こんにちは
生活のタネをお届けするタネ屋のマルです
今日も私見たっぷりのタネをお届けします。
暦でいう土用を目前にカラダの変わり目に突入しております。
「外」から「内」へ切り替わる潮目にいる状態です。
この「内」という潮の流れに乗るにはベクトルの切り替えが必要になります。
これは最近何度も書いてはいますが、また違った視点で描いてみます。
今回は陰陽五行説のモノサシを使って考えてみます。
これはあくまでまモノサシなので考える為の一つのツールだと思って下さい。(答えはこの中にはありません。)
先ず、季節という側面から見ると秋は「金」ですね。
字の通り金属やお金や権威などでいつも書いている「剣」でもあります。
暦を図にすると下の様な感じになります。
また、陰陽五行は関係性のベクトルがあります。
下が陰陽五行の相生・相克の概念図
これらをベースに考えてみたいと思います。
季節という括りでは秋で「金」
カラダの変わり目という視点では土用で「土」
いつもカラダの変わり目の「土用」の時期は、
外側への意識や行動の効果が2割減とお伝えしている背景には、下の「土」性質からきます。
「土」は中心になり力のベクトルとしては中央に引き寄せる「引力本能」が働き、意識は内向きになります。
この引力本能のベクトルが、外への集中力を減らしてしまう事で、昔から言われていた、「自然の中に入ると事故に遭うよう!」という意味が府に落ちるのではないでしょうか。
ニュースをみていても意識が欠落している事が原因では?と思われる事象があると思われます。
逆に、意識が内側に強く向きやすくなるので、
思考を深めるには最高のトキとも言えます。
食欲も同じ理由ではありますが「読書の秋」もいいですね。
秋の「剣」を外側(他人)に向けるのではなく
内側(自分自身)に向ける事が「秋の土用」にいいのではないでしょうか?
「土」は「金」を育み、
「金」は「木」という想い(寄り添う柱)を自らの否定力(克)をかける事で、自分自身を見出すと考えることもできます。
そして、内向きに否定力(問い)をかけるとは、
この数年の長いタームに広げて見た時に、
昨日の十二国記でご紹介した「柱」となる「経(タテ糸)」に対して否定力(問い)をかける事で、揺らいだ水面が今年の内側のねじれから生じる摩擦を紐解いて行く事で「新たな柱(タテ糸・価値観)」を見出す流れなのかもしれません。
「正義の剣」は自らの柱を見つめてそこから生まれてくる意思を「言葉(舌)」で発信するのが社会を作るんだな〜なんてことを改めて十二国記で感じました。
このプロセスは、学歴や知識の量に比例するわけではありません。
「知識」を「知性」に昇華させて分別を身につける事でもあります。
ここで「知性」という言葉を眺めてみます。
「知性」は英語でintelligence
逆に意訳すると知性・情報・知恵・英知・叡智
「知性」を辞書で見ると
- 物事を知り、考え、判断する能力。人間の、知的作用を営む能力。「知性にあふれる話」「知性豊かな人物」
- 比較・抽象・概念化・判断・推理などの機能によって、感覚的所与を認識にまでつくりあげる精神的能力。
また、田坂広志氏の本では
- 「知能」とは、「答えの有る問」に対して、早く正しいことを見出す能力。
- 「知性」とは、「答えの無い問い」に対して、その問いを、問い続ける能力。
知性を磨く― 「スーパージェネラリスト」の時代 (光文社新書)
自らを問いかける姿勢は
信仰心や依存心とは心のベクトル(外向き)は逆の姿勢です。
信仰や依存より少し苦しみはあるかもしれませんが、
自らを未来へ開き、自ずと未来が引き寄せられるのかもしれませんね。
この3週間程の過ごし方の簡単なイメージとして
「内」へは問いかけ
「外」へは感謝
というものはどうでしょうか?
先ずは内向きのベクトルを感じながら、
外側への行動はゆとりを持ったものにしていくのが
時に当たるものになるかもしれませんね。
考え方の一つのアイデアとして
今回のテーマ「知性」はいかがでしたか?
新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。
タネ屋のマル
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筆者:丸山 泰弘
薬剤師、カラダ・キュレーター
健康・レストランのコンサルタント
CS60始めました(CS60目黒)
カラダ・キュレーション(CS60)
https://karadaq.hatenablog.com/
@taneyakumaru