こんにちは
生活のタネをお届けするタネ屋のマルです
今日も私見たっぷりのタネをお届けします。
今日は慣習としては、端午の節句でこどもの日としていろんな呼び名が当てられていますね。
そして節分でもあり暦上は春が終わる日に当たります。
先日の旅でもそうでしたが、最近は鯉のぼりは一部のエリアにまとめてあって移動していても全く見ることがなかったですね。
現代は雛祭りに対して男の子の成長を願って兜や金太郎の人形を飾ったりしてきましたが、最近はなかなか見る機会もないのかもしれないですね。
温泉などでは端午の節句といえば菖蒲湯ですよね。昔は葵も成長してきているのでどちらかを入れて強い香りで魔除けにして、女性を守るための機会でもあったのですが現代ではこどもの日ということで、行事になっていますね。
カラダ的に見てみると、以前は立夏で空気が変わった!と感じていましたが、
今年は、土用(カラダの変わり目)も例年より1週間程早く突入していて、令和になった瞬間にもう空気が入れ替わった感じもして、
近所の季節感は、ツツジのピークも過ぎ、木々は新緑の青から緑になっています。
昨年もそうでしたが、5月は初夏どころか真夏かと思う様な陽気だったのは記憶に新しいのではないでしょうか?
最近の天気図を見ても、もう沖縄に梅雨入りしそうな前線が停滞する機会が増えています。
気象庁天気図を引用
暑くなってくる前に、昔からの知恵のように菖蒲湯や葵の湯又は
今ならば 、にがりやエプソムソルト、ハーブ湯などやサウナなどいろんな方法がありますので、良い汗をかきカラダの表面を解放し、気温や湿度に対応できる様にカラダを切り替えていくのも良いチャンスですね。
現代的にいえばデトックスや解毒の一部と考えたら良いのではないでしょうか。
わたしは新潟で買ってきたにがりかな。
ここで余談的ですが、
金太郎について考えてみました。
今はCMの影響があり非常に馴染み深い存在ですよね。
いろんな伝説がある様ですが、神奈川県の足柄へ行くと金太郎デザインのグッズが多いように、一つの伝説がありますね。
ウィキペディアより
モデルになったのが足柄山で育った金太郎が、源頼光に出会い坂田金時と名乗り源頼光の四天王の一人として使えた武将になります。
源頼光は、私達のイメージする源氏の基礎をつくった源満仲の子で、兄弟の頼信の子孫は鎌倉幕府を生み出す源頼朝が出てくる源氏の初期で、
近年まで根底で影響があった源氏と平氏の二大勢力を生み出し成長させた立役者であるといっても過言ではないでしょう。
それだけの影響力があったからこそこの金太郎伝説が各地に残っているというのも納得ですね。
そこから優しくたくましくスクスク育って欲しいとの願いを込められてきたのではないのでしょうか?
また成長と鯉のぼりは、やはり中国の後漢書などにある
鯉が滝を登ると龍になるといったことから「登竜門」という表現が現在も残っている様に、中国では立身出世をする時の表現ですが、
万葉集の背景になった長屋王ともちょっと重なる感じがして最近の話題とも絡めて楽しめる文脈ですね。
「膺は声明をもって自らを高しとす。士有り、その容接を被る者は、名付けて登龍門となす」
(この頃より朝廷が日に乱れはじめ、国の秩序は廃れてしまったが、李膺(110~169)ひとりだけは信念を持ち、人々からの信頼を得て高義であった。そのような彼に認められた者は、名付けて竜門に登る(者として、将来が期待されるような)ものだといった。)
また、「六々変じて九々鱗になる(鯉変じて龍となる)」という諺も中国ではあるようでいろんな場所で引用されてきていますね。
最近行ったお寺でも、急な階段がある入り口を作って「登竜門」と称した入り口を作っていたものもありましたので日本でも古くから親しまれたものだからこそ鯉のぼりがずっと続いてきたのでしょうね。
わたしの生まれた場所の近くは鯉の里のような場所も多く、非常に馴染み深く
個人的にも子供の頃は川に潜って鯉を捕まえていたような時期もあったな〜なんて思い出しました。
もう明日は暦上では夏です。
わたしも流石に着るものなどを慌てて入れ替えています。
着るものも整理する時期でした。
新月である今日はいろんな整理や頭のデトックスにも良いのかもしれませんね。
カラダ的には大きく変化するものとカラダの変わり目の影響などいろんな側面がありますので、これからカラダ予報などで日々お知らせできればと思います。
今回のテーマ「節分」はいかがでしたか?
新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。
タネ屋のマル
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丸山 泰弘
薬剤師、健康・レストランのコンサルタント
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@taneyakumaru