薬剤師が語る 生活のタネ

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変化はするのか?させられるのか?それとも起こすのか?VUCA時代というキーワード

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こんにちは
生活のタネをお届けするタネ屋のマルです
今日も私見たっぷりのタネをお届けします

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最近、社会でもようやく単なるパンデミックではなく、大きな変化の波をリアルに感じてきているのが様々感じられます。

 

春までは、そのうち通り過ぎるから今はじっと耐えていればすぐに元の社会に戻るさ、と。

本音は戻ると信じたい、、、かな。

 

でも流石に先が見えないので、戻らないかもと感じているのではないでしょうか。

 

チョット心配なのは、コロナに気を取られ過ぎて、インフルエンザより酷くないとか、〜の国や地方と比べて〜だから〜だ、なんて情報ばかりに着目し過ぎてしまう人です。

現在の時代としての変化や、何故この様な状況に突入してきているかを掴む事が出来ずに一番振り回されて、気付かないうちに「正義の剣」を振り回し、取り残されてしまう可能性が一番高いのでは?

 

前置きはこの程度にして、では「」は何のために、どう使うのか?なども考えながら見ていきましょう。

 

 

では、今回のテーマに入っていきます。

今回は「変化」を「VUCA(ブーカ)」というキーワードを皮切りに見て参ります。

 

VUCA(ブーカ)は元々はアメリカで軍事用語として生まれたものです。

1990年代にアルカイーダとの対立が、それまでの「国対国」から国対よく分からないまとまりのような状況に入り、アメーバに対応するように終わりが見えない状況で対応の方法を変えざるを得なくなった事から発生してきています。

 

VUCA(ブーカ)といわれても意味がわかりませんので、そもそもVUCA(ブーカ)って何?

VUCA(ブーカ)とは

  • Volatility:変動性、不安定
  • Uncertainty:不確実性
  • Complexity:複雑性
  • Ambiguity:曖昧性

の頭文字をとったもの。

こういうものだ!と発見したと思ったら次の機会には全くべつのものや意味になっていたり、

多様な要素が絡み合いすぎて、分析出来なかったり、

捉え所がないように感じてしまうものだったりと皆さんも少なからず経験があるのではないでしょうか。

 

V・U・C・Aこれらの4つの要因により

現在の社会や環境が極めて予測困難な状況に直面しているという時代を表す言葉です。

 

頻繁に書いてしまっていますが、

これからますます時代の変化が激しくなり、

加速していき、更に何が起こるかわからない、予測不能な時代になってきているという意味ですね。

 

ではどうしたら、、、?

ここで登場するのが「OODAループ」という思考法です。

これもVUCA同様軍事の中から生まれてきたもので意思決定のための理論です。

近年のグローバル化の中で有名な思考法の一つとなってきたのは今後の大きな変化に対応するべく必然の流れだったのか?

OODAループとは

  • Observe:観察
  • Orient:情勢への適応
  • Decide:意思決定
  • Act:行動

これらを循環(ループ)させながら行う思考方法になっています。 

 これは様々な思考法を包括し、一段上から考えるメタ思考です。

  

私達はビジネスの領域に限らず、似たような名前のサイクルを使ってきたと思います。

代表的なものが「PDCAサイクル」でしょう。

 これはOODAループの総合的なメタ思考に対して、パーツのアプリケションのようなもので、生産ラインなどのように結果やプロセスに変動がないことが前提条件になりますので厳密には全く別次元のものです。

私も昔はこのPDCAをよく使ってきました。

医療の現場でもラインとして固定化される流れもありますので時と場合により有効なものですが、変化を前提とした状況では全く意味をなさなくなってしまいますね。

 

では、特にこのコロナ状況下や、アフターコロナ、withコロナ、新しい生活様式などを考えていく状況の中では、PDCAサイクルはほぼ機能しない可能性がありそうですね。

 

OODAループは概念として重要となってきます。

とは言え、それすらも機能しないほど社会の根底が変わりつつある状況にもなる可能性があります。

気になる方は、このOODAループを参考にしてもらってもいいと思います。

一方で、思考法を取り入れても、決定して行動するまでのタイムラグが発生してしまうと、変化の状況下では実行する時点で古い思考になってしまう可能性さえあります。

 

少なくともこの3年は時代の転換期という概念から考えると、

大きな行動を起こす計画より、

気になったらそのとき何らかの行動をして、

違うと思えばその都度修正して、

振り返れば何かを生み出してきたと言った流れぐらいがいいかもしれませんね。

 

一方で、自分自身を見つめることは、ゆっくり、深く時間を使っていくことで、より自分の本質に触れることができるようになります。

なので、行動も焦りや不安をベースに慌てて何かをするのではなく、自分が心地いいと思う領域を大事にされるのがいいかもしれません。

 

変化の最中ほど自分自身の内面が浮き上がってきます。

その時々の心の模様を掴む感覚は重要になりそうですね。

 

結果、周囲に変化を促されるのか?自ら変化を受け入れるのか?それとも一歩突っ込んで変化の兆しと頼りに自分自身を変化させていくのか?

どちらにしても過去に縛られる人ほどキツくなる時代です。

よりしなやかに、かつ未来に開いた自分をデザインしていきたいものです。

 

今回のテーマ「VUCA」はいかがでしたか?
新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。

タネ屋のマル
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筆者:丸山  泰弘
薬剤師、カラダ・キュレーター

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