花粉症をこじらせる前に!「その4」食事編
こんにちは
生活のタネをお届けするタネ屋のマルです
今日も私見たっぷりのタネをお届けします。
花粉症をこじらせる前に知っておきたい事「その4」
花粉症対策は各種ありますが、どれをやるにも基本として大事な視点があります。
それは、「食べること」
言い方を変えると「栄養バランス」とも言えますね。
私もこんなシリーズを書くくらいですから花粉症で困った時期もありました。
15年程前は栄養関係で活動もしていたので、自分のカラダを実験台にして腸内細菌のバランスを整えるのを始め、シーズンの二ヶ月程前から食事の取り方を変えてみました。
勿論治るものではありませんが、症状の爆発度合いにはかなり影響があるのは体感でもわかります。
現在になると体質改善は間に合いませんので、栄養だけで取り組むには専門的知識がないとかえってバランスを崩す原因になってしまいますので、何となく取り組むには難しいジャンルです。
でも、すこしでも悪化させる要因を小さくしたいですよね。
やはりポイントは「腸」と内側は「マクロファージ 」と言えそうです。
先ずは、糖質制限ですね。
これは量として糖質(炭水化物と糖分)を減らすことと、粉物(小麦粉)を極力取らないようにしたいです。
食事のボリュームも若干減らしてスープなどは多めが良いと思います。
腸内細菌の観点から言うと、今は気候の関係で悪玉(特にカンジダ)が活発に動きやすくなります。
効果が欲しくなると「〜に効く〜菌」などを選びますたくなるかもしれませんが、これは一か八かの勝負になります。
外側の腸内細菌と内側のマクロファージを両方整えるには、食物繊維などで菌の環境を整えながら溜まった毒素を抜いていくのが先になります。
腸が傷んでいると余計な外来の菌はマクロファージが対処しなくてはならなくなる可能性もあります。
簡単にまとめると
- 砂糖は極力取らない→痒みのもと
- 炭水化物はお米中心にして小麦粉は極力取らない
- 炭水化物の量を減らし、野菜やスープなどのボリュームを増やす
- 繊維質は意識して多目に
- 空腹感が出るまで食事は控える
- 食事全体の量も2割減を目安に
わりと簡単だと思います。
これでこじらせる要素が若干弱まるかもしれませんよ。
今からでも実践する価値があります。
また、現在はクリニックでも血液や尿などから詳細な分析をした上で栄養を組み立てるオーソモレキュラー療法というジャンルがあります。
わかりやすく言えば、分子栄養学の実践でしょうか。
高濃度ビタミンCなどは癌治療でも使われるようになっているので聴いたことがあるかもしれません。
治療する場合はオーダーメイドになりますのでちょっとハードルが高く感じるのでは?
私も実際受診したことはないのですが、これからだんだん目立つようになる気もします。
この分子栄養学でいろいろわかってきた中、数年前の論文で、風邪にはビタミンCは効果が無く、ビタミンDが一番免疫に良かったという発表があってからは、風邪でも花粉症でもビタミンDが第一選択になってきているかもしれません。
ビタミンDというと日本では昔からくる病予防で子供は「肝油」を食べていましたよね。
私は大好きでした。大人になっても薬局の販売で自分で買って飴がわりに食べたりして懐かしいな〜なんて楽しんだりしていました。
カワイの肝油は意外にビタミンDが多いんです。(天然の肝油かどかはちゃんと調べたことはないですが、、、)
下のデザイン懐かしいですね。
また肝油が各家庭に置いてあって、今度は大人が食べるものなんてなるかも〜
ちなみにビタミンDは脂溶性のビタミンで、キノコ類に多く、他にも動物性の物ありカラダでは日光に当たることによって骨を強くする働きがあるのですが、論文で発表されているものはビタミンD3で動物性のもの又はキノコ類のビタミンD2が日光によりD3に変換され蓄えられる仕組みになっています。
病院で処方されるビタミンDに関しては、骨に特化しているのでその一歩先の状態になっているためこの論文の内容の効果は望めないと思われます。
栄養学にそれ程興味なくても参考になるかもしれませんので下の書籍など読んでみるのもお役になるかもしれません。
良かったらお手にとってみてください。
栄養とはちょっと違いますが、「その3」東洋的な視点の「木」の特徴から、
程よい酸味と苦味が上がり気味の気を中心に引き戻してくれます。
春の木の芽や山菜などの苦味を酢の物にしたり酢味噌などで味わうのは楽しみながら体調を調整できます。
個人的にはコーヒーが好きなので苦味を積極的に味わっています。
なかなか最新のデータと国の基準などのギャップであったり方向性が違うため混乱てしまいがちですが、一時的にトライするにはいいヒントになるでしょう。
この攻めの栄養学を継続する場合は適切な検査が無いと返って逆効果になり得るので来年への参考情報として。
今回のテーマ「食事編」はいかがでしたか?
新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。
タネ屋のマル
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丸山 泰弘
薬剤師、健康・レストランのコンサルタント
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