薬剤師が語る 生活のタネ

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【カラダNEWS】桜が咲く頃の哲学

こんにちは
生活のタネをお届けするタネ屋のマルです

今日も私見たっぷりのタネをお届けします。

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今日明日は桜が咲きそうですね。 

春の楽しみでワクワクしてきます。

 

一方で

桜が咲く陽気は花粉症の人にはチョット厄介なものではありますね。

今日・明日は東京ではかなり飛ぶ予報です。

更に

桜が咲き始めるとヒノキの花粉が始まるので、ヒノキの方はそろそろ対策をしたいところですね。

 

 

今年は花粉が非常に多いとされてますが、

現在のところ治療に来ている人を見ていると、全体的には症状としてキツイようにはなっていなく、

辛くなっている方は、風邪が引き金になって花粉症がスタートダッシュしてしまった方だけのように見受けられます。

この風邪が引き金になっている場合、大抵の方は、風邪が綺麗に治ってしまうと何もなかったかのように戻ってしまう方が多いです。

 

逆に、痒さはもちろんありますが、風邪さえ気をつけると花粉症は酷くなく過ごせている方も多いといえます。

 

身体哲学のような視点から見ると、

昨日の転換点のように、カラダに溜まった冬の「寒」やアクのようなものを、陽気が入る事で、カラダの中を燃やし、上昇させ、鼻をカミ、圧力がかかることで水化させ、ダムの放出をよぎなくするほどに排出させていく。

体液の放出には涙をはじめカラダを綺麗に流していく側面がある。

ちょうど現在は、移動性高気圧と、隙間に低気圧の連続で、高気圧の後に雨になる流れの連続です。

f:id:maryuchian:20190319080333j:image気象庁の天気図

単に気象にたとえているのではなく、大宇宙・小宇宙かのようにカラダと地球環境は非常によく似たプロセスを経過させて次の状態へと移行しています。

まさに春分点の転換のプロセスとも言えますね。

 

野口整体で有名な野口晴哉氏は『風邪の効用』という著書を著し、「風邪は治すものではなく経過させるものだ」として経過後のスッキリ感のとおり、カラダが自力調整しているプロセスと捉えています。

 

風邪の効用 (ちくま文庫)

風邪の効用 (ちくま文庫)

 

 

このように見てみると、カラダが何処に向かおうとして、何を変えようと動きはじめているのかに気付くと花粉症もほんの少しは有り難いものにも見えてきませんか?(笑)

 

 

因みに春分秋分を過ぎた頃の停滞前線によるカラダの蒸れを放出するかの様に排出しているように見えるのが、春の喘息。

しかし、花粉症と重なって、現在の定期的な高湿度で咳が強くなってしまう方もよく似ています。

引き金になる現象とカラダの状態によりますが。

 

 

花粉が引き金になる状況は、

桜の木が樹皮に色素(ファイトケミカル)を冬越しの為に蓄えて、春になって新しい芽を出す前に綺麗な花(ハナ)に変えて咲かせ、散ると新芽を出してエネルギーをまた蓄えていく。

このサイクルの太陽の照射が半分超えたよ〜という合図のように私達のカラダも反応しているように見えてきます。

私達が皮膚(又は粘膜など体表)から放出して次に出てくる芽とは?

放出をブロックし過ぎて蓄積したままだとどうなるのだろうか?

などと考えてみるのはいかがでしょうか?

 

とはいえ、ハナが詰まると頭が働かない感じがします。

先ずはあまり圧力をかけ過ぎないようにして過ぎ去るのを待つしかないのかもしれませんね。

 

 


今回のカラダNEWSはいかがでしたか?
新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。


タネ屋のマル

 

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丸山  泰弘

薬剤師、健康・レストランのコンサルタント

 

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