こんにちは
生活のタネをお届けするタネ屋のマルです
今日も私見たっぷりのタネをお届けします。
クリスマス直前になってワクワクしてきますよね。
その前にはあと3日で「冬至」もありイベントだらけです。
この冬至とクリスマスは文化は違いますが、背景は一緒の物語になっていますので、パーティはともかく私達とも関連すると考えたらチョット面白いのではないでしょうか?
この背景の物語を繋ぐのが「南十字星」です。
写真は下記サイトより引用。北極星との位置関係も説明されてます。
東洋の文化では「北極星」は中心になっている部分が大きいのですが、冬至と地球上の古代からの物語ではミトラ教やローマ帝国などは冬至の3日間の太陽の死と4日目の復活に関する祭りを重要視していました。「南十字星」のクロスの位置に太陽が当時から3日間停止するのです。
ここに現れたのが「キリスト教」ですね。キリスト教は過去の宗教の要素もしっかり取り込んで壮大な物語として現在は世界一の信仰の対象ですよね。
キリスト教の十字架はこの3日間の太陽の死と物語が重なっている点も重要な要素ですね。
少し前にご紹介した諏訪地方の御柱祭のミシャグジ神も実は御室神事として当時から3日間の死を蛇の祭として一番重要な祭事として行っていた記録があります。
この蛇の神、太陽の死、南十字星などのモチーフは生命などを扱う世界中の機関のロゴマークでも共通の認識として表現されていますね。不思議です。
生命を考える大事な時なのかもしれません。
因みに日本で南十字星が見えるのは沖縄です。
アジアで見てみると
中国では「八卦」というものが仏教では胎蔵界曼荼羅、易経では宇宙の原理としてあります。
中国では幸福を「八」という数字に見出す根拠でもあります。
欧米ではラッキー7というくらい「7」という数字に見出します。
この7は八卦の原理から説明すると「1+2+4=7」で現実の一歩手前で幸福の兆しとして捉える世界観があります。
キリスト(太陽)の復活は「八卦」のこの「7」という数字とも関係します。
詳細は専門家ではないため説明できませんが、昔の時間表示に子・牛・寅・・・午・・・とありますね。この午(午前・午後の午)を境に12時間毎1単位で考えると7は日数で「3.5日」です。これで冬至から計算して4日目に復活という世界観になっている様なんです。(上手く説明できませんが)
これを日本の私達の文化で考えてみると、
12月22日の冬至→12月25日復活→1月11日の鏡割り・鏡開き
まで連動しています。
そしてここで神前に飾る鏡餅は3段になっていて、八卦の構造の表現にもなっています。
正月は門松も両側に飾りますね。これは神社の狛犬と同じ構造です。西洋で言えばオベリスク。生命の樹と知恵の樹でしょうか。
餅は百ですので百神ともいえて、冬至から鏡開きまでは日本の神仏習合から生まれただろう風習として残っています。
冬至・クリスマス・正月・鏡開きと私達は宗教という枠ではおさまらない世界共通の感覚の中で、それぞれの環境の中で感謝や今生きている幸せを感じてきた人類の形跡が伺えます。
イベントはそれで楽しむのが一番ですが、余裕があればこの様な世界観にも想いを馳せてみるのも楽しい時期ではないでしょうか?
充実した時間をお過ごしいただけるのを願ってます。
今回のテーマ「冬至」はいかがでしたか?
新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。
タネ屋のマル
〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜
丸山 泰弘
薬剤師、健康・レストランのコンサルタント
Twitterでカラダに影響する旬の情報を発信していきますこちらもどうぞ
@taneyakumaru