こんにちは
生活のタネをお届けするタネ屋のマルです
今日も私見たっぷりのタネをお届けします。
土用も残すところ2日
夏の土用を表現するのに古代のツールを使ってみると
易経の64卦の49番目の「沢火革」が土用のヒントになりますね。
タイトルにもある豹変の出典元です。
「君子豹変」や「大人虎変」
ネコ科のヒョウが夏から秋変わる時に鮮やかな冬毛に生え変わる様を表現しています。
暦で言えば、夏から秋に切り替わる「夏土用」がその時期と言えます。
実際の生え変わりは内側のプロセスが終わった最後に現れますので秋に入って表面(外側)が変わっていると言ったら流れでしょう。
ウィキペディアより
私達であれば衣替えの様な感じですが、実際は暑さの真っ只中で私達は急に服を変えませんね。
暑さの真っ只中で冬の服の用意をするファッション業界の様な感覚に近いかもしれません。
シーズン真っただ中のピークを迎えるとあとは下降に向かいます。
その前に準備をが始まるのです。
この卦は革命の「革」ですが、一瞬で何かがガラッと入れ替わるというより準備を着々と進めながらタイミングを見極めて行動していく姿です。
土用に当てはめるならば、着々と準備を進めて内部改革した事が土用後の3週間ほどで表面に現れてくるようなイメージです。
私達の表面に現れているものは過去に構築したものや、前のシーズンから引きずっているものなど様々です。
その中でシーズン毎に、そのシーズンの波にのるには、波が来る前にその場所に移動していなければ乗れませんね。見えてから向かっても遅いです。
この夏土用はその様な準備と移行期に当たります。
移行期は表面的には今までのシーズンの表現をしながらも、内部に意識を持っていって、次のシーズンにいらないものを捨てていく必要があります。
カラダの変わり目として見れば、この時期は内部にある不要なものに目を向けてデトックスしていく時期です。それをしないで外側に目を向けていると、内側からこれを見ろ!と言わんばかりに内部から表面に訴えてきます。
蕁麻疹や頭痛や神経痛やめまいなど様々
人によっては人生の転機と重なっている方もあるかもしれませんね。
人生の転機も内へ潜って行くことからしか次へ移行出来ないのは有名ですよね。
何のシーズンかは問題ではなく、転換期には内を革めることが次へ進むパワーとドライブ感を生み出してくれるのでしょう。
その一歩先に50番目の卦の火風鼎という安定感やバランス感へとつながって行くのでしょう。
君子にとっては新たなる王が暦を制定する時ともあります。
これは日本が「令和」という元号に切り替わる事と同じです。
時代背景や社会で起きている事象も併せて眺めてみると面白いのかもしれません。
今回のテーマ「豹変の時」はいかがでしたか?
新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。
タネ屋のマル
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筆者:丸山 泰弘
薬剤師、カラダ・キュレーター
健康・レストランのコンサルタント
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@taneyakumaru