薬剤師が語る 生活のタネ

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避ける三密から、取組む三密へ

こんにちは

生活のタネをお届けするタネ屋のマルです

今日も私見たっぷりのタネをお届けします。

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緊急事態宣言が解除されても日々「三密」ばかりでイヤになってしまう方も多くなりそうですよね。

なのでどうせ聞くなら全く別の意味でアタマを別世界に持っていきませんか?

 

日本では「三密」という言葉はかなり古くからありました。

有名なのは空海真言密教修行の中で説いてきた行法の一つです。

 

元々の出典は、インドのバラモン教教典である「ヴェーダ」の一部である「ウパニシャット」にあります。

そこからブッダを経由して仏教の密教の修行の中で残ってきたものでしょう。

密教行法の基本は,本尊を迎えてこれと身口意の三密において合一する三密瑜伽(さんみつゆが)である。本尊の結ぶ印契を身に結び,本尊の誦す真言を口に誦し,本尊の念ずる観念をこらすことによって感応道交一体となる。

世界大百科事典より

 

瑜伽(ユガ)という言葉通り、ヨガやアーユルヴェーダの世界でも基本の概念として残っています。

 

本意はほぼ一緒ですが、もう一つ別の形でもう少し身近な形で残ってきたのが、中国医学又は道教経由で残された「内気功」でしょう。

 

個人的にはこの内気功で主に使われる用語が分かり易いのでここでは取り上げたいと思います。

「内気功」において三密瑜伽でいう「身」で合一していくのは「「調身(チョウシン)」仏教では身密で「印(ムドラ)」、「口」で合一していくのは「調息(チョウソク)」仏教では口密で「真言」、「意」で合一していくのは「調心(チョウシン)」仏教では心密で「観念」となるでしょう。

これはヨガの世界でも同様の世界観があるのではないでしょうか?

 

簡単に言ってしまえはカラダを整える技術です。

 

それぞれのジャンルにより様々な進化をなされていますが、本質は一緒です。

カラダの内側を調律すれは神羅万象ど自ずと同調していくので、自分自身のアンテナ・受信器・発信器のメンテナンスをしましょうという感覚ですね。

 

  • 調身」で、姿勢を整えつつ体の緊張を取り除き全身をリラックスさせ、「気・プラーナ」を体のすみずみに巡らせます。
  • 調息」で、呼吸を意識的にコントロールして、生命エネルギーである「気・プラーナ」を充実させて心身の状態を整えていきます。
  • 調心」で、意識を更に集中させることで心を整え、無念無想の境地へと導かれる。

 

いろんなジャンルや流派がありますので、より身近なものの手法を取り入れてみるのはいかがでしょうか?

 

「三密(瑜伽)」を取り組むことで、今起きている出来事に振り回されずに済みますし、他者を無意識に攻撃してしまう感情を客観的に眺めていられます。

 

一番取り組みやすいのはヨガや瞑想やマインドフルネスではないでしょうか?

映像も沢山あるので自宅で人目を気にせず自分のペースでも行えますね。

 

修行と大袈裟に考えず、是非内面を整えていく一つの考え方として運動とセットで行なっていけるといいですね。

と、私自身へのメッセージとして書いてみました。


今回のテーマ「三密」はいかがでしたか?

新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。


タネ屋のマル

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筆者:丸山  泰弘

薬剤師、カラダ・キュレーター

 

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