こんにちは
生活のタネをお届けするタネ屋のマルです
今日も私見たっぷりのタネをお届けします。
厳しい暑さが続きますが、食欲は皆さんありますか？
今、食欲が少し低下している、とか、胃腸の調子がイマイチと感じていませんか？
暑さで水を飲み過ぎてという方もいらっしゃるかもしれませんが、
土用中は胃が強くなっているのですが、そのバランスのなかで内面や精神の問題があると、、、
胃の動きは一般的に鈍るケースが多いです。
こうなるとカラダはその中でも機能を補填してバランスを取ろうとします。
どうするか？
胃酸を大量に放出！
とは言っても、胃が食べ物をすり潰す機能があまり働かない中ですので、
しっかり口で噛み砕かれていない状態の固形物はいくら強酸性の胃酸をもってしても消化は困難
必然的に胃が疲弊したり、未消化のまま腸へ送り出されます。
もちろん腸も結果的に疲弊しやすいですね。
それだけならば1週間〜2週間で回復可能ですが、問題は別にあります。
胃で未消化な中にウィルスやバクテリアが元気なまま腸へ進出を果たしてしまいます。
こうなると排出しかないですね。
そして胃腸炎へ
この時期はノロなどのケースは少ないので症状は比較的穏やかなので緊急性は少ないです。
更に厄介なのが、体調悪くても食欲だけはしっかりある方ばかりです。
胃が強く働こうとしますので気分的にはしっかり食べたくなってしまう。
また、もう一つ問題が
上の胃腸炎の時にも注意が必要ですが、
胃腸が疲弊していると、アレルギー物質に非常に過敏になります。
これらが普段は反応しなくても、この状態になると腸内でアレルギー反応を起こし、結果炎症反応を引き起こします。
これがこの時期特有の突発性発疹を引き起こす引き金の一つです。
なのでこの時期、最初の段階で自覚していれば対処は簡単です。
スープやお粥など噛み砕く必要は無いけど生命力はたっぷりとれるものを選択すれば対処できます。
しかし、問題はテクニックではなく、
欲望と意識のギャップとそれを自覚出来るか？がカギになりますね。
胃は強く働くためにカラダは食べたい！と欲していると勘違いしてしまうけど消化しきれないんです。
この「消化不良」
これがこの時期のその人の内側の問題を表します。
何度も同じ事を書いてしまいますが、今年の課題が内側のねじれとその紐解になります。
最初にご紹介した通り、精神的な課題やそれに対してのプレッシャーがあると「胃」が硬直してしまいます。
それを発見して見つめる事が出来るか？が問題ですね。
今現れている課題はそのねじれを認識する為のカラダからの合図でもあります。
特別な対処を考える事がカラダにとって課題ではなく、
内側の目の前にあるのに見えていない何かが自分の命を圧迫しているのに気付いてほしいとメッセージを送っていると考えて頂ければいいのではないでしょうか？
胃の症状に対処しても課題も問題も何も消えません。ただ更に隠していくだけのこと。
「胃」は昔からカラダの真ん中でもあり「イの道（いのち）」の要でもあると考えられてきました。
それが武士の切腹の背景ですが、
それを知っている私達は、「胃」を大事にする事で命を育む事が出来ます。
命を大事にしていく姿は、命の入り口でもある「胃」を大事にする姿で、それを「祈り（イの理）」と言うのでないかと思います。
自分の「意」を反映する「胃」は土用だからこそその状態を浮き彫りにしてくれます。
話が飛躍しますが「天気の子」ではないですが、「胃」の問題は前作の「君の名は」のように外の世界の現象ではなくピストルを自分自身が引き金を引くかどうか？が全ての始まりになります。
食欲がある土用中だからこそ丁寧に胃の状態を見つめてあげるとカラダの変わり目がスムーズに進み、なおかつ、土用開けてふと気付けは食欲がなくなっていて夏バテに、、、
なんて事は無くなるかもしれません。
ラストねタイミングですが、是非カラダの「イ」に聞き耳を立ててみて下さい。
今回のカラダハックはいかがでしたか？
新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。
タネ屋のマル
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筆者：丸山 泰弘
薬剤師、カラダ・キュレーター
健康・レストランのコンサルタント
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＠taneyakumaru
