こんにちは
生活のタネをお届けするタネ屋のマルです
今日も私見たっぷりのタネをお届けします。
今週17日から「土用」に入りますね。
いつもはカラダ的に注意しなければいけないマイナス要素が多くなってしまいますが、悪い期間という意味ではありませんので
今回は「土用を活かす」という視点から、シーズンを自分のものとして有効に役立てるタネをお届けします。
いつも二割減とか自然の中に積極的に出て行くのは、、、とかヘルペスウイルスや耳鳴りなどの症状が出やすいとお伝えしている背景には、「土用」の特性に逆行する行動をとかく私たちはやりがちなので、いつもどおりだとカラダが悲鳴をあげやすくなってしまうからです。
逆に特性が分かっていれば特に負担はなく、むしろ有意義に生活できるものでもあります。
今年は土用中に元号が変わります。土の年・季節・月・日が重なる中での変化ですのでこの30年の中でも特殊な土用ですね。
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では、その特性をご紹介していきます。
まず、土用は「陰陽五行」という学説の理論として四季や暦の中で利用されているもので、日本の東洋医学的な視点からは別の時期に設定されているものです。
あくまでもその陰陽五行思想の中の一つの視点としてカラダの変化を捉える時にフィットするものと考えて下さい。
私は陰陽五行の専門家ではありませんので、この視点をもっと深めたい場合、専門家のサイトが沢山あるので是非探してみてください。
前置きはこの辺にしておいて、
「土用」というのは陰陽五行で「土」にあたります。
これは現象世界(宇宙)を五つの性質(振る舞い)に大まかに当てはめたものと考えて下さい。
「土用」は四季を陰陽五行思想に当てはめた時に変わり目を第五の季節と捉えて一年を五季とし陰陽五行の性質に当てはめて捉えていきます。
私個人としては気象庁の設定している季節とはズレる為、カラダの変わり目として捉えています。
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まずはこの「土」の特徴をざっくり上げてみます。
大地(土)中央・黄色
引力本能(魅力)・信用・甘味・胃・脾臓・思・考
育てる、発酵(土に還る・腐敗)
ポジションとしては、大地に立ち現実的で、中央に位置し周囲を見渡す位置にいます。
昔で言えば黄帝とも言うように大地に立つ王の様なニュアンスもありますね。(天皇陛下の現在の儀式の衣色はこれを意味しているのでは?)
下の図も参考に。
天皇陛下の話はさておき、自分自身を当てはめて考えてみましょう。
「土用」はこの中央に自分が立って出向くのではなく外からやってくる(引力)位置です。積極的に出かけるというより、今の位置に立って周囲を見渡すのに適しています。
気学というジャンルでも今年は「土」で「八白土星」これは周囲の変化の中央に立って全てを引き受け見渡し対応できるポジションです。なので変化の星とも言われています。自分自身の変革というより、周囲の変化に柔軟に対応出来るという事です。
また、「土」は育て・発酵させる力があります。
今立っている自分の素材(魅力)にフォーカスしてあげて育て熟成させる事で別次元に昇華させることができます。ここに周囲が魅せられて(信用創造)引き寄せられるのが「土」の働きになります。
このように見ると、積極的に出かけたり情報を発信するという外に向けての活動にフォーカスを当てるのではなく、
今現時点で立っている現実的なものを、より磨きをかけ自分自身を太陽のごとく自ら輝かせるように熟成させる素晴らしい時間と言えます。
また、中央にいますので、動かず周囲の変化を固定概念を捨て注意深く見渡していると、自ずと周囲(環境)の大きな変化をキャッチでき、結果的に変化の中心に立っていることになります。
今回の新天皇と元号のタイミングは中心側で意識されたものであるでしょうが、これは私達も同じことで、自分自身を中心とした世界観を新たに建て直し新時代に一歩を踏み出す時としてふさわしいのです。
人ごとではなく自分ごととして素晴らしいチャンスです!
カラダ視点で考えても一緒です。
中央の「胃」を意識することで全体のバランスを見渡せます。カラダの声に耳を傾けるのに良い時期です。
内面でも「思考」することで変化を自分のものにしていけそうです。
甘いものが食べたくなるかもしれないですので、自宅で家族と豊かな時間を過ごす為に甘味を取り入れてみるのもいいですね。
今回の土用は「丑の日」が2回あります。
22日と4日です。
この時期はナマモノより火を通したものが胃腸には向いてますので、鰻など楽しみたいですね。
土用は危険と昔から言われてきた背景には、積極的に外に出て活発に活動するより、今・ここでしっかり自分を感じながら周囲を見渡すことからよい時間を生み出していこう!というメッセージがあったのではないでしょうか?
ゴールデンウィークという外出の絶好のチャンスではあります。
出かけながらも意識するのは、中心にいる自分が周囲を見渡す為に見聞を広める時間と捉えて外出を楽しんで見ると逆行せず楽しめるかもしれませんね。
今回のテーマ「土用を活かす」はいかがでしたか?
新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。
タネ屋のマル
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丸山 泰弘
薬剤師、健康・レストランのコンサルタント
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