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剣と盾のベクトルの転換と天秤「ジュピター(木星)の転換」【天文をカラダのタネに】

こんにちは

生活のタネをお届けするタネ屋のマルです

今日も私見たっぷりのタネをお届けします。

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11日に木星が春から続いた逆行が終わって順行にもどるというタイミングだったようですね。

 

鏡リュウジ 公式ブログ - 8/11(日)木星逆行終了~物事がのびやかに - Powered by LINE

 

逆行は実際は見かけの動きの事ですが、私達から見て逆行しているように見えることも占星術を始めいろんなモノサシでみても似たような意識の連動が見られますので自分の事(内面)周囲で起こっている事象を眺めて照らし合せてみるのもいいのではないでしょうか?

 

まず、占星術の解釈では以下のようや解釈があるようです。

木星の逆行
拡大や発展のスピードが落ちて、現状維持に傾きやすいとき。個人の道徳観を優先させることが多くなる。物事を現実的にとらえて形にしていきたい時期。

土星の逆行
自分自身の課題や責任と向き合いたい期間。過去の経験を振り返りながら、自分なりのルールや枠組みを構築していくといい。

 

木星の逆行は終わりましたが実は現在は土星の逆行はまだあります。

期間でいうと 

 

 木星の逆行:2019年4月11日〜8月11日

 土星の逆行:2019年4月30日〜9月18日

 

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フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』より引用

 

私達が実際見える星空でも今月は木星土星に月が近く接近してましたね。

現在もよく見えますよ。暗くなった頃空を見て月を見つけてみてください。

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www.nao.ac.jp

 

 

またモノサシを変えて人類の歴史と宗教と天体の関係で眺めてみると、

木星」は西洋の世界観のキリスト教などでは大天使ミカエルになりますね。

 

f:id:maryuchian:20190812170408j:imageフリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』より引用

 

キリスト教ではミカエルが死の天使として人間の魂を秤に掛けるとされます

 背景の詳細は行ったことがないヨーロッパ舞台なのでよくは知りませんが、

剣の象徴からアーサー王伝説と連動して聖地があるようですね。

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映画『ダビンチコード』でも登場するポイントでもありますね。

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https://www.sonypictures.jp/he/771928

 

時代の転換期にこの天秤を持つミカエルが象徴となる「木星」が今年の鍵になっている事は、社会の事象等々見ても、時代が変わる(天・宇宙の転換期)このタイミングにおいて変化するべきモノが見えてきそうです。

 

解釈はあくまでも私の勝手な見解です。

占星術でも専門家でもないのですが、心と身体の関係と社会の連動を見ていると全く的外れではないとは思われますので一つの見方として覗いてみてください。

 

先ず「

この剣は日本刀とは違い、両刃です。

西洋では神に与えられた聖剣の事で、「」の証でもあります。

神話的な表現では、時間(暦)と空間(領地)と言葉を与えられたものといった象徴としても見られますね。

時間と空間はイメージが簡単でしょう。

日本でもそうですが、聖剣は「王」の象徴でもありますが、「」を象徴化したと言われ、持つものは神託や言葉を授かるもので、口は災いの元などとも表現される通り発する「言葉」を剣とする考え方があります。

まさに両刃の特徴で、相手のみならず自分自身をも傷つける可能性もあり、善も悪も作り出します。

 

中国から伝わった陰陽五行思想の中なら、剣は「金性」で王権でもあり戦い・利益正義の象徴でもあります。

 

カラダで言えば頭から背骨を貫く神経(自律神経)とも見立てられます。

もちろんそこから舌を通して発する言葉は外に向けた剣です。

 

 

この剣の向けた先(ベクトル)が今の時代の転換点のポイントになりそうです。

 

上で書いた通りに、私達の学んだ歴史の中では、

この剣を外に向けて、「権利」「利益」「正義」を相手に突きつけることによって自分や自分達の優位性を作り出し仲間を守ってきました。

その守りを固めるのが「」ですね。

ビジネスの世界でも重要な要素です。

 

 

では、社会問題も含めて見つめてみると今の課題は外側は社会システムのバグ、内側は関係性のねじれから、様々な矛盾が発生しているという事。

まさしく「盾と矛」の様な関係。

中学校国語 漢文/矛盾 - Wikibooks

 

ではどうするの?

逆向きにしていくんです。

外側に向けていたものを内側、要は自らに向けるんです。

え?自分を攻撃する?

剣を内側に向けるとは「内省」するという事です。

外側ばかり見て評価や違いに踊らされるのではなく、自分自身を見つめる眼差しへ切り替えます。

そして、自分を評価するのではなく、見つめて直す事です。内観ともいいます。

方法は各種ありそうですよね。

 

以前から頻繁に書いてしまっていますが、内部のねじれは見つめて繋ぎ直す必要があります。

外側のシステムも徐々に解けている代わりにいろんなデトックスが如く浮き彫りになっていますね。

自分自身の内面でも同じようにねじれを解いていくと浮き上がってくるものがあるはずです。

でもそれは処分するモノですので認識したら手離すんです。

 

このねじれを解くのと、手離すのが「」の役割です。

象徴になっている「舌(言葉)」が鍵でもあるので立ち上がってくるものや会話の中でピンとくる言葉を見つめるという事でもありますね。

 

では、「」の守りですね。

何から守ろうとしているのか?

何を守ろうとしているのか?

そして、本当に守るべきものは何か?

 

守るという行為は、背景に剣の「正義」「権利や利益への執着」などありそうですね。

 

盾は日本で言えばのようなニュアンスもあります。

半面は自分、半面は相手だったり

いろんな側面という解釈もできます。

 

 

また、現在は土星の逆行期間でもあります。

上で紹介した木星土星の逆行期間の特徴を参考に自分と社会を眺めてみるのは現在いいタイミングですね。

 

社会でもカラダでも精神の柱とも言える「木星」、システムや構造の柱とも言える「土星」という側面と併せてはどうでしょう?

 

そこから左手に持った天秤は正義や善悪を測るものから、バランスや多様性の象徴になっていくかもしれませんね。

ヒエラルキーの世界から多様性の世界とも言えそうです。

もちろん内側の世界観の構築からになりますので、外の社会がすぐ変わるわけではないでしょう。

それともバランスをとっていく必要はありますね。

 

また、守るべきものは「地球」と「生命」であることが改めて重要になって、

神話が科学にバトンタッチしていくのでしょうか。

 

剣と盾は、哲学・心理学・科学という新たな面で捉え直す段階に入ってきているのでしょうね。

このブログでも少しずつ表現を変えていく時期になったかもしれません。

 

キーワードはだいぶ前から登場しているものばかりで特段目新しくはありませんんが、タイミングが重要ですので是非機をつかんでいただきたいですね。

 

taneya.hateblo.jp

 

天体と神話の世界観からこの時代転換を象徴的に描いたとも言われているのが、、、

 

映画『マトリックス』を描いたウォシャウスキー姉弟による2015年のSFアクション映画『ジュピター』が歴史的背景と今の時代転換の木星(ミカエル)と金星(ルシファー)をモチーフに描かれていそうですね。

warnerbros.co.jp

 

いろんな角度から見ても面白いですね。

ストイックになる必要もなく、

頑張る必要もありません。

ただただ見つめていくちょっとした勇気だけです。

 


今回のテーマ「ジュピター」はいかがでしたか?

新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。

 


タネ屋のマル

 

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筆者:丸山  泰弘

薬剤師、カラダ・キュレーター

健康・レストランのコンサルタント

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