こんにちは
生活のタネをお届けするタネ屋のマルです
今日も私見たっぷりのタネをお届けします。
今回はこの二週間程、抵抗力が一時的に下がっている事が原因かと思われる方々沢山医療機関にきています。
ご自身の体調と併せて見ていただけたらと思います。
抵抗力が落ちているといっても、特別な方々ではなく、ごく普通に生活している方ばかりです。
①蕁麻疹
土用のころからこれについてはよく書いていますね。
近年の傾向では体力がもともと落ちている方は土用中に症状が出始めて、体力がある方は1〜2週間経ってボディブローが効いてきたかのごとくある時突然ダウンするかの如く症状が爆発します。
例年は全身的に出る方が多い印象でしたが、今年は、脚だけとか顔だけとか部分的に症状が出ているのが特徴的です。
私の印象では、内臓疲労のようなものが表面に噴出しているように見えます。パーツごとの出方ならば、例えば陰陽五行学説のように内臓のパーツと対応している部位で考えてみるのも参考になるとおもいます。
時間が経つにつれて増えてきているのは年末に向けて、行事や外食をする機会もふえてきているのも要因になっているかもしれませんね。
②胃腸の不調
上の内臓疲労と関連してきますが、抵抗力が落ちてくるとよくあるのが胃腸の不調です。特に消化力が落ちる事により通常「胃」で死んでしまうはずの菌が生きたまま腸に入る事によって起きる胃腸炎が徐々に増えています。海産物が美味しい時期ですので生をたべるのは気をつけたいタイミングです。
特に「腸」の場合はこの後のカンジダが関係しているのでは?と思われるケースもあります。
これは後の項目で改めて
また、胃から上の方にかけて、特に喉あたりの詰まり感が出るケースもあります。これは臓器の疲れより精神的な原因か強く神経のバランスとして違和感を感じる事になります。これは次の項目が関連していると思います。
③不安感の増加
この一週間程でしょうか、不安感が急に強く現れてしまったということで来る方が目立ち始めました。これは抵抗力とは直接関係ない場合もありますが、重なってしまうといろんな症状を一気に誘発したり、うつ状態になりやすくなります。
ちょうど、年末のスケジュールに併せて来年の事を考えると理由もなく不安感が出ることはありえます。特に昨今のニュースなどの情報を見ていると希望より不安感の方が勝るのは必然かもしれません。
あえて言えば情報疲労による脳の抵抗力低下といったところでしょうか。情報は少しセーブしたいところですね。
④カンジダ
これが少し気になる症状です。
本来なら土用辺りが梅雨より湿度が上がり水回りのカビと同じようにカラダにもともといるカビの仲間が活発に動いて、特にカンジダが多く出やすいのですが、この二週間は土用の頃と同じ様な陽気で尚且つ何度も低気圧が通過した事により気圧の上下と並行して湿度も非常に高い状態が続いています。
本来なら「木枯らし」が吹いて、寒くて乾燥した空気が一気に吹き込んでくるのが通常の状況なのですが、今年は風が吹かないですね。生活するにはありがたいのですが。
ここで、昨日も少し触れましたが、「カンジダ」です。カビの仲間で女性は陰部の症状と思っていて恥ずかしい状態と考える方が多いのですが、カンジダは粘膜のある場所。口から肛門にかけて胃酸のある胃以外はだいたいいて皮膚にもカンジダを始めカビの仲間はもともとそれなりにいるのが普通です。
普段はおとなしくしています。
カビの仲間の症状は湿度が高く風が弱いタイミングが活発になり、カラダではそこに抵抗力が下がる事で活発になりすぎいろんな症状として出てきます。これが夏なら胸や背中のニキビや脂漏性皮膚炎です。
要は抵抗力が落ちると善玉菌より悪玉菌が活発になります。カビはこの悪玉菌の一部です。
胃腸炎のように来ていて腹痛のみだったり、お腹のガスが最強異常に溜まるなとかはカンジダを、始めカビの仲間が少し元気になっている可能性があります。
⑤減少してきているものも
④までのものは比較的内臓疲労が背景に見えてきますが、減少傾向のものは脳神経の疲労が大きく関係していると思われます。
いろいろ書いてみましたが、理論として確立しているものではないので心当たりのある方は、先ずは特別な事は必要ありませんので、夜しっかり休むのと、食事を少し軽くしてみるのが「リカバリー力」や「回復力」に繋がると思いますので、テンポをちょっとだけ遅らせてみながら調整してみてくださいね。
今回のカラダ予報はいかがでしたか?
新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。
タネ屋のマル
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丸山 泰弘
薬剤師、健康・レストランのコンサルタント
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