薬剤師が語る 生活のタネ

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冷凍焼き芋とレジスタントスターチ

こんにちは
生活のタネをお届けするタネ屋のマルです

今日も私見たっぷりのタネをお届けします。

 

 

 

冷たい焼き芋は美味しいだけではなかった!

 

先日、冷凍焼き芋を買って、解凍されただけの冷たい焼き芋を食べました。

冷たいと甘くないのでは?なんて思ってましたが、想像以上甘くて美味しかったのでビックリしました!

夏に冷凍焼き芋はいいな〜

 

アマゾンを調べてみても結果売ってるんですね。

 

私が食べたのは、千葉の紅あずまだったかな。

焼き芋というよりスイーツになっていました。

 

焼き芋の芋は通常収穫してから半年から1年低温で寝かせることで、自分の酵素で繊維から糖に分解され、甘さがグッと引き立って来ます。

この甘さも収穫して時間が経った焼き芋のメリットではありますが、

今日紹介するのは、「レジスタントスターチ

以前は違いましたが、現在は繊維の仲間として分類されるようになっています。

 

このレジスタントスターチですが、焼きたてではあまりない可能性が高いです。

なぜかというと、冷えていく事で出来る物だからです。

冷凍までいくと変化は無いのですが、冷やしたり、冷凍から自然解凍で冷たい状態でスイーツとして頂くとレジスタントスターチが摂取できます。

レジスタントスターチ - Wikipedia

 

焼き芋にするのは繊維が糖分に変わるのを待つのですが、この元の繊維とは全く別物なんです。

出来た糖質やデンプンが加熱され、冷めていく事で結合というよりまとまって一つの塊を作るような感じだと思って下さい。

この塊は、何故が、私達の消化酵素では分解できず、そのまま大腸へ進んでいってしまいます。

さらに、これが腸内細菌の餌になる事で腸内細菌が元気になりやすいのです。

 

この性質から現在は繊維として考えられているようですね。

 

このレジスタントスターチが入っている食物は

芋類、雑穀、豆類、白米などです。

昔から私たちが日常的に食べているものです。

特に日本的なお弁当の中にはレジスタントスターチは沢山入っていそうですね。

 

最近は腸内細菌が異常なほど注目されていますが、本来は、食事やライフスタイルから腸内細菌が変化し、その上に腸内細菌の餌がしっかりある事で元気になります。

仮にどんなスーパーな菌を移植しても、菌の餌がなくては、そもそも定着しないし、増殖もしません。

菌活はまずは菌の居場所を綺麗にし、菌の餌がなければ始まりません。

レジスタントスターチだけで可能にはなりませんが、意外にも身近な食事が大事だったりして来そうですね。

私もやりましたが糖質制限はどうしても便秘になりやすいのが弱点です。その要因がこの辺との関連も考えられますね。

 

何をするにも極端はあまりいものでは無いですね。

 

夏の冷たい甘味は、同じ糖質ならばお腹が喜ぶ冷凍焼き芋でもいかがでしょう?

本当にスイーツです。


今回のテーマ「レジスタントスターチ」はいかがでしたか?
新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。


タネ屋のマル

 

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丸山  泰弘

薬剤師、健康・レストランのコンサルタント

 

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