薬剤師が語る 生活のタネ

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食材と食べ方とカラダの関係を模索する

こんにちは
生活のタネをお届けするタネ屋のマルです
薬剤師と健康やレストランのコンサルタントしてます。


今日も私見たっぷりのタネをお届けします。


〜今回のテーマは「食材と食べ方とカラダ」です〜

 

今日は食べ方とカラダについて改めて考えて見たいと思いました。

今から15年くらい前になるのでしょうか?私は独学で栄養学やファイトケミカルやハーブを学んで仕事場の内外で栄養をはじめ健康について人前でお話する機会が多かった時期がありました。その中で、市場で販売されている商品のいろんなデータや内容量の比率などリサーチして自分でも多くの素材に触れて試してみました。

その当時の自分なりの一つの中間結論は、栄養素は肉体にとって欠かせない素材ではある。しかしカラダは栄養で出来ているのではなく周囲の情報と合わせて脳(神経)がはた織りの様にして物質化してカラダというものを作り上げている。栄養はカラダの素材の前段階のものである。というものでした。意味不明かもしれませんが。

そこからは栄養学というよりカラダ学とでもいうような感じで「食」「食卓」というジャンルを窓口として模索してきました。

 

(参考として、医療ではこの20年で処方箋は倍の処方件数となり、医療費も右肩上がりで業界としては成長となり企業が益々巨大化しています。原材料にこだわった高品質なサプリメントや健康食品が次々と出てきますが、社会のなかで病気が減ったりはしておらず、むしろ生活習慣病も悪化して透析施設が足りなくなっている現状もあります。)

 

このまま続けてしまうと難しいものになってしまいますので、皆さんの日常の食事に目を向けて一緒にかんがえてみましょう。

 

最近では、サプリメントや健康食品をとる機会がない人の方が少ないかもしれませんね。私も日常的にはとりませんがポイントでバランスをとるために使うことはあります。とはいっても、サプリメントや健康食品だけで食事を済ませている方はなかなかいませんよね。と思いたいところですが、最近の健康志向では筋肉の割れ目を出すために、プロテインスムージーコールドプレスサプリメントだけというときもある方が増えているようにも感じます。この食事の是非を問うのではなく、日々の食事の連続としての視点で今回は見ていきます。

 

必要な栄養素と考えたら先ほどのような飲み物的な食事方法も完全食という表現をされるケースもあるでしょう。玄米などでもそのような表現もよく聞きますね。

ここで最近は脳の認知の問題や脳の可塑性(再生力)が注目されるようになってきましたのでその辺と織り交ぜて考えてみると現代的に解釈できるかもしれません。

皆さんは梅干しを見たりイメージするだけで唾液が出たり、料理を見ただけで胃がゴロゴロと動き出すというような経験は日常よくあると思われます。これは、視覚・嗅覚・味覚など五感とそこと連動する記憶がもたらすイメージやその時の欲求があいまって脳が指令を出しカラダを動かし始めているのです。サプリメントや健康食品にはこの働きはなかなか出てこないように思われます。また、食べ物を口に入れ咀嚼する事で反射的に唾液が出て消化が始まります。それと同時に神経を通して脳に刺激や食材の情報が五感や神経などからもたらされます。ここに例えば甘さがあれば、膵臓からインシュリンほ放出する準備が始まります。(話がそれますが、味が甘いだけで糖質がゼロのものが危険だと言われるのはこの反応の関係で脳が反応しなくなってしまう可能性を秘めているからです)食事をする段階になると胃腸はすでに準備を始めています。神経もリラックスさせ内臓に指令が行きやすい状態のスイッチが切り替わります。

この時に胃腸の準備が追いつかなかったり、脳の疲労やストレスが強い時は胃腸の動きが著しく低下していて入ってきたものが上手く消化できなくなってしまいます。(最近の食当たりが多くなったり胃腸炎が起きやすいのは季節の変化と重なってこの様な状態になっているから、害になる菌を消化出来ずに腸へ送ってしまっていることになります)

 ここまででも何と無く違いがあるんだな〜とは感じて頂けると思います。

また、全身として考えると、お箸やフォーク・ナイフを使う事も身体機能と五感と脳を連動させていきます。食べる時の香辛料を使う行為も五感を刺激しますね。

 お家では料理を待つ間にいい香りがしてきてさらにお腹が空いたり、デザートをみると別腹の空間が出来たりしますね。私は外食するときには、選べるならカウンターで作っている姿を見ながら待つのが好きなんですがこれも似た感じです。

 

私が一番大事だと思っているのが、食卓を家族や友人と囲んで楽しくいただくことです。一瞬で食べ終わるものは非常に便利で時間効率がいいのは確かですが、時間をかけてゆっくり頂くことはカラダにとっての効率が一番いいのかもしれません。リラックスした環境で料理を味わう楽しさがカラダには最高の栄養となるのだと感じてます。もしその人にとって1人がホッとする時は一人で食べるのも良いことですね。

一番はカラダが安心してリラックスしてゆっくり時間が取れることが大事なんだと思います。

 

サプリメントはそんな環境の中でも不足しがちなものや気をつけたい部分として必要最低限をトッピングしていくのが相乗効果を生み出すと思われます。

 

私もそうですが、仕事などしているとせわしく時間も短縮したくなってしまいますが、脳をはじめカラダを健全にする為に最高の栄養時間を補給してあげて下さい。

 

また次の機会には違った角度から考えて見たいと思います。


今回のテーマ「食材と食べ方とカラダ」はいかがでしたか?
新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。


タネ屋のマル


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