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【カラダハック】冷え性と温め過ぎを「深部体温」から考える

こんにちは
生活のタネをお届けするタネ屋のマルです

今日も私見たっぷりのタネをお届けします。

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この時期は冷えが続いてきた後ですので、習慣的により暖かく暖かく!と意識しているかたが多いですよね。

今回は特に「冷え性」だと感じている方の温め過ぎについて書いていきたいと思います。

 

冷え性」の方は、一年中冷えやすいと感じていらっしゃるでしょう。

この中には他の病気などが影響している方もいらっしゃるのですが、ここでは「冷え性」という体質だと感じている方向けの話になります。

 

冷え性」は女性が圧倒的に多いですよね。

カラダの仕組み上仕方ない側面はあります。

しかし、多くの場合、ケアをし過ぎて自分でこじらせてしまっているケースは多いです。

 

その中で、この時間特に目立つ「温め過ぎ」がその理由の一つです。

冷え性で困っている方は、睡眠に関しても問題を抱えている場合がおおいです。

 

そこで今回は、入浴〜睡眠にかけてのポイントをいくつかご紹介

 

人のカラダは

  1. 睡眠に入ろうとすると「深部体温(カラダの奥の温度)」を下げていきます。
  2. 深部体温」は日中高くて、睡眠時は低くなります。

 

①がわかりやすいなは赤ちゃんですね。

眠くなると手足や頭が熱くなってきますよね。

これは深部体温を下げて寝やすくする為にカラダの末端に熱(血液)を送り、熱を放散させようとしている作業です。

もちろん、私達も同じようになっています。この時期っ眠くなると手足から熱を放出していく為、体感としては少し寒く感じる事はありませんか?

 

②は体内時計自律神経のバランスが連動してカラダを調整しているので一日の中で大きな波があるのが通常です。

なので、より深い睡眠に入っている人程深部体温が下がっているのです。

そして起床とともに体温は上昇していきます。

(先日お知らせしたモーニングアタックや高血圧のモーニングサージはこの波とリンクしている現象です)

 

 

ここで気づいた方もいらっしゃるかもしれませんが、深部体温は夜間は下げていく必要があります。

またそれによって朝から深部体温が上昇するメリハリが生み出されています。

 

睡眠直前や睡眠中に必要以上に温めると、深部体温が下げられなくなり、結果睡眠が浅くなる。寝起きも悪そうですね。

更に日中の深部体温上昇が困難になってきます。

悪循環ですね。

 

せっかく温めたのに、逆に体温は低くなっていく可能性の方が高いとは。

 

 

冷え性に限らず低体温と感じている方は、以上の原因からもそうなってしまっている可能性は否めません。

 

 

ここからはアドバイス

 

日常の夜の「入浴」は10分程度がいいと言われています。

10分でしっかり温まる温度40〜41度辺りになるでしょう。

入浴は寝る直前ではなく数時間前で、ゆっくり体温が下がってくる事でカラダが睡眠モードに切り替わる様にしてあげたいですね。

この時に冷え過ぎは良くないので、暑くて汗をかかない程度に服をきておく程度でしょうか。

もし寝る直前の場合は足湯又は若干ぬる目にして汗を流す程度にしておかないと、かえって目が冴えてしまいます。

 

睡眠時は寒さや冷えを感じない程度の温度で、自分の体温の放出で温まるくらいがベストです。

特に手足や頭から熱を逃がしていきますので、積極的に温めてしまうという体温がこもって睡眠があさくなります。電気毛布や湯たんぽは、睡眠前までにして布団を温めておく程度でやめておくのがいいです。

 

あとは1週間ほどそれが維持できると、カラダは自然にメリハリをつけてバランスを取るようになっていくはずです。

 


今回のカラダハックはいかがでしたか?
新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。


タネ屋のマル

 

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丸山  泰弘

薬剤師、健康・レストランのコンサルタント

 

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