電車で吊革と金属棒どちらをつかむ?【生活のタネ】
こんにちは
生活のタネをお届けするタネ屋のマルです
今日も私見たっぷりのタネをお届けします。
みなさんは、電車に乗って立っている時、
吊革につかまりますか?
それとも金属の棒の方を掴みますか?
そんなこと気にすることないかな
今回はそこから私たちの環境と菌の関係をある視点から眺めて、私たちのカラダや生活に関わるタネを見出してみたいと思います。
さて、最初にあげた「吊革」か「金属棒」かは素材の比較で上げてみました。
それぞれは素材で言うと、
「プラスチック」か?「金属」か?
と言い換えられます。
もうだいぶ昔の話ですが、大学の公衆衛生の教授が言っていたことが今でも強烈に記憶に残っています。
「みなさんは電車に乗ったら吊革を掴む?金属の方を掴む?
私は金属の方しか持ちません。吊革のプラスチックは菌が増殖しちゃうんで不衛生だから。」ということば。
(実際は抗菌作用など施してあったりするだろうから計測してみれば差がないこともあり得るかもしれない)
この素材と菌(微生物)の関係を見ていくと、「静電気」が1つのキーワードになります。
今後この内容に関係するものをいろんな角度から何度か書いてみようと思っていますが、より日常的でイメージしやすい場面から今回は考えていきます。
「静電気」、これが「菌(微生物)」と関係って最近は認識している方は多くなっているのではないでしょうか。
その理由はプラズマクラスター空気清浄機の普及が関係していると思います。
プラズマクラスターは空気中の静電気を消していく事で、壁や物が帯電してホコリを付着させる力を無くしてホコリを回収していくシステムです。
さらに説明を見るとわかりますが、菌やウィルスの力を弱めるという事が書かれていますね。
菌は、静電気が付着してホコリが溜まるところで力を強めてしまいます。
数はどの程度変化するのか不明ですが、静電気が溜まりやすい所には菌は付着して更にパワーアップし易くなるのです。
最初の電車の中で考えてみましょう。
プラスチック素材の吊革は
静電気が発生し易く、容易く帯電します。
下敷きで髪の毛が引っ張られる遊びをしたことありますよね。
しかも放電が苦手な素材なので帯電し続け易くもあります。
こうなると、菌の吸着力も強くなり、なおかつ菌はパワーアップしたり仲間を集め易くなってしまいます。
静電気を帯びやすい冬服だと私達にも吸い寄せられたりするのは想像できるでしょう。
一方で金属棒は
瞬間的には帯電することはありますが、電導率がいいので全体に伝わったり、ほかに引き寄せられ電位の偏りは中和されていきます。放電もしやすいでしょう。
そういう意味ではホコリも強く付きづらく、菌は付着しづらいですし、パワーアップしません。
金属自体がむかしから抗菌力があるというのはこういう側面も関係しています。
特にそれぞれに触る場所が「手」になりますので、それは携帯にも触るし、食べ物にも触る場所ですね。
ちょっと心配になってきませんか?
教授が言っていた事がリアルに。
これはもっと引きつけたら、
着ている服なども同じ事ですね。
静電気が発生しやすい服を着てカラダの表面に静電気が帯びると、プラスチック同様に、ホコリのみならず菌(微生物)を引き寄せてしまいますね。
そういう意味では一番無防備な夜は静電気が発生しずらい天然の繊維を選んで休みたいですね。
寒さが増すと、手軽な化学繊維が中心になり易くなります。
せめて寝るときはカラダの為の選択をしたいですね。
さあ、皆さんの移動の支えと、夜の服
どの様にしていきますか?
因みに、実際の吊革など最近のプラスチック製品は抗菌膜など加工されている物がおおいので帯電しにくかったりしていると思いますので、単に金属とプラスチックだからということは言い切れませんが、傾向として理解できるのではないでしょうか?
今回のテーマ「金属とプラスチック」はいかがでしたか?
新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。
タネ屋のマル
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筆者:丸山 泰弘
薬剤師、カラダ・キュレーター
健康・レストランのコンサルタント
CS60始めました(CS60目黒)
カラダ・キュレーション(CS60)
https://karadaq.hatenablog.com/
@taneyakumaru