こんにちは
生活のタネをお届けするタネ屋のマルです
今日も私見たっぷりのタネをお届けします。
前回の「玉手箱」に引き続き、今回はコトバの側面から「カラダのコエをキク」という事を考えてみたいと思います。
今はカラダのコエがキキやすいタイミングということで別の角度から似たような内容を書いています。
玉手箱では魂が中に隠されたもので音がその重要な要因でしたね。
カラダのコエの主とも言える存在と言えそうです。
今回は「コエ」という事でカラダが発するコエとは?という事を文字と音を組み合わせる事で見ていきます。
「コエ」は漢字で「声」と「聲」という字があります。
現在は「声」になって「聲」は旧字体という扱いです。
しかし、この二つには少し違いがあります。
「声」は【コエ】ですが、
「聲」と書いた古典(古くは万葉集など)では【コエ】と【オト】という読み方があったのです。
同じ字でも、生物が発生するのが【コエ】でそれ以外は【オト】と読んでいたようです。
『祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり』と平家物語は始まりますが
鐘の声は【カネノオト】と読んでいたのでしょう。
因みにこの この詩の意味するところは今回のテーマとも非常にリンクする部分になります。
では、カラダではどうなっているでしょう?
玉手箱の魂が語りかけてきていると捉えれば【コエ】
カラダの部位が訴えかけてきていると捉えれば【オト】
といった表現になりそうですが、皆さんのカラダのコエはどの様に聴こえてきますか?
「カラダの声」「身体の音」
どちらで聴こえても正解かもしれませんよ。
カラダをひとつの生命体として完結している存在とみれば「カラダの声」という印象になりますね。
また「大宇宙」「小宇宙」といった表現からカラダを「小宇宙」と見立てれば「身体の音」というニュアンスが近くなりそうですね。
カラダ(特に脳)は大宇宙と連動・同調して大宇宙が発生させる光の粒子・波動または音を響かせたものを、
キャッチして身体を生成し循環し代謝し排出していきます。
その視点ではまさしく前回の記事通りカラダは「音」となります。
こう見てみると、宇宙(空)の聲を聴くことは、カラダの聲を聴くこととも関係してきますね。
逆に今の時期ですと、カラダの聲を聴くことが空の聲を聴くとにもなるんです。
空が奏でる祇園精舎の鐘の声は私達の中に響いている聲に通じると言ったら言い過ぎでしょうか?
空は昼も夜も様々な響きを届けてくれます。
せっかくの機械ですので、自分の内側での響きに耳を傾ける時間にしてみませんか?
今回のテーマ「コエ」はいかがでしたか?
新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。
タネ屋のマル
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筆者:丸山 泰弘
薬剤師、カラダ・キュレーター
健康・レストランのコンサルタント
CS60始めました(CS60目黒)
カラダ・キュレーション(CS60)
https://karadaq.hatenablog.com/
@taneyakumaru