こんにちは
生活のタネをお届けするタネ屋のマルです
今日も私見たっぷりのタネをお届けします。
塩を巡る旅でしたが、
山形に着いたら、出羽三山が27日開山したとわかり
せっかくなので開山したての出羽三山の締めくくりに当たる湯殿山へ参拝しようと5月1日令和初日に朝、向かいました。
数年前に修験道の行者体験として数日羽黒山の宿坊に行ったのを思い出しました。
湯殿山へ向かう道中、素晴らしい景色と出会い、まさしく令和の初日にふさわしい!と感激した景色に出会いました。
下の写真
ん?
て感じですよね。
山の中の道の駅のような食堂があるところなんですが、裏側に桜が咲き誇っているのをみつけ休憩がてら桜を見に行きました。
もちろん桜も素晴らしいのでしたが、奥まで歩くと、月山からの雪解け水が物凄い勢いで流れている川があり、そこに細長い瀧があるではないですか。
車を運転していたら完全に見逃しています。
出羽三山には瀬織津姫を祀る瀧が沢山ありますので、個人的には今回の旅の目的の「塩」と結びつけて、これはいいストーリーだ!と勝手に感じていました。
そうしていると気になって、ふと右を見ると上の写真の松と桜が目に飛び込んできて、吸い寄せられてしまいました。
あくまでも私個人の令和初日の体験として勝手なこじつけですが、
この姿が、正月の門松の間に鏡餅があるかのように
桜が咲いていて、咲く「R」aで、Reiwaが花開いた!
なーんて頭の中がイメージの世界に入っていってしまいました。
ここで初めて「令和」が始まったんだな〜と感じました。
そのすぐ後、
突然風か吹き始め辺り一帯物凄い桜吹雪に!


新たな空気に入れ替わります。
スケジュールは考えずに、行き当たりばったりの旅でしたが、素晴らしい景色との出会いです。
興奮冷めやらぬまま、今回は開山の参拝と車へ、
最終的には湯殿山へいくのですが、
その手前に非常に気になっていたお寺に先ずは向かいます。
瀧水寺です。徳川将軍家祈祷寺 湯殿山総本寺瀧水寺大日坊
ここはもともとは出羽三山入り口の羽黒山のお寺で、明治維新の廃仏毀釈により出羽三山が神道に統一された事で移動したお寺です。
羽黒山の国宝五重塔の元々管轄していたお寺になりますので、昔はここで修行した僧侶が各地へ赴き寺を開山しています。




龍水寺は空海(弘法大師)が開創したお寺で徳川家にもゆかりがあるものが残されています。
ちょっとおどろおどろしいイメージもありますが、
お寺で拝観するとそのような印象ではありませんでした。
修験道の中心であった場所ならではの歴史を感じられる寺院でした。
さて、湯殿山
以前行った時は夏でも雪だったのにこの時期は・・・
庄内平野から見ても雪山になっていたので行けるのだろうか?
などと心配しながら向かったら、凄い雪!
湯殿山の事は語らずという事のなっているので、下の写真で想像してみてください。
まだまだ凄い雪。でも行って良かった!
これで、
よーく出羽三山のHPを見てみると、今の期間だけ令和の記念で国宝の五重塔と秘宝の公開がされているじゃないですか、
となれば行かないわけにはいきません。
翌日羽黒山へ向かいました。
ここの門前に修験道の宿坊がズラッと並んでいます。
最初の写真はこの門前の仙人と言われる星野先達の宿坊にてです。懐かしい・・・
連休なのか国宝の公開だからか朝から駐車場はほぼいっぱい
五重の塔は入ってすぐ
やはり来ている方はみんなこれが目的のようで並んでました。


公開はタイミングよくすぐ見れました。
五重塔なので本来お寺のものですが、明治以後神社が全て管轄していることから入るのに神主さんがお祓いしてから入り、内部は神と仏がミックスされた状態で個人的には楽しめました。
江戸時代までは神道と仏教が集合してそれぞれの役割を果たしていたんだな〜と歴史的背景も楽しめる時間でした。
ここまで来たら本殿に参拝しなくては、、、
参道を登るしかない
山頂が神社ですので写真の石段をひたすら登り続けなくてはいけなくなりません。
石段はなかなか足にこたえます


登り切ると、非常に大きな本殿が待っています。
上の大きな鐘を見てもここの規模が想像できますでしょうか。
羽黒山の斎館では前日までに予約しておくとしたの写真のような精進料理が頂けます。
なかなかのボリュームで男性でもお腹いっぱいになりますし、
現地の山の幸ばかりで山形の食文化も一緒に味わえるのでおススメです。
各所に神仏習合の形跡が残されていますのでいろんな楽しみ方が出来ます。
塩巡りから修験道の聖地に入っていってしまいましたが、令和が始まったんだなと、空気の変化と聖地の役割の転換のようなものを感じながら新たな時代への流れを感じながら、
一方で私自身も、魂のデトックスをして、零を感じ、これからいろんなレイヤーで削ぎ落としていくものがある事が分かってきました。
計画のない旅も時には大事ですね。
それにしても、山形は食材の宝庫です。
フルーツ、米、木ノ実、野菜、山菜と
そして、何気なく売っている小さな直場所の地元の方々の料理も非常に美味しいんです。
長野県で比較的食材が豊かな場所で育った私でもビックリする種類の豊富さと、それが観光ではなく地産地消という形で流通している事が素晴らしく、また季節を変えて「食」にフォーカスして尋ねたいです。
山形と新潟の村上市の塩を巡ると、地域の食の感覚の特徴が感じられました。
それについては次に塩巡りでまとめてみますね。
若干アクセスや現地での交通機関は不便ですが、どこに行っつもいいものに出会えます。皆さんも是非足を伸ばしてみてください!
そういえば、山形と村上市にはビックリする程看板が存在せず、それがまた素晴らしい景色を生み出します。条例でもあるのでしょうか、、、
今回のテーマ「門松」はいかがでしたか?
新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。
タネ屋のマル
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丸山 泰弘
薬剤師、健康・レストランのコンサルタント
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@taneyakumaru