こんにちは
生活のタネをお届けするタネ屋のマルです
今日も私見たっぷりのタネをお届けします。
今日は新たなシリーズとしてカラダをしっかり自分自身のものにするためにカラダハックと称してカラダのトリセツの様なコトをたまに織り交ぜて行こうと思います。
その初回として疲労を取り上げて見ました。KARADAHack!
疲労を見える化したい
私達は「疲れたな〜」とはよくいいますが、疲れって何か説明できますか?
実は私も正直日々説明に苦戦しています。
疲労は感じるけど見えない。
でも体感として確実にある。
人によって感じ方が違うので
しっかりとした定義もない。
なので医療ではほぼ対象外。
でも病気や症状の根っこであるケースも少なくない。
10年前と比べたでけでも全く違うライフスタイルと疲労の感じ方の変化などもあると思います。
書店でも、各種の疲労の解決本が平積みになっているのをみると、日本人は疲れているんだなとは感じられます。
私も季節の変わり目辺りで疲れや疲労や疲労感などの単語を頻繁に使います。
そこで、この「疲労」を、ブログや患者さんに説明していく上で、お互いに認識しやすいものにできないか私なりに模索して行きたいと思います。
そこでカラダハックの《疲労シリーズ》としてしばらく継続してみようと思います。
今日は疲労を分類する手がかりとして、色んな情報源で疲労や疲れをどう表現されているかなど見ながらヒントを探って見たいと思います。
辞書から探る「疲労」の意味
【広辞苑】
①つかれること。くたびれること。
【明鏡国語辞典】
①体の使いすぎたために、その機能が低下して本来の働きが出来なくなること。疲れること。また、その現象。
②金属などの材料に外力がくり返し作用したとき、材料の強度が低下すること。また、その現象。
【新明解国語辞典】
からだや頭を使い過ぎたり空腹の度が過ぎたりした結果、肉体的・精神的に持続力がなくなる状態。
【日本大百科全書(ニッポニカ)】
fatigue
運動や作業を続けた結果としてそれらの能力が低下した状態を疲労という。
日常われわれは「身体的疲労」「精神的疲労(心的疲労)」ということばをよく口にするが、それらをおこす要因は様々であり、現在までのところ、疲労の本態はまだ明らかにされていない。疲労がおこる原因の説明として、活動によって体内に疲労物質が蓄積するという説(疲労物質説)、外界から加わったストレスによってホルモン、特に副腎(ふくじん)皮質ホルモンによる調節機序(メカニズム)が破綻するとする説(ストレス学説)、あるいは、身体の各部分は通常相互に関連しあって合目的な活動を行なっているが、疲労はその様な各臓器・組織の有機的関連が乱れた状態であるとする説(機能失調説)など、多数の学説が提唱されている。しかし、これらの学説は、どれも疲労の一面を説明することはできても、われわれが日常経験する疲労の成因、その機序を全体として説明しうるものではない。
他、身体的疲労と精神的疲労の解説、主観的疲労・他覚的疲労・生理的疲労、疲労への対処なども掲載されている(この辺はまた改めて紹介する)
【ブリタニカ国際大百科事典】
精神的肉体的負荷が継続的に加えられたために感覚や動作などの心理的機能が一時的に低下し、変調をきたすこと。生体の損傷に対する自己防衛の役割もあり、個人差が大きい。筋力、作業量、ブロッキング、反応時間、フリッカー値、視力などによって疲労度が測定され、倦怠感、不快感、脱力感などの自覚症状、および自律神経機能、循環機能などの検査が行われる。
【百科事典マイペディア】
肉体的あるいは精神的活動が継続して行われた結果、生体の機能が低下した状態。一定の休養後、軽減あるいは消失する。肉体・精神疲労、全身・局所疲労、急性・慢性などに区別される。生体内にはグリコーゲン、ATP、クレアチンリン酸リン酸質などの消費、乳酸、ピルビン酸などの代謝物の増加・蓄積などが起こるが、心理的要素も関係し、特定の代謝成分(疲労物質)から疲労を検知することはできない。
要約すれば、
「何らかの負荷が継続し過ぎたことで、カラダの機能が低下や変化した状態で、
原因はいくつか考えられるが特定は出来ず、
分類として、場所によるもの、時間的なもの、機能的なもの、原因によるものなどによって大まかに分類されているが、定義はされていない」
漠然とはわかる感じはしますが説明までは出来ませんね。
しかし今後考えていく上で非常に参考になります。
またベースとしてウィキペディアの「疲労」も参考にしてみます。
疲れ(つかれ、英: Fatigue)は無力(英語版)とは異なる疲労の主観的感覚であり、徐々に始まる。無力とは異なり、疲れは休息によって軽減することができる。
疲れには身体的原因と精神的原因がある。身体的疲れは最適な身体能力を維持するための筋肉の一時的な能力の低下であり、強い身体運動によってよりひどくなる。精神的疲れは長期の認知活動が原因となる最大認知能力の一時的低下である。精神的疲れは傾眠(英語版)(眠気)、無気力、選択的注意の疲労(英語版)として現われうる。
医学的には、疲れは非特異的症状(英語版)である。これは、多くの考えられる原因があり、多くの異なる状態を伴うことを意味する。疲れは徴候(英語版)よりはむしろ症状と見なされている。これは、疲れが他者によって観察できる客観的なものではなく、患者によって報告される主観的感覚であるためである。疲れと「疲労感」はしばしば混同される。
疲れは痛み、発熱と並んで生体の3大危険信号と言われ、身体にとって生命と健康を維持する上で重要な信号のひとつである。健常者における生理的疲労は、精神あるいは身体に負荷を与えた際に作業効率(パフォーマンス)が一過性に低下した状態と定義できる。通常、休息を求める欲求と不快感(いわゆる倦怠感)を伴うことが多い。病者における疲労(病的疲労)では、悪性腫瘍や糖尿病、慢性疲労症候群、多発性硬化症のように、負荷の少ない状態でも慢性的な作業効率の低下や倦怠感を認めることもある。
いやー簡単そうに見えて非常にややこしい、、、
まだまだ答えを出せるには程遠い世界です。
一歩づつ輪郭だけでも見えるようにして行きたいものです。
分類していくにあたってのモノサシ
ここで今後この《疲労シリーズ》で模索していくにあたり、
いくつかモノサシを仮に設定しておこうと思います。
今後どんどん名称や分類は変わっていくとは思いますが、
初期設定として
「疲労部位や蓄積部位のモノサシ」
- 脳神経疲労
- 肉体疲労(筋肉疲労)
- 内臓疲労
このモノサシが基準とします
「時間経過によるモノサシ」
- 急性疲労
- 慢性疲労
「脳から見たモノサシ」
- 中枢性疲労
- 末梢性疲労
「原因によるモノサシ」
- 身体的疲労
- 精神的疲労
「場所の特異性によるモノサシ」
- 疲労(肉体的)
- 疲労感(感覚的)
大まかにこのモノサシを使いながら疲労というものを自覚して、
最終的には自分のカラダの声を聴き、その相互作用の中から新たなライフデザインにつながればと考えています。
着地点は見えませんがこのようにコツコツと進めたいと思いますのでお付き合いください。
今回のカラダハックはいかがでしたか?
新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。
タネ屋のマル
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丸山 泰弘
薬剤師、健康・レストランのコンサルタント
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