薬剤師が語る 生活のタネ

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自然環境とカラダの最前線「宇宙天気」の可能性

こんにちは
生活のタネをお届けするタネ屋のマルです

今日も私見たっぷりのタネをお届けします。

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「宇宙天気」とか「宇宙気象」って聞いたことありますか?

 

かなりマニアックな世界ですが、昨年からAIのお陰でかなり近況の状況まで上空の事がわかるようになってきました。

予報 | 宇宙天気予報センター

宇宙天気予報 - Wikipedia

 

私個人が注目しているのは「電離層」前後の状況

電離層 - Wikipedia

 

無線や電波を使う仕事をされている方は「電離層」の機能をご存知でしょう。この層が無線を可能にして飛行機や船が安全に運行できたりしています。

電離層の内側が聞き慣れたオゾン層になります。

紫外線で有名になりましたね。

最近ではオーロラの発生原理もよくわかってきて、太陽風電離圏や磁気圏など認知されているかもしれません。

オーロラが発生しているのが電離層です。

これらの解明に日本の多くの物理学者がノーベル賞で表彰されてきた内容が関係しています。宇宙と地球の関係を日本人が紐解いてきているんです。

 

 

カラダと自然が専門の私が何故注目しているかというと、そのどちらにも非常に深く関連しているからです。

以前体内時計の内容でオーロラと心臓病の関係を書きましたがそれもこの宇宙天気とカラダの関連性です。

 

専門的知識が多く分かりづらいのでかなりザックリ表現すると、

「宇宙天気」はもともと宇宙から地球へ降り注ぐ太陽風や紫外線や隕石などから守るシールド環境の状態と太陽風からなる磁気嵐の様子です。

電離層をはじめとするシールドが私達の地球という特殊な環境を作り出してくれているのです。

f:id:maryuchian:20190302072628j:image磁気嵐 - Wikipediaより引用

f:id:maryuchian:20190302072616j:image【地球のしくみ】23~大気編(9) ~宇宙からくる「紫外線」「隕石」「放射線」を守るシールド - 地球と気象・地震を考えるより引用

 

宇宙天気は主に空間の電子量など計測してAI技術により私達が状況を確認できるようになりました。

この技術で昨年から地震の計測なども試みるようになってきたと言われています。

今までは宇宙環境から私達の生活に影響するものを観察していたものが、地球上での変化も少しずつ掴めるようになってきているようです。

 

他に電離層は電波を反射する役割があるため私達が安全に世界中に移動するにはその安定が必要不可欠な存在です。

さらに最近気にされる事が多くなった電磁波など様々な要因が関係しあって空間が見えない波長の紫外線以外の電波がひしめき合う状況です。

 

私達の脳神経は微細な電気類に長い時間をかけて影響を受けていきます。都会の睡眠不足も何らかの関係があると言われています。

 

この数十年で気象予報が高度に出来るようになってきたように次世代の子供が大人になる頃は宇宙天気予報は同じように日常的になっているかもしれませんね。

 

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余談

 

電離層で魅惑的な輝きを見せてくれるのがオーロラです。

 

ギリシャ神話にはこのオーロラの女神がいます。

エオス(EOS)という曙の女神で、夜明けの黄金色の輝きをランポス(光)とファエトン(輝くもの)という二頭引きの馬車(又は牛車)に乗って私達に朝を告げてくれるんです。その女神を追いかけて夫である太陽神ヘリオスが馬車で追いかけるというストーリーです。

このエオスが風など自然現象の神を産んだという事です。

山の上や海辺で朝日を迎えるとこれらが実感しますよね。

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ギリシャ神話|その他:曙の女神エーオースより引用

 

面白いのはここからで、

世界中でほとんど同じ神話があるんです。

 

ローマ神話になると名前がオーロラの語源になるアウロラという女神でストーリーは一緒です。

 

さらにインド神話でも全く同じになります。

ウシャスという女神が全く同じ存在です。

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https://1.bp.blogspot.com/-bWAYrRoXlkY/WYExPtitrpI/AAAAAAAABlo/Z_roSHav1PQw3YVjtnJ0x5ue0C-EypZXwCLcBGAs/s1600/%2525E3%252581%252586%2525E3%252581%252597%2525E3%252582%252583%2525E3%252581%252599.pngより引用

 

インドの哲学を始め多くの古典の中では大宇宙(マクロコスモス)と小宇宙(ミクロコスモス)は同じとしています。

インド哲学で特にヨーガで語られるのが下の写真のアートマン(魂⁉︎)の「人間馬車説」

大宇宙の創造主に対しての我を作る主としてのアートマンです。

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ウシャスが大宇宙の曙と太陽(ブラフマー)の先導役とするならば

上の図はカラダの内面宇宙(脳)の中の太陽とその先導役の組み合わせで、神経や経絡内を光(電気)が引っ張るようなイメージになりますでしょうか。

 

 

私の個人的な感覚ではありますが、

こう見てくると、古代から見てきた宇宙の姿と私達の内側の世界がリンクして内部環境(気象)は関連してきますね。

 

その境界線の一つである電離層は宇宙ビジネス以上にこれから注目のエリアだと感じています。

私も私見的目線ではありますが、注目しながら環境を眺めてみたいと思います。
 


今回のテーマ「宇宙天気」はいかがでしたか?
新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。


タネ屋のマル

 

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丸山  泰弘

薬剤師、健康・レストランのコンサルタント

 

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