こんにちは
生活のタネをお届けするタネ屋のマルです
今日も私見たっぷりのタネをお届けします。
今日は、今年から来年にかけて多くの人や社会が直面するであろう変化や変革を自力で認識していく為の一つのタネになればと思います。
それはタイトル通り「クレイジー」です。
これは皆さんがクレイジーになりましょう!という事ではなく、周囲のクレイジーさにチョット違う視点を持ってみるのも時には有効なんです。
そこで登場するキャラクターが
以前にもご紹介した事があり、内容はそれと重なりますが、これからがより苦しく感じる方が増える可能性がありますので改めて書いてみます。
今の時代はトリックスターが現れる? - 薬剤師が語る 生活のタネ
先ずトリックスターとは
トリックスター (英: trickster) とは、神話や物語の中で、神や自然界の秩序を破り、物語を展開する者である。往々にしていたずら好きとして描かれる。善と悪、破壊と生産、賢者と愚者など、異なる二面性を持つのが特徴である。
映画や神話など物語には無くてはならない重要な役割を持っている存在ですので、
どの国のどの物語にも、時代関係なく登場してきます。
裏を返せば、社会での関係性を見たときにも、人が集まれば、誰かがトリックスターで誰かが賢者で、、、と自覚とは関係なく何らかの関係性を作っていきます。
個人の人生を見ても自身がトリックスターである時もあれば賢者であるときもあるあるでしょう。
この関係性や特徴を個人に結びつけてアドバイスしているのが占い師なんでしょう。
これは宇宙を見ても同じ構造だからではないでしょうか?
金星のルシファーや土星のサターンなどのイメージも太陽系で10のキャラクターをつくるのと同じですね。
ただ、現在は物語として言えば金星の復活(ルシファーの大天使復活)していると言われています。
その中で元々大天使長から堕天使に墜落して現在は復活して双子の木星(ミカエル)とともに大天使に戻ったということがあるとするならば、このトリックスター性というものが注目を浴びることも多くなり、その役割もまた比重が大きく変わってくるかもしれません。
日本の神話で言えばスサノオのことで、現在ではお笑いや三枚目と言われる存在が社会では思わぬ所でトリックスター性を発揮して社会を動かしていくのでは?と感じています。なので、今後のエンターテイメントの大きな話題は観察していきたいですね。
さて、前置きはこの辺にしておいて、
気になるのは自分に関係してくる所ですよね。
トリックスターという元型の話ですので分かりやすいようにユングの元型の要素を見ながら眺めてみたいと思います。
私達は社会の中で、無意識のうちに周囲(外側)へ特定のキャラクターを作り上げています。これを仮面を被るという隠喩で「ペルソナ」と言われています。
社会の中でも「自分らしさ」はこのペルソナというケースもあるかもしれません。
その一方で、内側に自分も気付かない(気付きたくない)自分として影(シャドウ)があります。自我とは別の自分
ユングは「そうなりたいという願望を抱くことのないもの」と定義されています。
これを描いた代表的なものが「ゲド戦記」ですね。
時代の転換期や人生の転換期は依り代としての柱が一旦なくなり、自我そのものを見失います。
この時にペルソナ(仮面)を剥がして、自分自身を再統合に向かうことになるのですが、この時の創造的破壊を導くのがトリックスターですね。
硬直してしまった自分や社会をいたずらのように掻き回して行ってしまいます。
このクレイジーな様は、硬直した私達の心を逆撫でるようなもので、時として逆鱗に触れるような事態にもなりかねませんね。
その時は怒りの剣を抜いてしまう事もしばしば。
これは影(シャドウ)の事もあるかもしれません。
そうなってしまうと再統合どころか人格も時代も崩壊してしまいます。
時代の変わり目や人生の変わり目はそのフレームに何らかの力で風穴が開きます。
自らの内観や哲学でそのフレームを壊すように「当たり前を疑う」という姿勢が大事とも言われますが、なかなか日常の中でこの姿勢を持つことは難しい人もいるのではないでしょうか。
こういう時こそトリックスターが活躍です!
こちらの意思は関係なく、既存のフレームに土足で入りこみ、メチャクチャにして、何もなかったかのように振る舞います。
正義もマナーもルールもお構い無しに壊していきます。
まさにクレイジーに
ポイントはクレイジーに感じていること
先ずはそれを否定しない事がこれからはポイントになります。
とは言っても、賛成も共感も共にすることは必要ありません。
ただ認識して受け取ればいいんです。
時には自分自身の中にあるトリックスター性が発動したり知らずに関係性の中でトリックスターを演じる事もあるでしょう。
変化の中では、既存のモノを壊したり捨てないと前に進めず足留めをされたような不安感が襲ってきます。
かといって自分の力で変化を起こすのも怖いですよね。
私もだいぶ少なくなりましたが、まだまだ私にとってトリックスターとも言える人が現れます。
流石に共感はしませんが、通り過ぎると自分の許容範囲が変化しついるのはいつも感じています。
トリックスターが現れ、許容していくと人生においてはターニングポイントが現れる事があります。(サイクルが重なれば)
(時代は間違いなくターニングポイントに入ってますが)
良い意味で自分の仮面(ペルソナ)が剥がれてくる可能性が高く、落ち込んだりうつのような感覚を覚え、影(シャドー)と向き合うこともあります。
これも否定せずに受け入れてみて下さい。
もしかすると自分が壊れたと感じる事もあるかもしれません。
でも安心して下さい!
ちゃんと人生が前進して人間性の向上に向いています。
こういう時は無理をせず、休みましょう。
又はこういう時こそ旅かもしれないですね。
と言っても難しいプロセスですよね。
無理に〜するとキツくなります。
今月始まるカラダの変わり目も似たような視点で見てみると面白いですね。(間違いなく心地良くないですが)
いつも許容は難しいですが、
時にはクレイジーさを味わうのもこの時代に生きている醍醐味ではないでしょうか?
新たな価値観を手に入れるチャンスですね。
「お前さえいなければ!」って出来事こそ自分の内面の旅の出発の鐘の音です。
このタイミングいで現れるこの映画気になる・・・
今回のテーマ「トリックスター」はいかがでしたか?
新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。
タネ屋のマル
〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜
筆者:丸山 泰弘
薬剤師、カラダ・キュレーター
健康・レストランのコンサルタント
CS60始めました(CS60目黒)
カラダ・キュレーション(CS60)
https://karadaq.hatenablog.com/
@taneyakumaru