こんにちは
生活のタネをお届けするタネ屋のマルです
今日も私見たっぷりのタネをお届けします。
明後日28日(木曜日)は暦に十干十二支を当てはめると第1番の「甲子(きのえね)」になります。
今月の暦や天体のイベントの最後になります。
甲子は60日毎のサイクルで、約2ヶ月で一周してきます。
縁起の良し悪しよりも、目標設定と振り返りが非常にやりやすく月の流れだと日数がズレますがこれだと非常に分かりやすいため、この日をスタートにしてみるのをオススメしています。
準備するにしても1日ありますので何かできるかもしれませんね。
前回、前々回の記事が下にありますのご参考に
「甲子」 循環はみずからの一歩から - 薬剤師が語る 生活のタネ
1月27日は「甲子(きのえね)」何かを始めて見ませんか? - 薬剤師が語る 生活のタネ
今回は余談で背景の世界を覗いてみたいと思います。
子を鼠と結び付かせ、鼠を大黒天の使者とみなして、大黒天祭(甲子祭)が行われる。また、甲子待(かっしまち)と言って、子の刻(23時ごろ)まで起きて大豆・黒豆・二股大根を供え、大黒天を祀った。
大黒天とは日本では七福神としておめでたい神様


仏教に取り込まれて大自在天とされその化身が大黒天という繋がりのようです
大黒天 Wikipediaより
でも下の写真の通り、日本では創造主という感覚よりは、ふくよかで笑顔溢れる豊かさを表現されてますね
品川神社の大黒天
民間では米俵から「田の神」や打ち出の小槌から「商売繁昌」などのイメージがつよいですよね。
これは大国主との習合が背景にあるようです。
日本では神道の世界観まで合体してしまって、仏教を広める際に福をもたらすものとして人気だったでしょう。
この米俵や打ち出の小槌は
音を出して天地を繋ぎ米という果実の収穫で
黒い世界の破壊的創造主(時の創造主)ですので、
時空を織り込む現実の世界の手前の鏡の奥の世界です。
神道でいったら、先日ご紹介していた鹿島神宮(タケミカヅチ)息栖神社又は塩竈神社、香取神宮(フツヌシ)をまとめた創造的破壊から、殻を打ち破って新たな第一歩を踏み出す世界観
これらが全て似通って現実を生み出す世界ですね。
はじめの一歩もなんとなくというより、
それまでの習慣を打ち破って、又は価値観を壊して新たなチャレンジしよう!といった考え方もありでしょうか。
また、シヴァ神、大自在天、大黒天はみんな三叉の槍を持っています。大黒天を広めた真言宗・天台宗の密教では、空海の金剛杵(こんごうしょう)三鈷杵を持った肖像画があるように三叉の武器を右手に持ちます。
この三叉の槍はアジア圏のものではなく、
ローマ神話では陸のゼウスに対しての海のポセイドンが三叉の槍を持っています。トライデントともいわれます。
ポセイドンは、日本では綿津見神(竜宮城の主)にあたります。
塩竃神社の塩土の神と綿津見神の最初の一歩とも重なり個人的に楽しんでいますい。
ポセイドン
三叉の槍はどんな役割なのでしょうか?
共通性があるからには何かありそうですね。
いろんな神話に共通する概念かもしれませんが
これに関しては考えが及びませんので、、、
カラダ的な側面からみると、似た名前で三叉神経という神経があります。
三叉神経は主に顔面と中枢である脳幹の橋(きょう)という部分と連携しています。
顔の正面の情報と脳の中枢への橋渡し部分に繋がっていて、中枢の情報が感情や意思と橋渡しされ自分の顔になるので、表向きの自分と、大元の自分の中継する番人の様な存在にもみえてきます。
話はゴチャゴチャになってしまっていますが、甲子と大黒祭を皮切りに古代に意識を持って行ってみました。
なにはともあれ、最初の一歩を踏み出して新たな自分を表現してみたいですね。
今回のテーマ「甲子」はいかがでしたか?
新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。
タネ屋のマル
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丸山 泰弘
薬剤師、健康・レストランのコンサルタント
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