こんにちは
生活のタネをお届けするタネ屋のマルです
今日も私見たっぷりのタネをお届けします
体感としての一番熱い時期は最近は9月ごろのケースもあるので、季節の巡行として捉えるのがいいのかもしれませんね。
せっかくですので、今の時間としてのポジションを把握してみるとまた見えてくるものがあるかもしれませんので複合定期に見てみます。
先ずは先日のカラダ予報の7月カレンダーです。
1年を俯瞰した現在。
二十四節気はこの図の感覚だとわかりやすいですね。
季節設定と合わせて二十四節気の図にすると下記のようになります。
季節感とすると夏の最後の段階です。
上の図でもあるように、1年を24当分にしてますので、
1節気は角度ででは360°÷24=15°で、1日が約1°になりますので、大まかには15〜16日ごとに巡行していくサイクルになります。
今回は日数では16日間になります。
ということは、暦上の「夏」はあと16日で終了です。
1年を俯瞰すると分かりづらいかもしれませんが、1日に当てはめても24時間ですし、体感もフラクタル になっていますのでわかりやすいです。
下の図のように、大暑は午後2時〜3時の1日で言えば一番熱くなりやすい時間帯ですね。
過去にも何度も二十四節気について書いていますのでよかったら読んでみてください。
ここで「大暑」について改めて触れてみます。
古くから言われてきている内容では
快晴が続き、気温が上がり続けるころ。
「暑気いたりつまりたるゆえんなればなり」(暦便覧)
夏土用期間中
「暑中」で暑中見舞いを送る時期(小暑と大暑の1ヶ月間が暑中)
二十四節気を5日ごとに分けて七十二候もみてみましょう。
各七十二候の名称は、気象の動きや動植物の変化を知らせる短文になっているものです。
自然界の様子をより身近にしてくれます。
<初候>
桐始結花(きり はじめて はなをむすぶ) : 桐の実が生り始める
<次候>
土潤溽暑(つち うるおいて あつし(じょくしょす)) : 土が湿って蒸暑くなる
<末候>
大雨時行(たいう ときに ゆく(ときどき おこなう)) : 時として大雨が降る
今は初候の「桐始結花」に当たりますね。
桐は2年前に書いた「桐紋」を思い出します。
日本では「桐紋」は天皇や政府も使い、神社でもよく使われます。
歴史的にも有名な武将たちが使ってきました。
止まってしまった大河ドラマも桐紋を使っていた方々が登場するものですね。
桐は菊の御紋の次に高級な紋章とされ武将がこぞって使ったのでしょう。
その理由は、鳳凰の宿る木と中国古来から言われている木であることが所以でしょう。
皇帝が「龍」で皇后が「鳳凰」ともされてきました。
四霊の「龍」「鳳凰」「麒麟」「亀」としてお寺にも使われていますね。
鳳凰は平等院鳳凰堂が私たちには一番身近なのではないでしょうか。
1万円札にはその鳳凰が印刷され、建物は10円玉に刻印されています。
「桐」も「鳳凰」を意味することがあり、建築や家具以外でも知らず知らず身近にあったものですね。
2年前ですがよかったら読んでみてください。
今日は大暑のご案内ですが、
昨日に新月がありました。
今回の新月は6月の日食・月食から浮上して見えてきた「課題や問題」と向き合って解消していく流れの一つのポイントになっていたと思います。
社会の問題もありますが、個人的な身近な何かが振り返ってみると変わってきていることもあるかもしれません。
せっかくの連休ですので、今の自分自身の観察の視点にしてみてはいかがでしょうか?
ちょうど次の満月までの洗い出しにもなるかもしれませんね。
そして、全惑星が観察できる日だったんです。
宵の明星も見えていますので貴重なタイミングですが、天気が悪いですね。
実際に見えなくても、すべての要素が目の前にあるタイミングと思って自分自身を更に俯瞰してみてはどうでしょう?
今回のテーマ「大暑」はいかがでしたか?
新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。
タネ屋のマル
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筆者:丸山 泰弘
薬剤師、カラダ・キュレーター
KaRaDa Farm AQUA
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カラダ・キュレーション(CS60)
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