは別にデジタルやオンラインという前提があります。

 

ゲーム依存に関しては各メディアがまとまった情報を提供してくれますので、私はその背景部分とカラダの関係からゲームをしない人にも関連してくる内容を少し書いておきます。

 

 

ゲームで先ずカラダに負荷がかかるのが、「目」ですね。

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ウィキペディアより目の構造

デジタル・オンラインの映像は目から情報が入り眼底の神経に投影されにんしきされます。

その投影にあたって、先ずはレンズのピント調節になりますね。

レンズを厚くしたり薄くしたりする筋肉がしゅういを覆ってますが、

ゲームや映像をみ続けると、集中力も相まってピントが固定され、さらに力んでいる状況です。これが続くとピント調整が出来なくなり子供の頃は直ぐに視力が落ちます。これだけならまだ筋肉の凝りや痛み程度で済むのですが、、、

問題はその後ろのレンズから入った情報をキャッチする所とその情報処理に関わる負担が各所に多大な影響を及ぼしていきます。

 

一番問題なのは情報量の多さです。

技術の進歩とともに、画質がどんどん上がっているのはご存知のとうりですね。

TVだと4k・8kと数年前の映像から考えたら同じ1秒でも何倍も情報量が入ってきていることになります。

この情報を好き嫌いなく全て受け止めてくれるのが眼底の視神経ですね。

目に入ったものは全てキャッチしています。

ただ、残すか捨てるかは脳が取捨選択しています。

仮に残す情報量が昔と同じであっても、処理しなくてはいけない情報は入ってきている量になります。

 

伝達する神経、情報を受け取る脳

想像以上に疲れてます。

でもわからないんですよね。脳が疲れているというよりカラダ全体の疲労感や違和感で出ちゃうんで。

しかも、映像の光は相手を興奮するように出来ていますし、話題のブルーライトの周波数も相乗効果もあってますます興奮します。

TVでも映像でもそうですが、頭が冴えて眠れなくて、仕方なくTVを更に見て眠れなくなる・・・

こんな状況を経験した人は少なくないのでは?

これを継続すると体内時計は先ずずれていきます、連動して自律神経のバランスが崩れ、ホルモンバランスも乱れて・・・ドミノ倒しのように崩れて位起きます。

しかしこのドミノ倒しがスローペースなので気が付いた時はカラダの芯がズレズレになってしまっています。

今説明した通りゲームに限らず、TVも映像配信・YouTubeSNSなども現在は依存症とは言われませんが最初の疲労を起こすキッカケに関しては一緒になっています。

 

色々書いてはみましたが、要はこれからは、クオリティの高い情報を少ない時間で、でも楽しめるライフスタイルを模索していくことが不可欠な時代に入ってきたと言えますね。

 

 楽しいものは連続しすぎると感覚は麻痺してさらに求めて過剰に向かいます。

心地よさの余韻を楽しむゆとりが欲しいところですね。

 


今回のテーマ「ゲーム依存症」はいかがでしたか?

新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。

 


タネ屋のマル

 

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丸山  泰弘

薬剤師、健康・レストランのコンサルタント

 

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