こんにちは
生活のタネをお届けするタネ屋のマルです
今日も私見たっぷりのタネをお届けします。
今月前半にアーユルヴェーダの旅でスリランカへ10日間ほど滞在しました。
アーユルヴェーダの旅は興味はあるけれど、システムや旅で出来て得られるものがイメージしずらい方も多いでしょうから少しでも選択時のお役に立てればと思います。
数回のシリーズにして項目ごとご紹介していきたいと思います。
アーユルベーダ専門のホテル
スリランカは国をあげてアーユルヴェーダの観光に力を入れていると言います。
半年前に滞在したジェットウィンググループも、滞在者のニーズがアーユルヴェーダの方が多くなっていることから、全てのホテルでアーユルヴェーダのトリートメントが受けられるように設備を変えていく方針を出していたくらいアーユルヴェーダを重要視していく方向に全体的になっているように思います。
今回滞在したのは「ヘリタンス ・アーユルヴェーダ・マハゲダラ 」です。
前回は「ジェットウィング・アーユルヴェーダ・パビリオンズ」に滞在したので、そことの比較も入れながらシリーズでご紹介できればと思います。
Sri Lanka Ayurveda Hotel | Jetwing Ayurveda Pavilions | Official Site
ヘリタンス・アーユルヴェーダ・マハゲダラ は簡単に言えば
「本格的アーユルヴェーダ」「バワ建築」「ビーチリゾート」
の観光も兼ねての旅行では理想的なホテルの一つではないでしょうか。
アーユルヴェーダ施設
アーユルヴェーダ施設は元々客室だったところをトリートメントルームにしているらしく20部屋程の綺麗な部屋で、私達の滞在している建物から中庭を抜けたところにあります。
ドクターの部屋もここにあり、五人のドクターが常駐しています。
女性が気になる点は、アーユルヴェーダのトリートメントや診察は、男性スタッフにあたることはあるか?が心配の方がいらっしゃるかもしれませんね。
このホテルは、医師は男性1人だけ、トリートメントスタッフも女性の方が多く、女性のお客様には女性が全て対応、男性は男性スタッフが全て対応で、四人一組のチームになっているらしく、毎日同じ方々が対応して下さるので皆さん安心して受けている様子です。
部屋も客室の様な状態ですので心地いいです。
因みにジェットウィングも似た対応でしたが、トリートメントルームはマハゲダラの方がリゾート感覚の部屋で安心感があるかもしれません。
バワ建築
スリランカへ行った事が無い方はバワと言ってもピンとこないかもしれませんね。
ジェフリー・バワというスリランカの代表的なホテルをいくつも手がけ、リゾートホテルの概念を作った人とも言える方かもしれません。
私の印象では、ヘリタンス・アーユルヴェーダ・マハゲダラはバワ建築の中でもシンプルなデザインながら白を基調に自然と調和した建築と感じました。
ロビーなどの天井の骨組みのデザインが全体を統一しているのかもしれません。
ホテルの各室や所々にあるモチーフは全て上ね写真のような格子柄がありますので、このデザインで統一してあるのでしょう。
屋根の構造は格子の上には瓦が乗っているもので、地震も台風もない上に一年中同じ様な気象であるスリランカならではかもしれません。
ビーチリゾート
ヘリタンス・アーユルヴェーダ・マハゲダラの客室は60程のゆったりとしながらもコンパクトなホテルです。ロビーに入ると正面に海が見えてます。
ロビーの下はダイニングになりますので、食事の時も海を見ながらですので非常に気持ちの良い時間を過ごせます。
設備
バワ建築であることから約50年経っていますので、経年的な部分はあるかもしれませんが、エアコンも殆どの部屋にあるようですし、一般的なホテルの設備はどの部屋も基本あるようです。
基本白湯を飲む為部屋にはお茶やコーヒーは用意されてませんが、大きな水筒があります。
ペットボトル水などはなく、ウォーターサーバになりますので、ビーチなど外で運動して水分を取りたい方は、空港か何処かでペットボトルの水を買ってそのボトルを使い回すのが良いように思います。ホテルでも言えば売ってくれるとは思います。
アーユルヴェーダの本格的ホテルはエアコンが無い部屋も多い為、気温や湿度が気になる方には非常によい環境です。
雨季の場合はホテルの中で過ごす時間が長くなるので選択するのに重要な要素ですね。
サービス
スリランカの方は仏教の方が多いからかはわかりませんが、お隣のインドの人とはまた違い穏やかな印象です。
サービスにおいても穏やかに対応して下さるのはジェットウィング共に同じ印象です。
ジェットウィングと比べるとマハゲダラはフレンドリーに接してくださります。ひとり旅の方も多いため食事など楽しい時間を過ごせるようにしているようにも見受けます。
ジェットウィングはそっとしておいてくれるという印象でしょうか。
サービス全般では、アーユルヴェーダの特徴なのかもしれませんが、目の前の対応はして下さるのですが、先の予定などは前日の夜にわかるだけで、説明もその時までありません。(その時にもなく、流れでという事もあります)
これは、アーユルヴェーダでは先の事を心配せず、今の自分に集中している事が効果を出す上で重要な鍵になりますので最適な距離感だと感じてます。
アーユルヴェーダのトリートメントは平時は時間正確だったと記憶してます。
言葉の問題
私もそうですが、英語があまり得意ではない日本人も多いと思います。
特に診察では医療やアーユルヴェーダの専門用語が出てきて難しいのですが、綺麗な日本語を話すキドミさんがいらして診察や細かい事をやり取りする時来てくれます。ほぼ一日中いて下さいますので言葉の問題は心配不要です。
ジェットウィングもヨガの先生が通訳を兼任してました。
写真の左側がキドミさんで
右側はチーフドクターです。
時間が空いている時は質問なども聞いて丁寧に説明してくれます。
ホテル支配人
日本が好きで何度も日本に来ていると言ってました。
マハゲダラに限らずアーユルヴェーダのホテル(他もそうかもしれません)のハイシーズンは10月〜4月で特にドイツの方が多く、春は北欧の方も非常に多いですので、5月 〜9月は比較的空いていて部屋も取りやすい時期になります。
ただ、ドイツ人に次いで日本人が人数では多い為、お盆ごろと正月辺りは非常に混み合ってると言ってました。
近くにある有名なアーユルヴェーダホテルを見学してみたのですが、そこも同じとの事。
アーユルヴェーダは2週間以上のロングステイが理想ですので、ヨーロッパの方は長く滞在している印象です。
日本人は3〜4日で帰る方も多く、この場合はトリートメントは体験的な所までしか受けていなかって様子です。脳神経の疲れや肉体の解毒は1週間ほど滞在しないと難しいかもしれませんね。
滞在する際は是非ゆっくりスケジュールを確保されるのがオススメですね。
今回はホテルの紹介でした。
次回の②ではアーユルヴェーダのトリートメントのレポートをします。お楽しみに。
アーユルヴェーダの旅② スリランカ 「ホテル内のアーユルヴェーダセンター 」 - 薬剤師が語る 生活のタネ
アーユルヴェーダの旅③ スリランカ 「食事・ヨガ・瞑想」 - 薬剤師が語る 生活のタネ
アーユルヴェーダの旅④ スリランカ 「ホテルの環境・その他」 - 薬剤師が語る 生活のタネ
アーユルヴェーダの旅⑤ スリランカ 「ホテル周辺の買い物・観光」 - 薬剤師が語る 生活のタネ
今回のアーユルヴェーダの旅はいかがでしたか?
新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。
タネ屋のマル
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筆者:丸山 泰弘
薬剤師、カラダ・キュレーター
健康・レストランのコンサルタント
CS60始めました(CS60目黒)
カラダ・キュレーション(CS60)
https://karadaq.hatenablog.com/
@taneyakumaru