こんにちは
生活のタネをお届けするタネ屋のマルです
今日も私見たっぷりのタネをお届けします。
本日は「節分」で秋が終わりますね。
そして明日は「立冬」で暦上は冬が始まります。
昔から「立冬」「立春」「立夏」「立秋」には新たな『気(風)』が流れると言います。
そこで、今日は自然界の「気」の流れとあわせて
「カラダの中に風を吹かせる」
とだいしてこの変わり目をカラダでも体感してみる試みを考えてみたいと思います。
カラダの中に風を吹かせるといっても抽象的ですし、
方法を考えたらたくさんありそうです。
でも今回は一番簡単に体感するものです。
それが今回の主役である
胡椒と山椒です。


今年は激辛や更にしびれ感が流行っていて私の生活圏でも行列になったりメディアに出てくるお店が大抵激辛のお店だった気がしますが、
このしびれ感を演出している主役が山椒ですね。
現在シーズンのうなぎや七味唐辛子などでも山椒は触れることがありますよね。
日本の胡椒といっていいでしょう。
中華ではホアジャン(花山椒)という日本の実山椒とは別のものになりますが今回は山椒としてまとめて考えてみきます。
このしびれ感も関係しますが、胡椒や山椒があることでカラダが食材にギュッとフォーカスする働きがあります。
どちらも素材の旨味を引き出し、味覚としても何倍にも増強する感覚になります。
この辺も体感している方は多いのではないでしょうか?
胡椒と山椒があることで、
カラダの神経やセンサーが敏感に味(情報)を取りに行っているというのが私の感覚です。
この情報は体内では「気」として流れる要素の一部でもあります。
なのでカラダが積極的に情報収集して取り込んで全身に行き渡らせるスイッチを入れると言っても過言ではないのかもしれませんね。
また情報を取りに行くだけではなく、内臓も一気に動き出し体内循環も良くなり取り込んだ「気(情報)」は駆け巡っていきます。
それだけではないんですよ。
特に辛さも一緒に感じると特にそうでしょうが、一気に汗が出る事がありますよね。
それと同時にカラダの中を風が吹く抜けるような感覚になったことはありませんか?
汗をかくとその後に冷えるのでそう感じるのでは?と思われるかもしれませんが、汗が出ない程度で試しても実は同じ感覚になります。
勿論毛穴が開くことも重要です。
汗とともにカラダの情報(気)を発散して、同時に周りから「風・気・情報」を取り込んでいきます。この時に余計な気を取り込み過ぎた時に「風邪」の様な状況に陥ってしまいます。
「ツボ」や「経絡」や「マルマ」などの概念がちょうど当てはまりますね。
取り込んだ「気」や呼吸の「気」や食事から得た「気」などがカラダで掛け合わせて「生命力」をつくりあげます。
こう考えてみると、胡椒と山椒がカラダの生命力と非常に密接に関係するシステムのスイッチを入れるカギの様なものと考えることもできそうですね。
逆にツボやマルマは急所も含むので生命の重要なカギになってきます。
なのでその時の体力に合わせて刺激の量を加減しないと、強すぎる刺激は無防備なカラダにしてしまう可能性をはらんでいますね。
Wikipediaより引用
風神の存在の様に自然界に恵みももたらすが、強すぎると災害になってしまうのと同じだと考えたらわかりやすいでしょいか・・・
流行りの「スパイス・トリップ」はカラダ元気で体力に満ちている時に楽しむのがいいですね。
また、やり過ぎは神経の起伏が激しくなってだんだんまりしてしまいますので、日常では「風が吹く程度」というところにしておきたいですね。
話はちょっと大げさになってなってしまいましたが、
ひとつまみの胡椒や山椒は瞬間的にカラダの中に風を吹かせ、それが適量であれば、正に生命の息吹となり得る存在でもあります。
なのでできればいい環境で風を通したいところですね。
今回の内容は科学的ではなく、あくまでも私個人の感覚なので、山椒が好きな方は試してみてくださいね。
また、胡椒や山椒でなくても、カレーのスパイスはにたようなものがありますので、インドスパイスで風を感じてみるのも今ならではかもしれません。
今回のテーマ「胡椒・山椒」はいかがでしたか?
新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。
タネ屋のマル
〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜
丸山 泰弘
薬剤師、健康・レストランのコンサルタント
Twitterでカラダに影響する旬の情報を発信していきますこちらもどうぞ
@taneyakumaru