こんにちは
生活のタネをお届けするタネ屋のマルです
今日も私見たっぷりのタネをお届けします。
台風一過と思いきやまた台風発生
そう思っているうちに何だか怠い。
これって夏バテ?でももう秋だし、、、
ということで今回は「夏バテ」と「秋バテ」の違いなどを見ながらこれからのカラダのメンテナンスを 考えてみたいと思います。
夏バテと秋バテといっても何が違うんだろう?
先ず時期ですね。
想像通りだと思いますが、
夏バテは主に8月
秋バテは今、9月中旬〜
8月下旬から9月上旬は年により多少の変動はありそうです。
この時期の背景は気象の変化ですね
下の天気図のように、移動性高気圧と低気圧が交互に日本上空を通過し始めるタイミングで夏バテから秋バテに切り替わります。
台風も時折やってきます。
(ちなみに図は本日の予報です)
比較のために
夏の上空は高気圧に覆われる時間が長くなり左側の様な状態。
右側の様に秋雨前線が現れてくると上空が秋に変わろうとしている中間の時期になります。


現在は北側に移動していた偏西風が下がってきて、
寒気も下がってきます
秋バテの時期に入っています。


先日の白露のイメージ図を利用して期間を眺めてみるとこんな感じではないでしょうか
明確な線引きは難しいのですが下に夏バテと秋バテの特徴をまとめてみました。
夏バテも秋バテも共に
外側の環境に必死にカラダ内部の環境を一定にしようと頑張っている事からカラダが結果的に消耗して自律神経の失調ともいえる状態に陥ります。
恒常性(ホメオスタシス)のオーバーワークとでも言うのでしょうか。
一番の違いは外側の違いですね。
夏バテは、「高温」「高湿度」の連続による疲弊と、水分の取り方や、そこからくる胃腸の機能低下などと繋がります。更に冷房の影響で室内外の温度変化も更に疲労を重ねていきます。
秋バテは、夏の疲労(夏バテの手前)が続いて弱ってきたところに気象の変化が刺激になり揺らいだバランスが崩れ始める事から始まります。
症状だけ見ると自律神経失調の結果に起きるもので多様ですが、見た目は似通っています。
全体を見ていくとい早い段階でバランスが崩れるか、後になって別のきっかけで崩れれかの違いとも言えそうです。
ここでこの夏バテや秋バテの治療が漢方薬を使われます。
その点で見ると、夏バテや秋バテの区別は無く、
大雑把に言うと、
お腹に力が入らない様なダルさの場合は「補中益気湯」これが一番よく使われますね。
水の飲みすぎや、水分調整がうまくいかなくなっている場合は「 五苓散」を始め水分調整系
胃の調子が中心ならば「六君子湯」などがあり
どれがいいと言うことはなく、状態をみて選択されるので、
実際は夏バテなどの区別は存在しません。
因みに、夏バテは市販の栄養剤の類は逆効果のケースもありますので注意が必要です。
漢方でも食事療法でもそうですが、「バテ」の症状は徐々に回復させていく事になりますので、体力がある方でも2週間を目安に調整していく事になります。
もし「夏バテ」「秋バテ」と思った時は
沢山何かを取り入れる前に、
消化の良い食べ物を選びたいのですが、
火を通したもので鍋やスープの様な吸収効率の良いものを選んでみるのは一つの方法になります。
食事内容を維持しながらやろうとすると胃腸に更に負担をかけてしまう可能性があります。
まずはカラダの負担を軽くして、睡眠をしっかり確保し、
昼と夜のメリハリをしっかり作って、
内部のドライブ感を自然に作り出して自ら前進していく駆動力が復活してくるのを待ちたいところですね。
今回のテーマ「夏バテ・秋バテ」はいかがでしたか?
新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。
タネ屋のマル
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筆者:丸山 泰弘
薬剤師、カラダ・キュレーター
健康・レストランのコンサルタント
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@taneyakumaru