薬剤師が語る 生活のタネ

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過越し(ペサハ)と復活祭(イースター)とカラダの変わり目【ライフシード】

こんにちは

生活のタネをお届けするタネ屋のマルです

今日も私見たっぷりのタネをお届けします。

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前回、宇宙から水面下まで空間を主に見渡してまいりました。

今回は、ちょうど「復活祭(イースター」です。

また、個人的には関連していると思っているユダヤ  の「過越し(ペサハ)」の期間中でもあります。

 

2000年以上の歴史という時間の幅空間的世界を見渡す視野とそれに伴う記憶のソースが関連してくるものが、

特に今年は新型コロナの事象と重なってきていますので、目の前の危機人類の記憶としての危機を重ねてみると、前回の視座とは別に、内側の記憶と外側の危機が、自分の中で何か引き出してくれるのではないでしょうか!

 

 

先ずは、現在の時間と事象の交差を確認する為に、

カレンダーで位置関係を見てみましょう。

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12日(日曜日)が復活祭(イースターで、前後合わせて8日が過越し(ペサハ)になります。

こう見るとなんだか春分とお彼岸の関係にも見えてきます。

 

どちらも過去の記憶を忘れずに伝えていかなくては!と言った事が事実以上に重要で民族の記憶に刻まれていますね。

更にどちらも聖書のみならず映画など物語などとして、信仰としていない私達でさえよく知る物語となっています。

場所はエジプトからイスラエルにかけてのエリアの記憶で、現在も宗教の複雑な問題がありますね。

 

過越し(ペサハ)は、秋の「仮庵り」とセットで、モーゼのエジプトからカナンの地へのストーリーの重要なポイントでもあります。

 

過越しは、小羊の血を戸口に塗る事で目印になり過越されたというものですね。

 

聖書の出エジプト記 12章に記述されている、古代エジプトでアビブ(ニサン)の月に起こったとされる出来事に起源を持つ。エジプトの地で奴隷になっていたイスラエルの民が、モーゼの先導でパレスチナの地に脱出した故事を記念する。ユダヤ人にとって、秋の仮庵の祭(Sukkoth) などと並ぶ重要な祭日。

イスラエル人は、エジプトに避難したヨセフの時代以降の長い期間の間に、奴隷として虐げられるようになっていた。神は、当時80歳になっていたモーセを民の指導者に任命して約束の地へと向かわせようとするが、ファラオがこれを妨害しようとする。そこで神は、エジプトに対して十の災いを臨ませる。その十番目の災いは、人間から家畜に至るまで、エジプトの「すべての初子を撃つ」というものであった。神は、戸口に印のない家にその災いを臨ませることをモーセに伝える。つまり、この名称は、戸口に印のあった家にはその災厄が臨まなかった(過ぎ越された)ことに由来する。

この祭事は、元は遊牧民において冬の宿営地から夏の宿営地へと移動する際に行われていた厄除けのための祭事が起源であり過越とは関係のない祭であったが、下記ような出エジプトにおける過越の伝承と結び付けられてユダヤ教の祭となったと考えられている。種入れぬパンの祭(除酵祭)もまた、起源は過越とは関係のないイスラエル人がカナンに定住するようになった時代の農業祭であったが、過越祭と除酵祭がともに種入れぬパンを食べる習慣を持ち、また祭の時期も近かったため、二つの異なる祭が併合されて一つの祭となったと考えられている。

フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』より引用

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戸口の目印は日本では蘇民将来を付けますが記憶としては重なるのでしょうか?

カラダ予報 《祇園祭の最終日から甲子の新たなスタートへ》 - 薬剤師が語る 生活のタネ

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日程と記憶の事象だけ見ると、

ちょうど緊急事態宣言と重なっているので、偶然にしても今年は何故か事象が重なります。

一年前の「令和」の始まり、そして天皇陛下バチカン法皇の晩餐で一区切り?と言われ、そして、今年から現実的に動き出している姿を見ていると、不思議ですね。

歴史の展開から想像していた方は世の中に多かったのですが、リアルに事が動くと驚きですね。

 

 

さて次はキリストです。

正確さは不明ですが、現在私達ののベースになっていり紀元(西暦)の基準をつくってますね。

グリニッジ天文台、イギリス、キリスト

 

復活祭(ふっかつさい、ギリシア語: Πάσχα、ラテン語: Pascha、フランス語: Pâques、英語: Easter、ドイツ語: Ostern、ロシア語: Пасха)は、十字架にかけられて死んだイエス・キリストが三日目に復活したことを記念記憶する、キリスト教において最も重要な祭

 

冬至からクリスマスも復活の象徴ですが、そちらは天文とその記憶を重ね合わせたものでしたね。

そちらは、どちらかというと潜象世界から現象世界の繋ぎ目へのプロセスとして再創造を型として表現されてますね。

 以前ご紹介しましたので参考にしていただければ。

taneya.hateblo.jp

基本的に「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」に祝われるため、年によって日付が変わる移動祝日である。日付は変わるものの、必ず日曜日に祝われる。キリスト教が優勢な国においてはその翌日の月曜日も休日にされていることがある。欧州における主要株式・債券市場は、復活祭の前の聖金曜日、復活祭後の月曜日に休場する。

 

カトリック教会では、キリストの受難と復活からなる過越の聖なる3日間は、全典礼暦年の頂点と位置づけられ、復活の祭日は典礼暦年の中で最高位を占める主日であると位置づけられる。「過越の聖なる3日間」は、始まりを「主の晩さんの夕べのミサ」とし、中心は「復活徹夜祭」であり、終わりは「復活の主日の晩の祈り」としている。復活徹夜祭は夜から明け方にかけて行われるよう定められている。この日、イースター・エッグが配られる。また毎年、教皇から復活祭のメッセージが発表される。

フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』より引用

 

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 キリストの処刑までの人生は公生涯といいます

公生涯(こうしょうがい:Ministry of Jesus)とは、イエス・キリストの生涯という意味で用いられる。福音書の記述によるとイエス・キリストが30歳で荒野サタン の誘惑に勝利し、ユダヤで公の活動を始めたことから始まり、十字までの約三年半の期間(1260日)を指す。

フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』より引用

ここで、今回は時間の幅を一つの目安で見ております。

上記に出てくる1260日(3年半)という数字(時間)は過去にもご紹介しておりますので、余裕があれば是非覗いて考えてみるのも面白いです。

大きな変化と1260日はセットになっております。

過去にも何度か登場しております。下記を是非

暦の目安は役に立つか?「60進法」【生活のタネ】 - 薬剤師が語る 生活のタネ

やめる勇気、壊す勇気、捨てる勇気、その勇気が新たなカラダを手にいれる【生活のタネ】 - 薬剤師が語る 生活のタネ

因みに、今から三年半前辺りのイスラエル周辺との関連で見てみると

最近まで続いていた記憶に新しい事が、2016年シリア難民をキッカケに、イギリスがEU離脱の総選挙を6月に行い、その後3年半かけて離脱が決まりましたね。

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また、時間の幅という側面から、もう一つ共通する数字(時間)があります。

復活祭では40日間、過越しでは40年間(厳密には仮庵り)

準備期間耐え抜く期間としての時間幅です。

特に40年間の幅は、伊勢神宮遷宮と重ねて見る視点があり、オリンピックの開催と紐付けする考え方もありますので、また今年ならではですね。

 

復活祭の40日間に関する背景をみてみると

復活祭に連動する教会暦・礼拝・典礼・奉神礼
復活祭(復活大祭、復活日)は教会暦において、移動祭日と呼ばれ(移動祝祭日もしくは移動祝日とも)、最も重要な祭り(祝日)と位置づけられるとともに、復活祭によって教会暦における他の移動祭日(移動祝祭日、移動祝日)が決められる。

 

大斎(四旬節
正教会カトリック教会、聖公会ルーテル教会においては、復活祭(復活大祭、復活日)の前に40日 間の大斎(四旬節がある。しかし大斎(四旬節)の「40日間」の開始日や数え方は、教会(教派)ごとに違いがある。

正教会においては、大斎(おおものいみ)は復活祭の7週前の主日である断酪の主日(赦罪の主日)の日没後から始まり、聖枝祭前日の「ラザリのスボタ」(ラザロの土曜日)の前日金曜日に一応の区切りを迎える。ラザリのスボタ、聖枝祭を経て、受難週がある。それぞれの日を、聖大月曜日、聖大火曜日、聖大水曜日、聖大木曜日、聖大金曜日、聖大スボタと呼び、毎日特別の礼拝を行い、イエスエルサレム入城から受難を経て復活するまでのそれぞれの日を象り記憶する。大斎期間中には祈りと食事の節制が行われ、喜び浄化の時とされる。

 

今回はカラダの変わり目の第一段階と重なっていますので、改めて時系列をみてみましょう。

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ちょっと強引ではありますが、今回のカラダの変わり目と復活祭の時間の幅を重ねてみると、

下の様な感じでしょうか。

冬至も死と再生の同じ意味合いもありますので一緒に表示してみました。

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過越しと復活祭は毎年日程が違いますが、今年はビックリするほどカラダの変わり目と重なります。
過越しや復活祭での食との関連で、断食や酵母を使わないなどがあります。

変わり目は、増やすよりいかに要らないものを手放すかにかかっています。

特別な事ではなくデトックスをしていく事が良さそうですね。

精神や心や意識の世界でも整理してみるのもいいかもしれません。

 

 

ここまで時間と空間からいろんな事象の連動を見てはきましたが、

今の時期の大事なポイントは、その事象が正解かどうか?当たったかどうか?は全く意味がなく、

この変わり目に意識の底を見つめ、自身の価値観を見直し、ココロでこの危機を乗り越えていくプロセスが重要なんです。

その事を忘れない為に!という為のお祭りですので、

行事そのものを実行する事が重要ではなく、その型から得られる学びを深めていく時期とみると、コロナウィルスも悪いのではなく、いい機会にしたいものです。

 皆さんの住んでいる又は産まれた地域のお祭りにはその様な意味があったのではないでしょうか?

歴史(時間)を認識する事で、自らの命と人生の尊さを再認識でき、

世界(空間)を認識する事で、他者とその繋がりの尊さを再認識できるかもしれません。

自分自身でもこの時空のオーガニックな世界をぜひこの機会の捉え直してみたいと思います。


今回のテーマ「過越し、復活祭」はいかがでしたか?

新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。


タネ屋のマル

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筆者:丸山  泰弘

薬剤師、カラダ・キュレーター

 

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