こんにちは
生活のタネをお届けするタネ屋のマルです
今日も私見たっぷりのタネをお届けします。
今週1週間は夏季休暇
私はいわゆる会社員ではありませんので夏休みという枠がそもそも存在しませんので、お盆などで街中の休みの賑わいや1週間の休暇の話を聞いたりすると、いいな〜なんて無いものねだりなんてしてしまいます。
私は社会人になって有給の休みを殆ど使った事がないので実体験とは違いますが、患者さんを見ていたり、買い物する人たちの話を聞いていると、へ〜そうなんだ〜なんて思う事が沢山あります。
その中で、感想として感じるのが、休んではいないんだね。むしろ疲れてるんじゃない?っていつも思っています。
日本人は本当に真面目だ!
私も実際の働いている日数はもしかするとサラリーマンの方より多いかもしれないので人のことは言えませんが・・・
疲労の種類が変わってきている
このカラダ予報の中でいつもお伝えしている内容ですが、現代の疲労は、実は肉体疲労で出ている方より脳神経疲労のいわば「疲労感」というものなのです。
環境の変化とライフスタイルの変化といえばいいのでしょうか
とにかく情報が原因なんですね。
情報化社会なんてだいぶ前から言われ続けていますが、私もそうなんですが、情報が無いと生きていけない!とか時代に取り残されてしまう!なんて感情が立ち上がってきます。
不安を通り越して恐怖かもしれませんね。
そうとは感じていなくても、私達は、TVを見ながら携帯も見ていたりしますね。
携帯からの情報も今は写真ではなく映像の方が多いかもしれませんね。
その場では疲れを感じないかもしれませんが、神経や脳からしたら、全部取り込んじゃっているから、「処理が追いつかないよー!」なんて聞こえない悲鳴をあげていたりしそうです。
現代の疲労は補給型の栄養でなく消費型の休息を
最近はエアコンの影響や季節の変わり目による風邪のような方が非常に多いのですが、家族の風邪のためにドリンク剤を買っていきたいんですが、どれがオススメですか?と今月はよく聞かれます。
昔から私の答えは変わらないのです。
「飲んでもいいですけど、必要はないです」
「カラダが求めてるの休息だけですよ」
一見商売になりませんが、結果的に喜んで頂けて先ず薬局に相談に来てくれるようになり売り上げは上がります。
商売の事はさて置き、疲労が蓄積すると風邪に限らずカラダが活動をOFFにしてと言わんばかりに症状にして訴えてきています。
この時のカラダの声を代弁するなら、
「私の許容量以上の負荷がかかってるから、活動を停止したい!ご飯が来たら忙しくて更にそっちに手をとられちゃって、カラダを戻せないじゃないか!」
なんて事を言ってそうです。
動物はカラダの声に素直なので、調子悪く回復させたい時は食べなくなりますね。
回復に必要なエネルギーは実は大抵の人は貯蓄されてますので、それを消費するだけで充分なんです。
蓄積された疲れに関しても栄養補給で治す印象は昔からのCMなどから刷り込まれてますが、それで回復するのは肉体疲労がメインで脳神経疲労に関しては、カフェインの力で一瞬スッキリしたかのような気分になるだけです。
現代の脳神経疲労の「疲労感」は処理しきれない溜まった情報をいかに効率良く処理するかにかかってます。
その一番の方法は睡眠です。
脳の整理は通常夜間の睡眠時と言われてますよね。
例えば疲れの原因か仕事のパソコンなどからくる疲労だとしたら、気分転換では処理できません。
睡眠とゆったりとした予定の無い休日を過ごす必要があります。
私は、休日でなくても何か予定を入れて外出していないと不安なタイプだったのでこの休日の過ごし方の価値観を切り替えるのに苦労しました。似たような方も結構いるのでは?
切り替えてみてわかりますが、これからは週末は特別な予定を入れず、何もしない時間を過ごすことが豊かさに繋がるのでは?と思います。
旅行へ行くにしても、多少の観光はあるにしても、何もしないためにホテルに行く、という手段は豊かさを生み出すヒントになるのではないだろうか?と思っています。
「何もしないための旅」です。
私は昨年から何回かしてますが、何もしない良さがあります。
貯めた疲労は休みで消費しなくてはなりません。休息や睡眠は皮肉にも貯蓄はできません。
疲れたら何かを入れて蓄えるのではなく、在るものを消費し切るためのビジネスが盛んになっていくかもしれませんね。
1週間休みがあっても気分転換ばかりでは疲労感は全く減りません。
今から夏休みとはいきませんが、これからの人は、1週間ゆったり過ごす休暇をとってみませんか?
今回のカラダ予報はいかがでしたか?
新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。
タネ屋のマル
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丸山 泰弘
薬剤師、健康・レストランのコンサルタント
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