こんにちは
生活のタネをお届けするタネ屋のマルです
今日も私見たっぷりのタネをお届けします。
今回はいつもモーニングアタックで朝の症状をお伝えしていますが、
これは「自律神経の嵐」という表現でも説明されたりする事があります。
モーニングアタックについては何度も書いていますので、今回は体内時計と自然のサイクルを重ねながら抽象的に眺めて鼻症状だけでなく健康管理に役に立てて頂ければと思います。
今回は「自律神経の嵐」という言葉から昔から言われてきた事をヒントに
カラダと自然の関連から体内時計を眺めてみます。
先ずは下の図を見て下さい。
たまに登場する時間と自律神経の大まかなバランスのイメージ図です。
左右に「誰ぞ彼時」「黄昏時」など映画君の名はを思い出す単語がありますね。
特に夕方のこの時間を「逢魔時(おうまがとき)」とか「大禍時(おおまがとき)」などとも表現されてきました。
読んで字の如く、逢魔時は「何やら妖怪、幽霊など怪しいものに出会いそうな時間」、大禍時は「著しく不吉な時間」を表していて、昼間の妖怪が出難い時間から、いよいよ彼らの本領発揮といった時間となることを表すとする。逢魔時の風情を描いたものとして、鳥山石燕の『今昔画図続百鬼』があり、夕暮れ時に実体化しようとしている魑魅魍魎を表している。
昔から他界と現実を繋ぐ時間の境目と伝えられている。この時刻に魔物や妖怪がうごめき始めて災いが起きると伝えられて
鳥山石燕『今昔画図続百鬼』より「逢魔時」
家の外の環境は危ないという意味も含みながら、この時期に体調が悪化する事が多い事から魔物の仕業だとも考えられていたんですね。
現代ではよく「魔の時間帯」などといった表現をされる事があります。
一番分かりやすいのは、子供が特にそうですが、風邪の場合、夕方になると急に発熱など症状が激変したりしますね。
自律神経のバランスのチェンジと共に免疫機能のチェンジも並行していきますので、あたかも症状が悪化したかのような印象になります。
これは、カラダの機能が変化する事で対応方法が切り替わる為で、実際は悪化してはいない事も多いです。
逆に昼間が治ったかのように勘違いしているという言い方も出来ます。
自律神経のチェンジは免疫だけでなくホルモンもタイムラグがありますが連動してきます。
下記はほんの一例ですが、体温や血圧の切り替えが見受けられるのがイメージできますでしょうか?
夕方だけでなく、
朝方は「彼そ誰時」という表現だけしか挙げてませんが、
モーニングアタックだけでなく、血圧が立ち上がるモーニングサージもあります。
救急車は通勤時間前に多くなるのにも関連していますね。
朝起きて直ぐ熱いお風呂やシャワーはカラダに良くないとか、直ぐ運動は、、、
とかいう表現は、この朝の自律神経の嵐が背景にある為のアドバイスになります。
この概念は、こうすべき!とか、こうしてはならない!と決めつける為のものではなく、
この時間の嵐が自分の中でどの程度影響しているか?観察するのには便利な概念ではありますね。
体内時計と自律神経には他にもいろんな要素がありますが、変化のタイミングがインパクトが大きくなりますので、先ずはこの「自律神経の嵐」を頭の片隅にでも入れて頂けたらと思います。
他の要素もいつもの如く時折お伝え出来たらとおもいます。
今回のテーマ「自律神経の嵐」はいかがでしたか?
新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。
タネ屋のマル
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筆者:丸山 泰弘
薬剤師、カラダ・キュレーター
健康・レストランのコンサルタント
CS60始めました(CS60目黒)
カラダ・キュレーション(CS60)
https://karadaq.hatenablog.com/
@taneyakumaru