薬剤師が語る 生活のタネ

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【カラダ予報】スギ花粉が本格的に飛ぶ前に

こんにちは
生活のタネをお届けするタネ屋のマルです

今日も私見たっぷりのタネをお届けします。

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スギ花粉が少しづつ飛び始めてきましたね。

先日お知らせしたように明日で立春を迎え、

明日に「春一番」が吹きそうですね。

最低気温が少しづつ上がりながら、雨が一日置きに降る予報があります。

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スギの花粉は、雨の翌日によく飛びやすくなります。

 

そうすると、来週再来週辺りから酷い方は症状が出やすくなってくるのは予想できます。

 

今回は、特に症状が出始めた頃に注意したいポイントを一つ。

モーニングアタック」です。

これは正式な名称ではないのですが、体内時計の仕組みの中で起きやすい現象です。

 

モーニングアタックの現象は

気象後すぐ起きる、

クシャミ、鼻水です。

 

鼻炎をこじらせて、クスリも効かない!

って医師に不満だらけでいらっしゃる方に、

モーニングアタックの症状があるか?

その時の対処は?と聞いてみると

こじらせてしまう方は皆さん同じような事をしているようです。

 

朝の鼻症状があると、悪化してしまった!と勘違いして、

先ず、鼻の中身を綺麗にしようと思い、何度も思いっきりかんでしまいます。

点鼻薬を使うにしても、鼻がダラダラ出ているタイミングで使ってしまうようです。

これの連続でクスリも全く効かないように感じる状況になっています。

 

これは花粉やアレルギーが問題ではなく、自分自身の行為の結果こじらせてしまっている事になります。

その事は、耳鼻科で鼻の中を診察してもらっても判断がつくわけではありませんので医師からアドバイスをもらう事はありません。

 

 

モーニングアタックは、起床時に自律神経の切り替えで鼻の違和感を感じ過剰に約30分反応してしまう、ある意味誤作動とか勘違いのような反応と言えます。

この時に私達も慌てて思いっきりかんでしまうと、鼻の中は更に腫れ上がり、神経も更に過敏に反応してきます。

こうなるとカラダは戦闘態勢に入り、花粉に過剰に反応するようになります。

その態勢で外出して、本当の花粉がやってくれば、カラダは過敏に反応して更に悪化したように感じてしまいます。

 

こうなると、アレルギーのクスリだけではあまり手答えを感じる事がなくなります。

アレルギー反応を通り越して、炎症、腫れ上がりが起き、場合によっては化膿してきます。

こうなるとステロイド抗生物質も当たり前のように処方されてしまう始末。

 

 

こうさせないポイントは一つ

朝起きて、モーニングアタックがあっても我慢して鼻をかまない又は力まないで、空気を送る程度の力で、中身を少しだけ出すだけにして、30分乗り切る事です。

 

一旦悪化しても、これを3日ほど出来るとクスリが無くても症状はかなり軽減できます。

シーズン中は医療機関はどこも一年で一番忙しい時機に入りますので、一人一人丁寧に教えてくれる余裕は無いのでアドバイスはもらえません。

なので、これに注意しながら自分でコツを身につけるしかないのです。

 

鼻洗浄ができる方は、鼻をかむより朝洗浄して少し我慢するのも一つの手ですね。

 

クスリの必要性はその年によって、またはその人の反応の程度によりますので ベストな方法はありませんが、

鼻は基本強くかむのだけは、悪化要因を作るだけなので避けたところです。

 

ひどくなってしまうとなかなか我慢できなくなってしまいますので、

モーニングアタックは我慢!

と今から予備知識としておけると、例年よりひどくさせないで済む可能性があります。

 

今年は知恵を使って、クスリも必要最低限にする方法はいかがでしょう?


今回のカラダ予報はいかがでしたか?
新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。


タネ屋のマル

 

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丸山  泰弘

薬剤師、健康・レストランのコンサルタント

 

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