こんにちは
生活のタネをお届けするタネ屋のマルです
薬剤師と健康やレストランのコンサルタントしてます。
今日も私見たっぷりのタネをお届けします。
〜今回のテーマは「風邪の効用」です〜
風邪っていやですよね。
やりたいこともできずに、寝たり、鼻水や咳などの症状に日常を妨害されとしまいます。
だからみなさんクスリを求めちゃうんですよね。
その心理は私もよくわかります。日常の安定が一瞬壊されしまいます。
でも風邪にはメリットもあるんですよ。
今日はこの風邪の効用をヒントにタネになる話をしたいです。
私が感じる風邪の一番のメリットは、結果的に自律神経が整う事です。感覚で言ったらシャキッとする(でも力が入らない)。
この「シャキッ」と「力が入らない」がいいんです。
これは身体がリセットされたような感じと言えば分かりやすいですか。
芯がシャキッとしながらもスッキリして無駄な力が入っていない状態です
例えが適切とは言えませんが、携帯がなんとなく調子悪い時に再起動すると元に戻る事がありますよね。カラダはそんなに都合よく再起動できませんが、治った後の体感はこんな感じと言ったら感覚的にはわかって頂けますでしょうか。
また、大人になるとなかなか無いかもしれませんが発熱にも効用があります。
体温の関連で一部書きましたが、体温(体の中心部)が40度ぐらいで酵素が1番働きます。アポトーシス、代謝、排泄、免疫など酵素の活性化とともに様々な化学反応が非常に活発に動き身体機能を一時的に上昇させます。体温が高いとガンにならないなんて本のコピーを見たことがありませんか?
カラダが発熱させているには重要な意味があります。ただ、平熱が低めになっている方は脳の設定温度も低く設定されてしまっていますのでここでの発熱には耐えられないかもしれません。因みに赤ちゃんはまだ免疫機能が全部揃っていないので、先ずは発熱する事で対応するしかないのです。
発熱後に汗をかいて体温が下がると大人も子供もシャキッとしていますよね。
ここで若干問題がありまして、クスリを使い過ぎると「シャキッ」とする事はなくなります。
治った!という手応えを感じていないでしょう。
理由は簡単。非常に便利なものですが、総合感冒薬に含まれるタイプのお薬はカラダが素早く治すために行っている作業を一時的に弱めたりストップさせるものだからです。個人的には治せるクスリ(化学薬品系)はないと認識してます。
でもクスリそのものに善悪はないと思います。
クスリが発売される背景は、一般の製品の開発と同じで売れないと会社にとって存続問題です。ニーズがあるから作るのです。更に話はそれますが、街のクリニックや診療所で非常に混んでいるところがありますよね。私はフリーランスなので数百というクリニックの処方を見てきましたが、流行っている所には特徴があります(あくまでも風邪の治療という視点から)。クスリの種類が多いこと、又はほかのクリニックより一段階強めのクスリを出すこと。このどちらかが多いです。結局それがニーズになってしまっているからです。昔は風邪でかかっても特殊な感染症でなければせいぜい解熱剤を2〜3回分だけという事が多かったと思います。でも今、みなさんが風邪で受診したとき解熱剤だけだったらどうします?えっ?仕事で困る!出かけられない!などと思い、その足で別のクリニック受診してしまいませんか?実際よく見かけます。特に小児科。こうなると次は受診しなくなりますよね。クリニックも医療ではありますが、ヨーロッパなどのシステムとは違って利益がなければ経営が成り立ちません。どれだけニーズに答えながらオリジナリティを出していくかは非常に重要です。
話は脱線しましたが、クスリの善悪よりも、どうしてそれほど薬が必要になってしまっているかが問題のように感じます。
私にはクスリとは別の気になっている問題があります。
風邪でも反応できないカラダになってしまっている人が多いことです。反応が無いって楽でいいじゃない!なんて思うかもしれませんがこれは非常に困ったことで、カラダが機能をする力がなくなっている、又は忘れてしまっているような感じで生命力や命そのものに直結する弱点になってしまいます。(このことは他の機会でも触れていきます)
これもクスリの影響もあるとは思いますが、、、
ここまで見てきて、ここまで見てくるとカラダの声を聴くことの意義と、でもやるべき時はしっかり事をなしながらも、風邪を引いたら休める仕事環境や人間関係を構築できるライフスタイルを選んでいきたいですね。
風邪を引いた後にはいつもより高いパフォーマンスを発揮できるので心配せずに休んで下さい!
一年に一回や二回の風邪はラッキーと思えるくらいがいいですね。
今回のテーマ「風邪の効用」はいかがでしたか?
あなたにとっての新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。
タネ屋のマル
このブログは私見(個人的見解)が中心となります。
しかしながら皆様の私見や疑問なども取り入れて新しいタネの発見ができる大きな可能性があると思います。質問やご意見を頂けましたら、一緒に考えて参りますので是非投げかけて下さい。お待ちしております。