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【カラダNews】梅雨時期のPM2.5に要注意!

こんにちは

生活のタネをお届けするタネ屋のマルです

今日も私見たっぷりのタネをお届けします。

 

昨日の週間カラダ予報と併せてこの時期の注意点としてお伝えします。

 

今日は梅雨時期の現在の様に日本の下に停滞前線が張り巡らされている時に注意したい現象の一つ

PM2.5

についてです。

f:id:maryuchian:20190621071813j:image本日の気象庁の天気図

 

PM2.5は主に車の排気ガスに含まれる非常に小さい粒子のものでメディアでも天気予報と一緒に表示される様になりましたね。

PM2.5は非常に細かい粒子の為、鼻や気管支ではキャッチ出来ず肺の奥の方まで入り込んでしまい肺がん等のリスクが高まると言われていて注意が必要ですね。

 

下の赤くなっている部分がPM2.5が濃い場所です。

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明日の低気圧通過の時や、春までの移動性高気圧が次々と来る時は上空の空気の流れが速いためPM2.5は一時的に拡散され薄まりますが、また停滞前線で安定すると日本上空に大陸から下の写真のように偏西風に乗ってやってきます。

 

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低気圧の時は上昇気流と風が吹きますので比較的安心ですが、高気圧の時は空気は下降して地上が濃くなります。

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また、PM2.5より粒子が大きいPM10は肺の奥までは入らないようですが、鼻腔や気管支でキャッチされる反面、その場所を刺激してしまいます。

これらは風邪と判別がつかなくなってしまいますので逆に注意が必要とも言えます。

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実際、一番危険なのはPM1という一番粒子が細かいものです。

カラダへ一番簡単に侵入しますし、マスクで防げない可能性もあります。

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これらの物資はカラダに入ってくるとまずはいつも登場するマクロファージが先ず取り込んで処理しようとしますが、人間のカラダの免疫は現代の化学物質を消すようには出来てません。

という事はどこかに溜めておくか排出するかになります。

このような要因もあってデトックスというものが現在は浸透してきている側面もありますね。

 

 

近年、梅雨時期の喘息発作が起きやすくなっている背景には、

これらの要因が他の物質と一緒に入ってきてアレルギー反応の引き金になってしまっている事も考えられます。

 

もちろん気象の現象と体質の相互作用の上に追加でというものですので、PM2.5をただ悪者にする以前に自分の体調管理が一番の要因です。

 

古来からの智慧を活かしながらも現代的な要因への対処は現代の私達の智慧が必要になってきます。

情報と体調を自分自身が認識していて初めて可能になりますので、先ずは認識をしていきたいところですね。

 

梅雨時は空気の流れ(風)が不足します。

この時期の空気のいい場所は、森の空気が沈む場所より、海岸沿いの風が強く吹く場所になるのかもしれませんね。

 

参考:earth :: 地球の風、天気、海の状況地図


今回のカラダNewsはいかがでしたか?

新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。

 


タネ屋のマル

 

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丸山  泰弘

薬剤師、健康・レストランのコンサルタント

 

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