こんにちは
生活のタネをお届けするタネ屋のマルです
薬剤師と健康やレストランのコンサルタントしてます。
今日も私見たっぷりのタネをお届けします。
〜今回のテーマは「風邪」です〜
風邪をひいたことがない方はいますか?
風邪ほど身近な病気はないでしょうね。
子供の頃には風邪も仕事のうちと言わんばかりに頻繁に鼻水を出したり、熱を出したりしているのではないしょうか。
でも、こんなに身近でCMも沢山やっているのに風邪を説明できる人はいますか?
私も苦戦してしまいます。
しかし、身近なものですのでいくつかポイントを知っていると少し認識が変わってくるかもしれません。もちろん今が非常に多い季節ですが、いろんな角度から説明していけたらと思います。
まず今日は、そもそも風邪って医学的にはどんな捉え方かを話してみます。
ちょっと手抜きかもしれませんがwikipediaの説明を見てみましょう。
風邪(かぜ、common cold, nasopharyngitis, rhinopharyngitis, acute coryza, a cold)とは、ウイルスによる上気道感染症であり、主な影響は鼻に現れる[1][2]。 喉、副鼻腔、喉頭も影響を受ける可能性がある[3]。症状はたいてい感染後二日以内に発生する[3]。 症状としては、咳、咽頭痛、くしゃみ、鼻水、鼻閉、頭痛、発熱、嗄声などが現れる[4][5]。患者の多くは回復まで大抵7-10日間を要し[4]、一部の症状は3週間まで継続しうる[6]。他に健康に問題がある患者は、肺炎に進行する可能性がある[4]。
多くの場合、単に風邪と言えば急性上気道炎(普通感冒)を指し、それ以外を風邪と呼ぶことは少ない。西洋医学的には「風邪症候群」と呼ぶことが多い。俗称として、消化管のウイルス感染によって嘔吐、下痢、腹痛などの腹部症状と上記全身症を来した状態を、「感冒性胃腸炎」「お腹の風邪」(もしくは胃腸かぜ、一部地方では腸感冒)と呼ぶこともある。
成人は平均して年間2-3回の風邪に罹患し、児童ではそれ以上である[4]。風邪に対してワクチンは無い。最も一般的な予防法は、手洗いの実施、洗っていない手で目・鼻・口を触らない、病人と同じ空間に居ない事である[4]。いくつかの根拠はマスクの使用を指示している[7]。
治療法は存在せず、罹患期間を短縮させる方法もないが[1][4]、症状は緩和可能でありイブプロフェンなどのNSAIDsは助けとなるであろう[8]。根拠によれば、抗生物質は使用すべきではなく[9][10]、総合感冒薬の使用も支持されない[3]。
簡単にいうとウィルスによる上気道感染です。
こんな場所です⬇︎
Wikipedia より引用
実は上の図にある上気道という場所の粘膜細胞にウィルスが入り込んだことがキッカケで始まります。(季節によってウィルスの種類が違いますが、基本的にはウィルスが風邪の始まりになります)
そしてその細胞内でとんでもない数の自分のコピーを作成して細胞を破って散らばってしまいます。
そこから発症です。
体は緊急対応が始まります。熱を上げたり。
ウィルスは細胞内でないと増殖ができないことから2〜3日ほどでグッと数が減って来ます。そこで症状が改善するはずですが、二次感染として細菌感染を起こし気管支や中耳に炎症を起こすことによって咳や鼻など別の症状が出てきます。
下記のようなタイミングですね。
誰も教えてくれなかった「風邪」の診かた 岸田直樹著 より引用
ウィルスはナノサイズ
一般的に、ウィルスが細菌のの10分の1〜100ぶんの1の大きさになるので、
ウィルスが最初に侵入してしまいますね。
インフルエンザに限らずキッカケはほとんどウィルスなんです。
症状が変わって行くのは感染している原因がウィルスから最近へ移行しているためでもあり、初期から後期への経過や感染源の変化などによって症状が変わっていきます。
原因や経過のパターンは無限といっていいほど多様なパターンがある風邪。
なかなか科学で明確に示すのが困難な理由が少しわかっていただけましたでしょうか。
その中で対処法や治療法をまとめて説明するのは非常に困難なものです。
1番身近であるにも関わらず、1番説明が困難な病気の一つであることを知っていただけましたでしょうか?
しかし、見方を変えると全く違った印象を受ける特徴のある病気でもあります。
今後たびたび視点を変えて風邪の多面性をお伝えしていきます。
今回のテーマ「風邪」はいかがでしたか?
あなたにとっての新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。
タネ屋のマル
このブログは私見(個人的見解)が中心となります。
しかしながら皆様の私見や疑問なども取り入れて新しいタネの発見ができる大きな可能性があると思います。質問やご意見を頂けましたら、一緒に考えて参りますので是非投げかけて下さい。お待ちしております。