薬剤師が語る 生活のタネ

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お彼岸 淡い時間の中で見えた世界 須弥山

こんにちは
生活のタネをお届けするタネ屋のマルです

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前回は肉体の物質的な先祖代々からの継承について、より現実的な解釈として、私が思うことを書いてみました。

 

今回は、私の中で最近改めて浮き上がってきた世界観についてです。

前回と比べると現実味が少ない淡い想像的な宇宙観といったところ。

 

 

お彼岸に近づくと、形式的暦の手間から私達のカラダとココロは微妙に変化していき、特殊な気付きや視点や無意識など交差してきます。

 

一年を1日と照らし合わせたら、

「たそがれ時」

 

だいぶ前に君の名と絡めていろいろ書いたきがします。

「 誰ぞ彼」ですね。

昔こんな図を使ってかいていましたね〜

チョット懐かしい

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今回は、この話ではなく、

この時は表と裏、あなたと私など

境い目が淡くなり

何となくいるとチョットした乱れにもなりやすい

一方で、

内面が一瞬淡く、

微かに繋がっているように感じます。

 

 

今回はこの事を解説するのではなく、

これによって私自身の時間のグラデーションと

意識のレイヤーが淡くなり

ケルトンのように

過去からのものと

自分自身の経験の一側面が

一つの糸で繋がっているイメージが浮き上がってきたものになります。

過去書いてきた内容の背景とも関連しますので、

参考程度ですが書いてみようかと思います。

(若干ボリュームあり)

 

 

前置きがながくなりましたが

これから書く内容は

あくまでも私の中の宇宙観ですので

一般論とはちがいます。

 

 

 

 

 

 

今回の世界観を一言で言えば

「須弥山」

 

須弥山(しゅみせん)なんて聞いた事ないな〜

という人が殆どだと思います。

 

それは当然です。

明治の廃仏毀釈の頃、

ほぼ国内からは消滅しています。

 

この世界があると新しい暦にも影響してしまうし

新たな世界観で日本を発展させるために

明治政府にとっては大きな障害になりかねないのです。

これは仕方ない事でもあります。

 

須弥山を勉強する必要はありませんが、

私達の日常に、この世界観は実はかなり言葉や名前で浸透しています。

伝統行事の中にも実はかなり。

例えば「妙」という文字が使われているものや地名は須弥山を表していたり、

蓮の花の上に座る仏像も須弥山の世界観の表現の一部です。

 

それは

インド古来ヒンズー教から?発して

仏教を経由して日本でかなり古くから浸透しています。

 

私達が比較的よく見るとすると、

横から見れば、燈篭ですね。

真上から見て平面に書くと、曼荼羅です。

 

 

日本では、曼荼羅空海が中国から持ち帰った

両界曼荼羅図が有名

これは今の感覚で言えば、二次元で漫画的に言葉を使わずに絵でわかりやすく伝える為に出来てきたのでしょう。

日本に入ってきたものは、

唐の都長安にある青龍寺阿闍梨、恵果が、インドから様々派生した曼荼羅を一まとめにしたこの両界曼荼羅空海に伝授され持ち帰られたものです。

 

私の10代にハマっていたネイティブアメリカンナバホ族やホピ族など砂絵を描きますか、この砂絵も今考えたら完全に二元的な曼荼羅になっていました。アジアと違う部分は、地域性が関係していると思いますが、土台が蓮ではなく、トウモロコシ。

ネイティブ・アメリカンの神話は部族関係なく共通してトウモロコシから人間が生まれたという神話。

世界観が抜けているのでこれだけ聞くと大抵は無知で野蛮な種族と勘違いされがちですが、ホピ族は精神的の高い部族です。言葉よりアートで伝える部分からより深い所から来る分大抵理解不能となります。

 

さらにホピ族は、チベットと対になるような関係と言われている通り、ダライラマは同じ様に高台で生き砂絵で曼荼羅を描き、継承していきます。

これらは地球の緯度が近いことが影響していると言われています。

 

緯度が近いことで似た情報を現実化しやすいという考え方は

占星術を学んだ方ならよくわかるのではないでしょうか?
生まれた瞬間の時間と場所に入射する推し星の影響が私たちの個性を形成するという概念は世界共通だと思われます。

 

ついでに緯度が似通って似た形跡を示すものにピラミッドがあります。

有名なものであればエジプト文明マヤ文明のピラミッドでうね。

これも須弥山宇宙観と類似していますが、軸となる星や影響している天体が私たち日本・チベット・北米とは違う為、一見違って見えますが、

世界の古代から受け継ぐ宇宙観としては一致するものと考えられます。

ピラミッドの場合は、須弥山でいう宇宙の中心の山の形がピラミッド型で表されているのでフラクタルのように見えます。

 

3次元の須弥山を表現した時、一つの形がピラミッドで表現でき、

2次元で表現したら曼荼羅として表現されてきたと感じています。

 

また、曼荼羅は3次元では時間の概念も含んできますので、

西洋で言えば時計の文字盤ですし

東洋では旧暦などで円形に暦や時間を表すものは曼荼羅の時間の要素を抜き出したものかもしれませんね。

チベットネイティブアメリカンは星と自然を組み合わせて時間をおおまかに見て、

ピラミッドのエリアは天体を中心に時間を精密に観察しています。

 

面白いと思うのは私だけでしょうか。多分周囲からは子供の頃から変わっている人と言われてきたのでそんなところでしょう。

 

 

 

話を最近のきっかけに戻すと

東北のある場所に、川の流れの影響から自然にできた塔が並んでいる場所があり

そこは古来から聖地とされ天皇家や宗教家が祈った形跡が残っていました。

一見ただの川の面白い地形で観光地になっていましたが

そこを見ている時にこれらのことがなぜか一瞬で繋がっていった感じでした。

 

その時の印象は

古代の人々の心や関わりそして自然界との関係においての見えないインフラで

それを思い出させる装置のように

2次元的な曼荼羅が広がる前から石塔がその役割だったんだ・・・と

 

2次元の曼荼羅は日本で言えば石塔を上から眺めたものとされます。

石塔は、お寺だけでなく神社にもあり、更には庭園にはつきものでもあります。

設置してある理由は様々でしょうが、

 

石塔や曼荼羅

その場(フィールド)に入る事で

魂に受け継がれてきた

情報(記憶)の扉を開ける鍵のようなもねなのかもしれませんね。

 

 

この場(フィールド)という視点では

パワースポットが流行った事もあり

最近は御朱印集めをなさっていて

神社仏閣へ参拝する方がおおくなりましたね。

 

特に須弥山は仏教で特に継承されています。

 

お寺を「〜山」というのは須弥山又は須弥山の一部を意味しています。

山門があり龍が登場

そして少し登ると仁王門があり帝釈天の化身と言われる仁王がお出迎え

更に登ると本堂エリアに到着

本堂には山の頂きから数段の景色が四天王や大仏などで表現されます。

 

では、神社は?、と思い出してみてください。

似た様な感じがしませんか?構造は

神社は世界観は古事記の物語がベースになっているので、配置や構造は非常に似通っている部分がありますが、

お釈迦様の物語で語られたお寺に対して

古事記で語られた神社といったところでしょうか

 

日本の神社仏閣は

もともと山岳信仰儒教の系統の易経などが融合して形成されてきたと考えられるので

古来は神仏習合で江戸時代まできました。

 

それを可能にしているのが、

仏教の曼荼羅神道のなかにある古事記曼荼羅的構図でしょう。

この両者を更に抽象化して記号で表現したものが

易経になります。

コードで表現された易経は砂絵同様言葉が不要ですし、歴史の物語を必要としませんので非常にシンプルです。

これが日本の八百万の神も仏様も全て受け入れられる背景なのかもしれませんね。

 

 

最近は韓国に興味がある方も増えてきていますが

韓国の歴史ドラマを見てみると

王様の後ろにある絵やツイタテ?などには

まさしく須弥山を人間界から眺めた絵になっています。

須弥山から外の島に住む人間界を統べるのが王

といった世界観でしょう。

これは歴史上支配階級にいる者も、

宗教者同様に須弥山の頂きから地域を見下ろしていたと想像できます。

 

皆様の過去も様々な立場を経験してきたかもしれませんよ。

 

 

ここまで、個人的なものを思いつくままにつらつら書いてきてしまいましたが、

あくまでも私個人の偏見ですので、ご自身の世界観を無理に重ねる必要はありません。

 

 

今回の内容は継承されたものとして見るならば、

前回の肉体に継承された記憶というより

魂に刻まれた記憶と言った世界観でしょう。

皆様も社会のフレームでは同じ様な経験や背景のなかで生きてきていますが、

 

 

むしろ、このお彼岸の機に

須弥山に限らず、自分自身の過去に作られた古い箱に閉じ込めてきた世界観を手放し(箱から出て)

世界または宇宙を眺めてみる瞬間が必要なのではないかと改めて感じました。

 

 

私自身も、この内容を一瞬グッとフォーカスして手放すことで、

ここからの新たな視点や関係性が別次元で形成される気がします。

 

とは言っても

生活はよりシンプルになっていくのでしょう。

 

 

とりとめもない内容を書き連ねてしまいました。

 

今回はいつもよりだいぶボリュームがありましたが

ここまで読んで頂きありがとうございました。


新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。

 

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タネ屋のマル
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筆者:丸山  泰弘
薬剤師、カラダ・キュレーター、

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