こんにちは
生活のタネをお届けするタネ屋のマルです
今日も私見たっぷりのタネをお届けします。
花粉症をこじらせる前にに知っておきたい事「その1」
今年は例年より多い少ない等予測されますが、こじらせちゃうと、量に関係なく症状が爆発しちゃいますよね。私も何度もありました。
薬剤師ですので自分で薬を選ぶのは困らないのですが、
こじらせるかどうかは薬の良し悪しと関係ない要因が多いです。
モーニングアタック、風邪、薬の使い方、食事等々
この中で私が患者さんによく話すことを中心に何回かに分けお伝えしていきます。
今回は一番のこじらせの引き金になるモーニングアタックについてです。
モーニングアタックって何？
もう何度もこのモーニングアタックについて書いてますが、名前を上げながらも正確には書けないのがもどかしいです。
「モーニングアタック」とは医学用語ではなく通称です。
起床時の一時（約30分程）だけ起きる発作のようなものと思ってください。
鼻水とクシャミが止まらない状況
鼻の中に腫れや炎症がある時に起こります。
私の見解では、起きると体内時計の切替り、副交感神経から交感神経へのスイッチの切り替え時に起きると考えられます。
朝は、自分自身の中でもステロイドホルモンを作る時間です。
カラダが昼モード（交感神経）にスムーズに切り替えが出来ると鼻水やクシャミは早く落ち着きます。
症状の分かれ道がある
モーニングアタックは時間が経つと自然と落ち着きます。
そこで体内時計のスイッチが入り神経の切り替えが終了したと言う事です。
一番問題は、モーニングアタックではないんです。
それに慌てておもいっきり鼻をかみ続けてしまうことなんです。
これが後を左右する分かれ道です。
さらに酷くなる道か、戻る道か、
自然に止まるものですので実はその瞬間悪化しているわけではありません。
一つわかるのは、鼻の中の炎症や過敏さでしょう。
急な鼻水やクシャミが連発すると、慌ててその都度「スッキリしたい！」という想いからほとんどの人がこれでもか、と言うほどかみ続けて中味を出そうとしています。
この行為が実は次なるスイッチを押してドミノ倒しのように悪化させてしまいます。
モーニングアタックの慌てての対処は、
更に鼻の中を腫れあがらせ、過敏さがMAXへ猛進していきます。
鼻の中が戦闘体勢の中、出勤や外出することのなります。
カラダの中全体も戦闘態勢に入っていますので、
花粉がそこにやってきたら大変なことになります。
昼間もモーニングアタック状態です。
緊張している間は症状が消えたのように感じるかもしれませんが、リラックスした瞬間、鼻水、鼻詰まり
ドラックストアーに駆け込むか鼻をかむか
また腫れがひどく、、、
実は、アレルギーの薬は反応を抑えるのは得意ですが、
炎症や腫れは苦手で、効果があっても時間がかかります。
そこで登場してくるのがステロイドです。
特に鼻詰まりが酷い場合は鼻の中が腫れ上がっている可能性があります。
市販の点鼻薬も瞬間的に通りを改善してくれますが、炎症は全く改善しませんので、
薬が切れたら元に戻るだけですね。
ではどうしたら？
このドミノ倒しを何処かで止めなくてはなりません。
完全にこじらせてしまった場合は、病院で必要に応じてステロイドが処方されるでしょう。
でも薬は・・・という人も最近は多いので、
上の分かれ道の分岐をどう選ぶかにかかってきますね。
分岐点での話の通り、こじらせるかこじらせないかは、モーニングアタックの対処次第という事が見えてきますね。
要は上でご紹介した別の方の道に進む選択をするしかありません。
それは、
「ガマン」
え？
ですよね。
でもこの魔の30分を我慢出来るとカラダが改善の方にアプローチしてくれます。
我慢出来なければ戦闘態勢へ。
とは言っても、鼻を垂らしていなさい！とはいえませんよね。
ケアのポイントは
- 力を入れないで軽く中身を送り出すようなかみかた
- 全部を出そうとしない
体内時計側からのポイント
- 起きたらカーテンを開けて外の光を取り込む
- 起きたらボーッとしすぎず、少しづつ活動し始める
朝は飛び起きるのは逆効果ですが、起き上がったら徐々に活動量を増やしていくのがカラダのスイッチを切り替えやすくしてくれます。
水を飲む、顔を洗う、食事をする、準備する、、、
部屋で少し軽い運動もいいです。
良かったら試してみてください。
その人のライフスタイルによっていろんなアレンジが出来ると思いますので素晴らしいアイデアが見つかるかも
でも、こじらせてしまったら
ステロイドを利用するのを怖がる必要はありません。
モーニングアタックの特徴をしっかり理解して使うと必要最低限で最大の効果を発揮して副作用を回避できます。
次回はこじらせとステロイド薬の使い方と注意する点について書いてみようと思います。
今回のテーマ「モーニングアタック」はいかがでしたか？
新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。
タネ屋のマル
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丸山 泰弘
薬剤師、健康・レストランのコンサルタント
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