薬剤師が語る 生活のタネ

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【カラダ予報】 七草粥でマクロファージを元気に

こんにちは
生活のタネをお届けするタネ屋のマルです

今日も私見たっぷりのタネをお届けします。

 

今年の年始は毎日にようにイベントですね。

どうしても食べ過ぎちゃいます。

ここでお腹を小休止させてカラダの力を復活させたいところです。

 

一般的には、元気になるぞ!と思った時どうしますか?

精のつくものを食べるぞ!ですよね。

 

勿論大事なものを取り込む事は生命にとって必須。

でも、現代の私達の生活は、これ以上頑張る必要がない程足りてます。私においてはかなりオーバー。

 

正月のこのオーバーインプットからカラダを復活させるには、食事を軽くする事。

その絶好の機会が七草粥の日ですね。

古来の七草粥の意味はいろいろあって、TVをはじめメディアで沢山の紹介されますので、現代の私達のカラダ目線で私は見てみたいと思います。

 

タイトルの「七草粥でマクロファージを元気に」とは意味がわからないかもしれませんが、

簡単に言うと、食事を少なくする事で原始マクロファージ(免疫機能)の疲労が軽減されて、カラダの抵抗力が増します。更に今回のテーマには入っていないミトコンドリアの機能がアップする事もあります。

これでカラダが元気に!といった流れになります。

 

糖質制限ミトコンドリアが活性化するとは近年ほブームもあり知られるようにはなってきましたが、「マクロファージ」は健康オタクの方じゃないとなかなか聞きなれないですよね。

ウィキペディアを見ると下の様な図や写真が出てきます。

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チョット言葉が難しいのですが、今回書いているマクロファージとは通称「原始マクロファージ」で生物の原型とも言われるアメーバから進化したものと言われてます。

ミトコンドリアが外来のゾウリムシ類と表現されてますので、何となく重なり個人的には面白いと感じてしまうところです・・・(笑)

全体像だけご紹介すると、原始マクロファージから免疫細胞への体内での進化や変化のプロセスが、安保徹氏の本の図が簡単でしたので引用させて頂くと、

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右側の免疫の細胞は聞いたことがあるものもあるのではないでしょうか?

例えば、T細胞だと、腸内細菌の善玉でヘルパーT細胞が活性化・・・などという表現を見かけたりしませんか?

 

マクロファージのざっくりとしたイメージは、アメーバのようなもので、カラダの要らなくなったものを飲み込んで処理していく役割なんです。

 

ここで、ようやく本題に引き戻すと、

食事を沢山食べ続けると、血液に過剰なものが増え、マクロファージ達が必死で処理しなくてはならなくなってしまいます。

 

細菌に感染して発熱してくると、食欲が無くなるのは、免疫細胞達に、食事の残飯処理ではなく、侵入者の処理をさせる為に脳が食欲を無くさせるとも言われています。

 

これらを見ていくと、やはり食事は腹八分目というのが理にかなっているのだな〜と感じています。

 

しかし、食べ過ぎて疲労している免疫機能には、腹八分目よりもう少し踏み込んで腹五分目以下で調整するくらいでも良いのかもしれません。

毎食は難しいでしょうから、朝食に水分の多いお粥にしてみるのはいかがでしょうか!

七草粥のタイミングで生活習慣の見直しの機会に是非。

 

 

因みに原始マクロファージから派生する細胞達がキャラクターとしてアニメになっているのが、前日紹介した「はたらく細胞」です。それぞれの働きに興味がある方は、映像で見れますのでそちらを参考にするのも面白いかと

 


今回のカラダ予報はいかがでしたか?
新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。


タネ屋のマル

 

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丸山  泰弘

薬剤師、健康・レストランのコンサルタント

 

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