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パワーか?フォースか? 時代の変化と「力」の変化と【コトノハのモリ】

こんにちは

生活のタネをお届けするタネ屋のマルです

今日も私見たっぷりのタネをお届けします。

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久々のコトノハ・ノ・モリです。

 

前回はパワースポットの話でしたね。

今回はその「パワー」そのものを見てみたいと思います。

 

もう一つ、5月4日がスターウォーズの日でした。

「May the force be with you.」

これらから意味合いの似たような言葉からその性質と、今後その扱いがどの様になっていくか考えてみましょう。

また、以前の「危機」と免疫という側面とも並行して考えてみると、「今だからこそ!」認識の区別をしていきたいです。

 

taneya.hateblo.jp

 

 

パワー」と「フォース」という単語は、どちらも日本語では「(チカラ)」

英語圏では使いわけがあるのかもしれませんが、日本語では単語としては「」でまとめられてしまっています。

 

パワー(Power)」と「フォース(Force)」というと、

日本人の私たちには「パワー(Power)」が圧倒的に使い慣れた単語ですが、「フォース(Force)」はスターウォーズエアフォースワンなどアメリカから入ってくるものの表現で目にする事が多いのではないでしょうか?

その辺も国の特徴の違いや意識使い方の違いが出てくると思われますのでいろんな角度で見ていただくと面白いかもしれません。

 

では先ず、「フォース(Force)」の方から少し見てみましょう。

辞書によると

語源は、音楽のforte、要塞のfortと同じものになります

意味合いでは「押したりする力の強さ」「勢い」「説得力」「影響力」「兵力」「勢力」「集団」「強制力」と幅広いイメージです。

これだけだとまだ何が違うかわかりずらいでしょうか。

 

一応「パワー(Power)」の方も見ておきましょう。

potentialの仲間、forceの様に表面上に出ない

「内面に秘めた力」「権威」「権限」「威力」「軍事力」「(潜在的・実行)力」「能力」「知力」「精神力」「体力」「支配力」「運動量」「仕事率」「神・超自然力」

意味だけでは重なっている様に見えますね。

 

では、パワーとの違いを概念と意味を下の図で簡単にまとめてみました。

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捉え所がなく直接認識できないパワーという力と、対象やベクトルがあり認識しやすいのがフォースという力という事が見えてきたのではないでしょうか?

フォースは五感で感じられますので比較的イメージしやすいかもしれません。

パワーを認識出来るのは、主に「気づき」として意識とパワーの相互作用の結果立ち上がってくるもので間接的に認識ができるようです。

ちょっとわかりづらいので下の様な図を書いてみました。

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「パワー」の全体像はどちらにしてもほぼ認識は出来ないという事でしょう。

日本人の私達には、「力」というより「エネルギー」と言ったほうがニュアンスが近く感じられるかもしれませんね。

なので、従来の「強さ」という文脈に紐ずくものではなく、場合に寄っては「弱さ」や「存在を感じないもの」の中に見出していくものかもしれません。

先日の「免疫力」や「生命力」も日常で強さを感じないものを支えている「力」ともいえます。

下は上でご紹介した過去のブログの記事で使った図です。

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この中で人知れず内側のシステムを支えている「力」こそが「パワー」といっていいでしょう。

一方で「抵抗力」と表現される表面の「力」と外部から侵入してくる「力」は「フォース」と言えます。

ザックリとイメージにしてみるとしたのような感じでしょうか。

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パワーが見えないものなので、体系化されたデータを使って眺めてみると「パワー」と「フォース」がよりわかりやすくなってくるかも知れません。

 

先ずは下の図をご覧ください。

今回のタイトルと重なるデヴィッドRホーキンズ著「パワーか、フォースか」がまさにしっかり分類されています。

矢印で「パワーの力」によるものと「フォースの力」によるものを分けてみました。

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面白いのは、人間の集合無意識のレベルが以前は190に留まり続けていたものが、近年は204にジャンプアップしたという結果が出ているようです。

この本は20代の頃読んでいたのですが、その当時はキネシオロジーに興味があったものの何処で学んだらいいか分からずそのままになっていましたが、今年2月に幸運にもハワイで学んでこれたので今はリアリティをもって感じられます。

キネシオロジーをやっている人でなくても十分楽しめる本なんで是非手にとってみて欲しいです。

 

もう一つ、別の指標も重ねて見てみると面白いかも知れません。

引き寄せの法則」で有名なエスターヒッグスの著書の中でも常に出てくる「エイブラハム感情の22階段」という指標が少し似ていながら感情にフォーカスしている為、「フォース」についてわかりやすい様に感じます。

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引き寄せの法則の本質 自由と幸福を求めるエイブラハムの源流 (引き寄せの法則シリーズ)


個人レベルで指標を見ていくと、「フォース」をベースとした「力」の使い方はダウンスパイラルに入ってしまうのが感じられますね。

「フォース」は感情や五感で認識出来る為、捉えるのは「パワー」より簡単かも知れません。

 自分でもその都度チェック可能ですね。

 

 

しかし、個人でも組織でも国でもそうですが、「フォース」をベースとした「力」で進むと、争い支配に繋がります。

例えば、現在のコロナの状況は、「世界共通の危機」です。

この様な事態の時でも、国や組織は今まで以上に「フォース」を強烈に発揮させてワクチンの覇権争いで巨額の資金が動いています。まさに戦争です。

そもそもその「フォースの世界」に対して「コロナウイルスというフォース」ができて、ホメオパシー波動干渉で打ち消すかの様な「フォースの力」が働いていると言ったら大袈裟かも知れませんが、かなり引いて見たら作用と反作用で釣り合いをとろうとしている感じもしますね。

ホメオパシーが出てきたので、一緒に見ておくと、私が扱ってきた「薬」や「治療」そして「ハーブ」や「サプリメント」この辺も殆どが「フォース」として使われています。

古代からの伝統医学も効果を出すものはほぼ全て使う力は「フォース」を使います。

外側からできる事は基本「フォース」になってしまいますので仕方ないですね。

 

この様に見ていくと、今後の時代では「効く!」という「フォース」より「パワー」の光に注目していく時代になっていく様に感じますね。

私自身も、今年に入ってからは、「フォース」的なエネルギーは最低限にして、どの様に「パワー」を気づきの中で認識して自身の無限の「力」を発動させていくかに意識がシフトしています。

 

とは言っても、実際問題いきなり「フォース」を使わない、というのは困難ですので、先ずは使い方が変わってくるのだと思います。

その兆しはこの3年程でいろんな場所で発生してきていますので、ここからリアルに実践していくかというステージがこの1年程かもしれません。

「力」の区別は難しいのですが、強い力ではなく、応援する様な、サポートする様な、協力する様なエネルギー」の使い方としての「」があるのではないでしょうか。

「エネルギー」と書いたのは、古代からの叡智の考え方も変化するのでは?と考えているからです。

 

下の図を例に考えてみます。

比較的馴染みがある陰陽五行思想の力の関係を見てみると、「木火土金水」というエネメントがありますね。世界の古典を見ても似た様な構造になっています。

このエレメント(要素)は「パワー」を、例えば電気であれば半導体ダイオード技術であったり、光であれば分光して各スペクトルに分けた様な状態で、性質ごとに「分けたエネルギー」とも言えます。

なのでそれぞれに個別の特徴が発生してきます。

 

古代の叡智はそのエネルギーの性質を「争い」の中で発展させてきました。

しかし、未来に残していくためには、同じエレメントを「平和」のために使わなくては残らないのではないでしょうか?

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上の図の様に、弱い力で相手にエネルギーを伝える様な関係であれば、「相手を活かす」術になるかもしれません。

是非皆様もそういった視点で社会を観察してみていただきたいですね。

注目されるものの背景がこの様に切り替わっていくのではないかと感じています。

 

 

概念的ではありますが、前半の図を使ってみるとこんなかんじでしょうか。

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これらの様に各エネルギーの使い方を変えていく事で、いずれは「パワー」中心の個人であったり社会になっていくものだと感じています。

スターウォーズで描かれている「フォース」はこのエレメントの使い方(コントロール方法)の違いで、ライトサイド側ジェダイ・オーダーダークサイド側のシスとに分かれて描かれているという見方もできますね。どちらにしても争いですから。

 

未来(相当先だと思いますが)は病気がほとんど無くなるという説もあります。

もし、その通りになるのであるとするならば、「パワーかフォースか」の図でいう200以上の意識(パワーのみ)だけで生きていく人類になるという事ではないのではないでしょうか。

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2020年は何度も書いている通り、引用五行で言うならば「正義の剣」を振り上げてしまいがちな年であります。

正義の剣はまさしく「フォース」です。

スターウォーズもそうですが、新たな時代で私達のビジョンを誘導する様な作品として続くならばこの概念が変わっていかないと時代と離れていってしまうかもしれないですね。

May the Force be with you. から

May the power be within you.  なんて、、、

 

キーワードで考えると、「お金」も「エネルギー」でもあり「フォース」の一つとして使われてきました。

Time is Money から Time is Life に移行していくのであれば、世界を流動するお金の「力」が変わり、生命を支える「パワー」の価値が重要視されていくのはたやすく感じられるのではないでしょうか。

 

 

社会生活における人間関係といった視点でも少し見てみたいと思います。

関係性は、個人の主体性という部分があって成り立つ関係です。

ここでは、「主体性」は自分自身(他者から見て)の中心であるという「父性」でもあります。

関係性」は他者を自分の中心へ受け入れていく「母性」でもあります。

ここの「母性」を「」とも言います。それに対して「父性」は外を意識した「」と表現されてきています。

見方によっては「母性」の「愛」を「パワー」、「父性」の「力」を「フォース」と表現することもできます。しかし、本質はどちらも「パワー」です。

今までの社会は、承認欲求評価などから「自己」というものを確立させがちな社会です。

その為、父性中心(男性原理)の社会で「フォース」として「力」を発動する事で社会をグルーブさせてました。

でも本質で見たら「パワー」の中心的存在(エレメンツ)である「母性」と「父性」の双方を、バランスよく相互作用させていく事から、主体性である「父性」が発動して本来の個性というものが立ち上がってくるのかもしれませんね。

 

 少し違った角度から見てみると、

パスカルという皆さんもご存知の学者が200年程前にいました。「人間は考える葦である」という有名なフレーズ「力学」にも優れていて圧力の単位としても名前を残しています。

科学や数学でも大きな貢献をしたパスカルですが、人間の理性や精神と宇宙の関係も多数貢献した人物でもあります。

その彼の代表作である「パンセ」の中に、宇宙を『それは無限の球体であり、中心は何処にでもあるが、円周は何処にも無い』というよく使われる引用がありますが、まさに「パワー」を表すものですね。

自分自身の人生とパワーを考える時にこの考え方が非常にわかりやすいのです。

私達は、人生においては主人公が自分自身である事を忘れがちな社会でもあります。

前回のパワースポットと関連付けてみると、自分自身の中心はパワーの源でもあり、御神木のように自分のエネルギー軸がそこに実際はあるのです。

 

正義の剣」は軸が自分に無い事を意味しています。自分の中に軸がある場合は言葉で相手を活かします。

自覚をもった各個人が、円周という境目のない領域で「力」を発揮して相互作用していくことが、各個人の個性を輝かせてくれる社会になっていくプロセスではないでしょうか。

 

下はイメージ図です。

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そのはとどまる事なく変化し続ける事で実現させていくものですね。

そこに「平和」を私は感じると思っています。

早くそんな社会になって欲しいと切に願います。

 

皆さんはどんな「フォース」を使っていますか?

今だからこそ出来る自分自身の見直しをしていきたいですね。

 

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タネ屋のマル

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筆者:丸山  泰弘

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