こんにちは
生活のタネをお届けするタネ屋のマルです
今日も私見たっぷりのタネをお届けします。
今日は寒さが厳しくなってきた時期によく使う方が増える電気毛布について書きます。
先ず最初に言ってしまいますが、
電気毛布をつけて温めながら寝るのはカラダには何もメリットはありません。
特に自分が冷え性だと感じでより温かくする傾向にある方に注意してもらいたいですね。
電気毛布については毎年いろいろTVやネットで情報が出ていますので知っている方は多いとは思いますが、ここで冬至が来て更に冷え込む前に習慣を整えていただきたくポイントを書いていきます。
先ずは電気毛布を習慣的に使うと冷え性が更に悪化する可能性が高いです。
その理由の一つは「神経」です。
電磁波や遠赤外線などいろいろ言われてはいますが、結果的に静電気的なものを発生させやすいです。(すべての商品がそうとは限りませんが)
電気が流れている時点でも神経が興奮しやすい上に、静電気的なものが発生し続けると、血流や気の流れも悪くなり結果的に循環が悪くなり、更に冷えやすいカラダになります。
神経も興奮しているので自律神経が副交感神経優位になりずらく、静電気と相乗効果で疲れは溜め込みやすく更に睡眠は浅くなります。
起きた時には疲れが抜けた感じがしなくなっていきます。
更に化学繊維の服で寝ていたら最悪ですね。
神経が長時間しかも本来の体内時計とは逆のタイミングで興奮していくと、脳と神経のフィードバックが徐々に狂ってきます。
連動してホルモンも使って体温を調整していきますので、ホルモンの調整も微妙に狂ってくる危険性もあります。最終的に体内時計が狂う要因になりかねないです。
体内時計側から体温を見ても表面を温めすぎるのは睡眠が浅くなってしまう要因になります。
下の図を見てください。(スタンフォード式最高の睡眠より引用させてもらいました)
睡眠に入るには深部体温が下がっていく事で眠くなり、更に睡眠も深くなるのは分かりやすいですね。
深部体温は勝手に下がるのではなく、何処かで放散するから下がるんです。
それが表皮からです。
睡眠中は頭部や手足の表面から温度を放散する事で深部の体温が下がります。
逆に表皮を温めすぎるとこの放散が出来ず、むしろ熱を上げていくことになってしまいます。
当然、深部体温は下がらないので睡眠の質は悪くなりがちです。
寝起きも悪くなるのではないでしょうか?
今まで年配の患者さんを沢山見てきましたが、皆さん睡眠自体が短くなるのは仕方がないのですが、寝起きの悪さ、更に睡眠の質まで悪くなって、冷え性はますます悪化する方が多いんです。
想像ですが、体温が体感で分からなくなってきている部分もあり熱中症に気づきづらくなっているという事もあるのかもしれません。
電気毛布は絶対使ってはいけないとまでは言いませんが、
せめて、寝る時には切る、又はタイマーで数分までししておく程度に抑えたいですね。
可能ならば湯たんぽの方がオススメです。
温度は汗をかきすぎない程度が理想です。
また入浴する事で睡眠のリズムを作りやすいので、是非入る事をオススメしたいです。
ただ、睡眠の直前は温めすぎると体温が下がるまで時間がかかってしまうので、少し早めに入るか、直前の場合は温度を低めにしておくのがポイントですね。
また、冷え性を改善したい方は、長湯は避けてください。
これもまた神経の調整機能が鈍ります。
毎日は必要ないですが、温冷浴の様に少しずつの時間で切り替えてカラダの機能を復活させるのは有効ですね。サウナもその一つです。
ただコツが大事なのでしっかりしたやり方を確認してから実行するのをオススメします。
先ずは、この冬は電気毛布に依存しない方法を模索するのを今のうちから是非始めていただきたいですね。
今回のテーマ「電気毛布」はいかがでしたか?
新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。
タネ屋のマル
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筆者:丸山 泰弘
薬剤師、カラダ・キュレーター
健康・レストランのコンサルタント
CS60始めました(CS60目黒)
カラダ・キュレーション(CS60)
https://karadaq.hatenablog.com/
@taneyakumaru