こんにちは
生活のタネをお届けするタネ屋のマルです
今日も私見たっぷりのタネをお届けします。
先日の台風が過ぎ去ったあと空は澄みきっていました。
家から外を眺めると「オリオン座」がくっきりみえています。
オリオン座は冬の星座の代表格で
冬の大三角形を成す星座でもあります。
もう天空は冬に入ってきたんですね。
ギリシャ神話では海神ポセイドンの子でもあるからか航海の目印としても重要な存在。
東京の夜空でも仕事帰りに冬にはいつもすぐわかるほどどこでも見える星座で慣れ親しんでいますね。
オリオンはギリシャ神話では月の女神アルテミスとの恋の結果命を落とすというストーリーでした。
昨日がちょうど満月でしたので、この話が重なってきます。
あまり詳しくはないですが、星々で季節を感じるのも、視野が変わり面白いものです。
オリオン座と季節では、
最近見ていた雑誌の裏側の広告がちょうど目に止まり、これもよく見たらオリオン座の事で、なんだか不思議な感じ。
【星の和名】暮らしに寄り添う “オリオン座”の星々 | 株式会社 五藤光学研究所より
オリオン座はギリシャ神話だけでなく、
中国や日本でも古くから親しまれ、
神でもあり、季節の目印としても重要な存在だったのが多くの呼び名でわかります。
上の写真の呼び名はまさしく現在の季節感を表すものばかりです。
その中で来週始まるの「土用」にも関連する呼び名がありますね。
「土用三郎」
【彼岸太郎,八専次郎,土用三郎,寒四郎】
(ひがんたろう・はっせんじろう・どようさぶろう・かんしろう)
彼岸の一日目、八専の二日目、土用の三日目、寒の四日目のこと。この日が晴天だとその年は豊作といわれた。大辞林より
古くから吉凶を占うような意味合いもあったのですね。(この場合は夏土用になりますが)
天文学的な観点では、
土用の時期に三つ星が3日にまたがって水平線から一つずつ現れ、たて一文字に出そろう星の姿を見立てた呼び名。愛媛県壬生川地方では、「三つ星さまは、土用の一郎に一つ見え、二郎に二つ見え、三郎には三つ見える。」と漁夫たちが言っていたとされています。
この様にオリオン座は「三ツ星」として見られていたのは世界を見ても同じだったようです。
古代メソポタミアでは「アヌの真の羊飼い」
中国では二十八宿の「参」、そして戦いの神でもあった。
そこからなのか日本でもオリオン座を家紋で「三つ星」として使われてきた様ですね。
下の家紋は毛利家の家紋で、三本の矢は後付けだったのでは?といわれています。
毛利家の三つ星家紋の由来は、「三本の矢」ではなかった! | 歴史人コラム
また、神社では住吉三神がこの三ツ星といわれています。ギリシャ神話が海神ポセイドンの子とされていましたが、
日本の海神は綿津見神ですので何となくつながる様な感じも
オリオン座は世界中で神でもあり日常にも欠かせない星でもあったため沢山の逸話が残っているようです。
これからオリオン座を見かけたらそんなことも思い出してもらうと一つの楽しみになるのではないでしょうか?
今回のテーマ「オリオン座」はいかがでしたか?
新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。
タネ屋のマル
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筆者:丸山 泰弘
薬剤師、カラダ・キュレーター
健康・レストランのコンサルタント
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https://karadaq.hatenablog.com/
@taneyakumaru