こんにちは
生活のタネをお届けするタネ屋のマルです
今日も私見たっぷりのタネをお届けします。
カラダとの対話
カラダとの対話というのは一朝一夕には出来ない事が多いのが正直なところですよね。
そうなるとやはり症状が出たら病院へ行って対処してもらいながら、どうしてだろう?とはじめて問いかけがうまれるのかもしれませんね。
本来であればその前に自分自身で気がつくことが理想的ではありますが、症状が出てから気づいた場合でも対話を開始することも出来ます。
それこそが病からの対話への誘いと言えるかもしれません。
今回は医療の持っている特徴とカラダの声や病からのメッセージと対話するヒントになるか考えてみたいと思います。
医療人の弱点
現代の医学は非常に進歩して
より細分化してある領域に特化した専門家
国としての方針も大まかにそうでしょう。
細分化さされた領域では、定量化(数値や映像で表せる)されたもの(検査結果など)から得られる情報をもとに診察していきます。
このアプローチには、例えば「ストレス」であったり「違和感」のような『〜な感じ』のような状況のものは、一旦様子みましょう、といった流れで経過観察になりがちです。
これば医師の診断力が無いからという訳ではなく、日本の医療制度がそうできているので仕方のない事なんです。
ハッキリ明確に説明出来ないものや検査で抽出出来ないものは医師の経験に依存せざるを得ないです。
最近は診察が期待する結果でないとヤブ医者と評価されたり、訴訟も多いご時世ですので。明確に結果が出ないものに関しては手を下さずと心理的になるのでは?と想像されます。
一方で、
医療として定性面が得意なのは中医学や漢方医学です。数値化が困難なものを、例えば陰陽五行などが、独自のモノサシを使って症状が持っている性質を分類していけます。
定量化が困難な時代から使われ続けてきたからこその技術です。
検査等で判別できない時は選択肢の一つに考えるのはいいかもしれませんね。
医療人で無いからこそわかること
近年の健康や病気に関する書籍でベストセラーになっているのは医療人で無い方のものが多く、影響力が大きいものは、事前情報がない人々が疑問に思って探求して見つけ出しています。
この人達の多くは自らの病気に向き合う中で何らかの解決策を見出してきたものが医療テクニック以上に評価されていると思われます。
「聴く力」と「観る力」が対話の基本
ここで医療人でない方々が解決策を見出していくにあたって病とカラダと対話をしていったことでしょう。
自分なりのアプローチを可能にする対話は、
先ずはなぜ?どうして?と疑問に思うことからスタートするでしょうが、
肝腎なのは、声の主を「観る」、その主の声を「聴く」ことに尽きますね。
通常でいう対話(ダイアローグ)と同じじゃないでしょうかね。
観察を数値化してみましょう
もし対話が始まったら、先ずは根気よく継続して耳を傾けてみましょう。
繰り返すと、「前日と比べると〜だな」「この前より〜かもしれない」などと同じ声であっても何か変化や程度の違いが感じられる可能性があります。
もしそれを感じ始めたら記録と残してみるといいですね。
違いが出てくると、比較して大きい・小さい、強い・弱い、長い・短いなど何か自分なりのモノサシが現れてくるかもしれません。
これがさらにハッキリしてくると、これが例えば診察を受けた際などにも有効な判断材料になり得るんです。
身近な窓口をつくろう
本来はかかりつけ医がいるのがベストかもしれませんが、専門性が強くなる程専門外は分からないのが医療に限らず現代の特徴とも言えます。
この中でカラダとの対話をより深めて自分の力でどうするか方向性を出せる方法があります。
カウンセリングです。
私達はそうは言っても自分の問題を直視するのは避けたくなるのが常です。
これを関係のない第三者がカラダとの対話を深めてくれます。
普通の対話であればファシリテーターでしょう。
企業の場合はコンサルタントがこのカウンセラー役になって定期的に自律機能を整えていく第三者として活躍していますね。
カラダの声を聴くのに慣れてきている場合はいいのですが、
それでも病気や症状に現れてくるものは、カラダの奥深くからのメッセージだったりしますので、日々のちょっとした問題と言うより、自分自身と深く付き合うための課題であったりします。
現場でみているとよくわかるのですが、クスリは緊急事態や悪化を回避して日常に支障無いところまでには強制的にブレーキはかけてくれますが、クスリそのものが問題解決はしません。
今年社会で問題になっている事象で見てみると、カラダ(組織や個人)の自律機能が効かなくなってカラダの声を聴けなくなり現れてきている症状のようにも見えてきます。
都合のいいクスリ(対処)はその場限りのものになりがちで、見た目だけとりつくろうだけになってしまいそうですね。
では実際にカウンセリングしてくれる第三者ですが、
カウンセリングといっても心理カウンセラーに限らず
他にも鍼灸師やカイロプラクター
勿論話しやすい医師がいればいいです。
場合によっては知り合い
と相手は安心して関われる方でいいと思います。
ポイントは
答えを出したり、解決策を提示しない人!
である事がカラダの声を聴き、対話を導いてくれます。
先ずはカラダとの対話を深めていくと自ずとその先のヒントはキャッチ出来るでしょう。その時に解決策を相談すると第三者もいい答えや道筋を示してくれそうですね。
一回自分のロールモデルが出来ると、その後は簡単なヒントで日常の中で自然にできて行くでしょう。
カラダの声に耳を傾けていきたいと思った方は、最初は力を借りるのもいい方法です。
周囲で良さそうなところがあれば一度試してみる事がスタートになります。
難しく考えず、やってみましょう。
今回のテーマ「カラダとの対話」はいかがでしたか?
新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。
タネ屋のマル
〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜
丸山 泰弘
薬剤師、健康・レストランのコンサルタント
Twitterでカラダに影響する旬の情報を発信していきますこちらもどうぞ
@taneyakumaru