薬剤師が語る 生活のタネ

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【カラダNEWS】皮膚・粘膜の症状増加と冷え

こんにちは

生活のタネをお届けするタネ屋のマルです

今日も私見たっぷりのタネをお届けします。

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台風が発生しそうですね。

ここから数日天気予報が気になります。

カラダ予報の次の記事で台風の関連からお知らせを書こうと思います。

 

今回のカラダNewsは今起きている出来事を切り取ってお知らせいたします。

 

夏至の辺りから受信状況が変わって来ています!

 

カビ菌

 先ずはカビの仲間が元気になってます。

皮膚

カラダのニキビの原因菌マラセチア菌

カビ(真菌)の一種です。カビといっても常在菌でもともとそこにいてバランスをとってくれる菌です。

 抗菌剤が効くわけでもなく、洗いすぎるとこの時期は皮脂の分泌と湿気がマラセチア菌の活動を活発にしてしまいます。

どうしても心理としてゴシゴシ洗い過ぎてしまい、肌がカサカサになり、それを補うた前より皮脂が分泌され、それをエサにするマラセチア菌が増殖してしまいます。

毛穴で増殖するのでニキビ様の状態です。

ただ、カビの仲間なので抗菌剤は聞きません。水虫と同じ抗真菌薬が必要です。

カラダニキビの場合は受信がいいですね。

taneya.hateblo.jp

 

腸内

腸炎が先週から多いので腸内細菌のバランスが変わっている人もいるかもしれませんね。

日和見菌のカンジダ(カビ菌)が増殖しがちなシーズンですので腸内環境のバランスに目を向けたいところです。 

 

 ウィルス

手足口病

夏至ごろまでは主に冬に多い溶連菌が多かったのですが、

これから夏の菌が増えてきています。

手足口病の原因ウィルスのエンテロウィルスです。

手・足・口に水泡ができ割れて傷の様になったりします。

ウィルスですので直接の治療法はなく経過観察しながら傷の対処するものです。

下のグラフの濃い赤線が今年の流行りで急増し始めましたね。

2017・2018年は爆発的に流行って、今年も同じ上昇の角度なので流行はありそうです。

このエンテロウィルスと同じ時期にはやるのがRSウィルスがあります。喉がすごく痛くなる症状です。

これも同じ様子ですので今年も流行るかな。

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東京都感染症情報センター » 手足口病の流行状況

 

 

 

冷え

腸炎

上の菌でも 腸炎が多いと書きましたが、カラダの冷えも一因のように見えます。

症状も夏至以降ひどい方が目立ちます。

屋内の冷房での冷えすぎに注意したいですね。

 

疲労 

何故か土用中の様な症状が現れている方が急に多くなりました。

気圧は比較的安定しているので、冷房による温度差により神経疲労は考えられます。

喘息気管支炎も目立ちますので、湿気と内熱に気温差や疲労による抵抗力低下は引き金になりやすいです。

 

全般的には患者さんは非常に少ないのですが、やはり季節がらは出て、今までとは傾向が切り替わりました。

特に微生物から皮膚や粘膜を健全に保ちたい時期です。

意外に夏ほど保湿が重要です。

首から胸にかけての保湿も是非しっかりと。


今回のカラダNewsはいかがでしたか?

新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。

 


タネ屋のマル

 

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丸山  泰弘

薬剤師、健康・レストランのコンサルタント

 

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@taneyakumaru