こんにちは
生活のタネをお届けするタネ屋のマルです
今日も私見たっぷりのタネをお届けします。
過ごしやすい日々が続いていますが、いかがですか?
医療機関は非常に空いているのかもしれません。
私も例外ではなく珍しく落ちついた状況です。
でも、そんな状況の中でも今の特徴は少しあります。
症状はいくつかありますが、原因はみんな同じ気がします。
先ず症状の方から見ていくと、
- 風邪又は風邪のような症状で喉をやられて咳がダラダラ数週間にわたり続くタイプ
- お腹を壊して下痢気味のタイプ(特に子供)
大きく分けるとこの二つですね。
気圧の変動も小さいため痛みもあまり出ていない様子です。
考えられる原因は、屋内の冷房や送風により体表面が急激に冷やされる状況です。
夜にはエアコンが抵抗ある方は窓を少し開けて寝て朝方寝冷えというケースもあります。
喉の乾燥か冷風の粘膜の気温差反応などをキッカケに、炎症やアレルギー反応が起き、場合によってはその荒れた粘膜から菌が侵入する様な症状です。
カラダがまだ夏モードに完全に切り替わっていないと暑さも苦しくなり、30度超えていなくても辛く感じているのかもしれませんね。
子供は特に汗をかくので寝冷えなどしてしまいお腹を一時的に壊していると見られます。発熱がほぼないケースが多いからです。
子供の風邪はいま、お腹と咳の反応の両方のケースも多いです。
大人の場合はこの程度なら、という感じなので多分病院にまで行かないのではないでしょうか?
子供は心配のタネですし、金額もタダですから病院に念のため受診する違いがありますので来ている人の差が出てはいますね。
大人も子供もまだ夏本番に向かってカラダを調整している所でしょう。
そういう意味では、今こそ無理のない範囲で暑さを体感しながらカラダを慣らしていくのにちょうどいいですね。
古代の中国では稲の植え付けや麦の収穫の目安でした。
現在の日本で考えると、稲に関しては5月の連休あたりで田植えが終わるケースが多いですね。
秋の収穫時に台風直撃の被害を避けるために、品種も早稲で早く育ち早く収穫されるものが主流になっています。
そういう意味では稲作としてではなく、自然界の気候とカラダで考えるとよりいいのかもしれません。
「芒種」は太陽の黄経75°の現在は設定され、90°の「夏至」の手前です。
一年365日を360°の角度で考えると1日ほぼ1°ですので約15日後には「夏至」という事も今の時点で判断がつきます。意外に便利。
「芒種」は太陽が高くなってきて、気温も30℃まで上昇しやすい時期で最低気温も20℃を超える時期ですので、私達の体感でも心地よい又は少し暑いと感じる温度帯です。
田んぼの水も畑の土も暖かくなってきて、土の微生物が活発の活動を始めます。
これは人間の腸の状況とフラクタルとも見てとれます。
地中の有機物を分解するのが腸内細菌ならぬ土壌細菌です。
分解すると土は温められミネラル分も無機質化して行きますので植物にとっての栄養価も一気に上がります。
こうなると「土」は分解・発酵・腐敗を通して成長を促して行きます。これが古代中国と関連づけるのであれば、五行思想の「土」の性質に当たります。
特に植物は太陽又は月の影響を主に受けて成長して行きますので太陽の角度は非常に重要な要素なんです。
私達のカラダも自然界と呼応する様に「対の関係」で応じて行きます。
自然界の季節巡行に応じて呼応のタイムラグがある現象もありますが、日光のもとで生活しているだけで私達もカラダの中では似たような反応が起きているかもしれませんね。
太陽の塔がそんなイメージ?
また、自然界の「気」のパワーバランスが来週辺りが日本の上で拮抗してバランスをとる梅雨になる頃を知らせる雑節の「入梅」です。
昨年は6日に関東は梅雨入り宣言がありました。
近年はシトシトと降るパワーバランスの攻防が安定しているものではなく、それぞれのパワーが強く押したり引いたりしているため連続した雨よりは急な雷雨になっています。
海水温上昇もいろんな影響を与える要因です。
今年もその傾向は十分あり得るのでは?
「芒種」にて「夏至」や「入梅」を意識して過ごす事は、カラダが無意識にそれに合わせて準備し始めて、必要に応じてカラダの声で合図を送ってくれます。
今の過ごしやすい時期だからこそ自然を意識してみる事から夏の準備を進めてみてはどうでしょう?
デトックスへカラダを向ける第一歩にもなりますね。
今回のカラダ予報はいかがでしたか?
新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。
タネ屋のマル
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丸山 泰弘
薬剤師、健康・レストランのコンサルタント
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@taneyakumaru