薬剤師が語る 生活のタネ

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医療の現場で回復力に挑むレアなケース (読書録)

こんにちは
生活のタネをお届けするタネ屋のマルです

今日も私見たっぷりのタネをお届けします。

 

 

昨日の「脳の回復力」と少し被るのですが、トレーニングでカラダの回復力と再構築に挑んでいる整形外科医の本を読んでみました。

この本は、自分で探したのではなく、数日前に、職場の方が勧めていたのを横で聞いていて、あまりにも熱くその本を患者さんに勧めていた為、本のタイトルを聞いて直ぐ購入して読んでみました。

 

こんな事を医療の現場でやってくれたらどんなに有難いか、と率直に感じ、ご紹介しようと思いました。

ひざ・股関節の痛みは週1スクワットで治せる! (

ひざ・股関節の痛みは週1スクワットで治せる! ("筋肉ドクター"が教える特効筋トレ)

 

 

個人的にはこのタイトルだけでは買うことは無かったかもしれません。

でも、個人的な経験を踏まえると、納得感と感動が湧き上がってきました。

 

余談ですが、私が納得!と感じる個人的な背景があります。私は中学一年で運動に取り組み過ぎて、夏休みには膝の骨を切り取る手術をして暫くリハビリとトレーニングで過ごした経験、更にその病院は全国からスポーツ選手が集まる病院でリハビリに力わ入れていました。最初に就職した病院は整形外科医が非常に有名で現在は1年以上先まで手術の予約が入っているような状況の総合病院であったこと、最近では2〜3年前にライザップに実験的にトライしていてその時に、全国の医療機関と提携を進め始めていて、リハビリやトレーニングによる病気の治療に取り掛かっていて、早くこのような知識を多くの方に理解してもらい、クスリを使わない治療を実現して欲しい!と感じていました。

内容はともかく、私のターニングポイントでスポーツドクターから私が多大な影響を受けてきた経験がありました。

 

私一人の観点ではありますが、この医師の取り組みは、感動とやっと始まってきたのだなと期待が膨らみます。

 

本書でも書かれていますが、整形外科医は「外科医」ですので、基本は外科手術や処置が本業であるためリハビリは指示者であり専門家でないケースが多く、検査で異常があれば手術の検討、無ければ注射を含めて薬物治療が治療の柱になるのは基本的な流れです。

 

外科手術では名医と言われている医師が沢山いるように回復を期待できます。

 

薬物治療になると、比較的「安静に」という方向になり、ソフトなリハビリで硬直を避けるという事が何処の医療機関も最高で現状維持になります。

 

私は、尊敬する整形外科医が沢山いますが、やはり皆さん「外科医」としての技術としてですね。

 

 

本書の内容は非常にシンプルで、

3つのトレーニングを継続してもらうというものです。

それも週1回のみ

これでめざましい改善が見られているとの事です。

 

え?たったこれだけ?

私もここは自分の経験からだけでは判断出来ませんが、実際患者さんは改善しているようです。

 

この3つのトレーニングですが、

①スクワット(下半身の強化)

②ローイング(背中の強化)

③ベンチプレス又は腕立て伏せ(上半身の強化)

この3つだけです。

 

細かいやり方もシンプルですが、自己流は逆効果の場合もありますので、是非本書を手にとってみて生活に組み込んでみましょう。

私もやってみようと思います。

 

本書の様な、フィジカルを直接トレーニングする事と、脳の回復力が両立してくると「人生100年」というものがリアリティーのあるものになるかもしれませんね。

 

人生100年」となれば20歳で成人、60歳の還暦でやっと成人としての折り返し、残り40年をどう社会で健康で生きて行くかが大切になってきますよね〜。

 

後半40年を積極的に活動していきたい方には可能性を感じる本となり得るものではないでしょうか。

 


今回のテーマはいかがでしたか?
新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。


タネ屋のマル

 

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丸山  泰弘

薬剤師、健康・レストランのコンサルタント

 

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