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【カラダのタネ】マクロファージの活性化は自律神経を整えるのか? 便秘の改善から

こんにちは
生活のタネをお届けするタネ屋のマルです

今日も私見たっぷりのタネをお届けします。

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今回はあるものを2か月ぐらいとってみた実験の結果、便が非常に理想的な状態になってきました。

そのあるものを通して、自律神経マクロファージの働きについて自分なりの考察を書きのこそうかと思います。

 

それはマクロファージを活性化させるといわれています。

マクロファージは免疫は勿論カラダのお掃除役割を担ってくれてますので、これからのデトックスシーズンには重要な働きをしてくれる存在でもあります。

 

では、そのあるものは

LPS(リポポリサッカライド)

???ですかね。

 

以前TVで紹介されていたこともあったようですが、流行っている様子は無さそうです、、、

これは取り入れる側のカラダの状態によって逆効果が考えられるという理論側の情報が怖さを助長しているのではないでしょうか。

 

その辺も踏まえてカラダのタネを見つけていきます。

 

先ずは「LPS」ですよね。

知らない方も多いのではないでしょうか?

リポポリサッカライドという名前は生物学か詳しい人でないとあまり馴染みのない単語ですしね。

 

ウィキペディアや辞書で調べると内毒素という分類にされているのでびっくりしちゃいますよね。

これはグラム陰性菌感染症を起こす菌が多い)がカラダに入った時にカラダに外敵を退治しろ!というカラダ側の監視システムがあるからです。

ただ、これが乳酸菌や酵母菌やキノコ類(真菌類)はグラム陰性菌とは違い、カラダには別の合図を送っているので内毒素には当たりません。

この辺の情報が混同され怖さを感じる方が多いかもしれませんね。

市販されているものの原材料を見ると乳酸菌類ですので内毒素とは関係ないものになりますね。

 

 

また、LPSは菌の細胞壁の外側の部分で、菌が生きている必要は無いのです。

何故かというと、本当の主役はLPSに着いている「リガンド」という部分で、これが腸の表面にいるマクロファージに鍵と鍵穴の様にくっつくと、マクロファージが外の状況を認識して活性化して内部に合図を送ってくれます。個体の認証カードというか私達の身分証明書の様な働きと言ったらいいだろうか。

リガンド というものが実は腸の免疫の鍵という言い方もできるかもしれません。

文章だと???になってしまいますので、下のサイトが非常に分かりやすく説明されてますので参考に!

LPSの構造と機能|自然免疫応用技研(株)|LPS原料|研究開発|受託解析サービス

 

 

では、私がこのLPSを飲んできて実際どうなったのか?

ほぼ毎日理想的な便になった!んです。

私だけではなく、便秘気味の人や、ストレスで出方が変わる方も毎日理想的になったようです。

 

私はもともと便秘には殆どなった事はありませんが、便の状態は日々違います。

もちろんストレスや緊張がある日などもあり、更に外食が続いたりすると、毎日同じ状態になるのは考えにくいのですが、結果は驚くものでした。

 

 

でもよく考えてみると、本来ならば、ストレス緊張している時、例えば旅行などでなる人が多いかもしれませんが、コロコロ便になってしまうものです。

これは緊張感から大腸が交感神経に大きく刺激され、強く収縮され締め付けられる為なんですが、実際ひだが収縮する映像をみると納得です。

つい先日TVで個人的には衝撃的というか、想像以上の収縮と緩みの関係があったので感動してしまいました。もし下の回で久里浜医療センターの水上健(みずかみ たけし)医師の部分(後半)を映像で観れる方は一見の価値あります。これなら薬いらないね!って思えます。たぶんYouTubeにあると思います。

【コレステロール新常識&画期的便秘改善法】SP|名医とつながる!たけしの家庭の医学|朝日放送テレビ

この映像を見るとコロコロ便がどうして出来るのか?また、どうしたら理想的な便に変えられるか?がすごくわかります。

 

この事を踏まえて、前のLPSを考えてみると、

チョット噛み合わない点があります。

緊張するとコロコロ便になるものですが、LPSをとっていると緊張していてもコロコロ便にはなっていないんです。

 

一見矛盾しますね。

しかし、この経験から見えてくるものがあります。

それは、腸と脳(又は自律神経)との関係性です。

 

腸内細菌ブームから第二の脳として腸と腸内細菌が大事であるのは言われていますが、

話題はセロトニンや腸内細菌そのものの効果の様に見られがちです。

でも、実は腸内環境を良くする事や便秘の改善は、特殊な菌を沢山摂取する必要はないんです。

 

マクロファージ がLPSのリガンドに触れる事で、免疫細胞に情報を与え免疫のバランスの偏りを整えてくれます。

今回の実験の結果からすると、免疫機能もそうですが、自律神経にも非常に大きな影響を与えていて、メンタルとは別方向からも自律神経のバランスが取れる可能性が見えてきます。

要は交感神経と副交感神経の偏りが整えられ、結果的にストレスからくる緊張が末端から緩められているとも見えます。

 

これは何も特別な事ではなく、

昔の人又は、自然の豊かな場所で育ち、自然栽培された野菜やお米を食べている人には自然に取り込まれていたものです。

なので例えば金芽米タニタが使って有名?)であったり、ぬか、自然栽培や無農薬野菜などからは自然にカラダに取り込まれます。

ただ、それを都会や便利な社会で再現しようとして発酵食品が必要以上にフォーカスされてしまう現状がありますね。

 

今回のLPSは、都会で生活する上で私の利便性につながるかを実験としてやっています。

私個人の考察を得る目的としては非常に良かったのですが、その人の免疫と神経の状態によってメリットの度合いは全く違うはずですので、病気を治すツールではなくあくまでもサプリメントとして興味がある方は試してみるくらいがそれこそ便利かもしれません。

 

最終的には、上記で紹介した番組の様に腸を安心させカラダをリラックスさせる生活の知恵を得るのが一番の利便さになりますよね。

 

それにしてもカラダは理論だけでは解らないのが面白いですね。

 

 

またマクロファージはカラダの免疫の門番でもありますので機能をご紹介していきたいと思います。

 


今回のテーマ「マクロファージ」はいかがでしたか?
新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。


タネ屋のマル

 

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丸山  泰弘

薬剤師、健康・レストランのコンサルタント

 

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