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アーユルヴェーダ入院④ 食事編 〜スリランカ〜

こんにちは
生活のタネをお届けするタネ屋のマルです
薬剤師と健康やレストランのコンサルタントしてます。

今日も私見たっぷりのタネをお届けします。

〜今回のテーマは「アーユルヴェーダ入院④食事編」です〜

いよいよ私たちの日常で欠かすことが出来ない「食事」です。
私がこのホテルを選んで良かったなーと帰ってきて思ったのに「食事」があります。
もちろん美味しかったのですが、3食全て出てきます。
しかも体質ごとにメニューが決まっています。
ホテルだとアーユルヴェーダでもビュッフェスタイルが多いので、
量、バランス、調理法など体質ごとに向き不向きがある上に、季節や時間の要素も入れると自分で考えられないですね。
一番大事なのは、私の旅行では食事・食材調達が一番のメインになりますので次は何処へ行こう?何を食べようと?と常に考えつずけてしまうので、3食あり、メニューも決まっていることで、頭を完全にオフに出来ていました。そのしるしに、食事の度に何か忘れ物してきていました。
こういう経験は初めてですが結果的に非常に重要な事だと帰ってきて分かりました。

今回のホテルは下記のようなメニュー表があり、苦手なものがあれば変更もしてくれました。

これは最終日のランチメニューです。

ちなみに、
滞在中はアルコール、コーヒーは無しです。
他のホテルからヘルシーな料理を求めにくる方もいらっしゃるので、その方々には多少対応している様子です。

いつもの旅行だと、コーヒーとアルコール三昧になってしまうところですが、無いとなればそれはそれでなんとも無いので自分の思考のチャンネルの変換がやっぱり必要だなと感じました。


では実際の料理ですが、まずは実際私が食べた料理の全てです。



詳細な説明はできませんが、
一番の特徴は、
ビーガン食
・体質毎のメニュー

になります。

肉・魚など動物性は一切無いです。
アーユルヴェーダとして食べてはいけないという意味ではなく、カラダのメンテナンスや治療において取らない方がからだのバランスを取るためや、デトックスを効率よくする為だと思われます。
ただ、あれがダメこれがダメとか、こうするべきだというものは無さそうでした。
とにかく体質のバランスとデトックスに特化していると思います。

味は非常に美味しかったです!
私の食べたものは全般滴に塩も薄く素材の味で食べるようなものが多かったのですが、食材の味もしっかり味わえるし、料理としても非常にバランスのとれた味わいになっていました。見た目は単純な感じですが、非常に手の掛かるものばかりです。
体質のせいか、私のメニューはほぼ生に近い料理法が中心で、甘みが控えめになっていました。カレーは殆ど無しです。
しかし、スリランカということもあって、程よくスパイスが入っていて、出汁とはまた違う味わいで、食材の持ち味を引き出してくれていて、塩分無しでも食べれるくらいのものです。
私はキュウリなどウリ科の様な体をクールダウンする様なものが多く、火も強く入れないといった印象。

メニュー全般に唐辛子はチリが入っていると思われる料理が一種類のみで、辛さは基本的に生姜と胡椒で出していました。
ニンニクはスープなどで比較的使われていたので、仏教国といっても、台湾の五葷がダメとかは無さそうですね。地元のスーパーも一回行ってみましたが、新鮮なニンニクが沢山いい場所に配置してあるので町の方も日常よく使っているかと思います。

小麦粉?は使いますが、全粒粉(見た目)?のクラッカン粉というものが中心で、発酵は一切せず混ぜて焼くだけです。スーパーにも多く並んでいたので現地の日常食なんでしょうね。
このクラッカン粉ココナッツの粉を混ぜて作ってあるハンバーグの様なものがあったのですが、黙って食べたら完全にひき肉と間違えます。味も非常によく、外来客用にハンバーガーがあって皆さん頼んでいたので、これを使っていのですね。

帰ってきて改めて考えてみると、トリートメントにおいての料理は
発酵食なし
・作り置きなし
イーストなし
・動物性はなし(ギーは使っていたかも)
・加工品なし(乾燥したものはあり)
・加工調味料なし(ブレンドしたスパイスはあり)
・地元の食材

こう考えてみると、
日本でいったら地産地消の様な感じと、
同じ食材でも火の加え方を変え、
スパイスもその場で必要なものを最低限組み合わせてスパイスの味もしっかり引き出し
出来たてを提供する

想像以上にシンプルで、こういう発想が家庭の食卓の基本になるのでは?と感じました。
発酵やブレンド調味料や加工調味料を自分でも作るのが好きなわたしにはある意味衝撃的で、
それの是非はともかく
豊かさの源泉はこういうシンプルな中に隠れているんだななんて感じます。

もちろん、日本で日常に取り込むには日本の風土や文化に合わせていくのですが、
一方でいらないものは捨てていく覚悟も(断捨離)アーユルヴェーダの叡智なのかな〜と考える様になってきました。


今回のテーマ「アーユルヴェーダ④食事編」はいかがでしたか?
新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。

タネ屋のマル

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