こんにちは
生活のタネをお届けするタネ屋のマルです
薬剤師と健康やレストランのコンサルタントしてます。
今日も私見たっぷりのタネをお届けします。
〜今回のテーマは「モーニングアタック」です〜
あまり聞きなれない言葉ですね。
冬の寒さが増す1月やこれから本格的になる花粉症の時期によくあるものです。
これは、朝起きがけに急に襲ってくる「くしゃみ」や「鼻水」の襲来です！(咳の場合もあります)
みなさん、風邪を引いた時や、起きがけに部屋が冷えている時に体験した事のある方がかなりいると思います。ただ、大抵は風邪だ！ってなったりして風邪薬などを飲んでいるので、モーニングアタックだったと認識している方は珍しいかもしれませんね。
このモーニングアタックは。その時の環境次第で、病気でなくても起きています。
そこでモーニングアタックが
何故起きるのか？
どうしたらいいか？
起きないようにするにはどうしたらいいか？
の目安があると無駄に病気をつくりださないで済みます。
まず、何故起きるのか？
慌てて飛び起きたり、起きてすぐの温度差で神経がビックリ！してるんです。もう少し具体的に言うと、自律神経が就寝中には副交感神経が働き休息モードだったのが、例えば目覚まし時計などで飛び起きると、いきなり交感神経を働かせて戦闘態勢に入ろうとして緊急事態と混乱した状態になります。
この時の喉や鼻の粘膜が寒さなどチョットしたことが刺激になり、「花粉がやってきたぞー！洗い流せ！」みたいな緊急対応をしてしまいまうのです。
そうすると、クシャミや鼻水を緊急放出して身体に異物が入らないようにします。
(医学的にはすべてをはっきり解明されてはいません)
どうしたらいいの？
今日のポイントはこの時の対応についてです。
一言で言えば、「何もしない」です。
一番やってはいけないのが、おもいっきり力んで鼻をかみ、中をスッキリさせようとする事です。
薬剤師のしごと現場ではこの朝のかみすぎが原因で、鼻炎を起こし、鼻の内側が完全に腫れあがり、鼻詰まりまで起こす状態になってやってきます。
結局、たまたま反応しただけ又はもともとアレルギー反応が出やすい体質で出ただけの現象を治療しなきゃいけない病気に変えてしまっています。
これはモーニングアタックに限らず鼻を強くかむ癖のある方は似た状況だと思われます。
一度鼻を強くかみすぎて内側が腫れてしまうと、昼間も鼻水が出て、夜中には鼻の通りが塞がれ鼻詰まりを起こし、翌朝更に強いモーニングアタックを受けてしまい悪循環におちいってしまいます。
そこでもともと「何もしない」でしばらくゆっくりしていると、体は、あれ？異常はないな。と通常モードに自然と切り替わります。刺激にビックリしなくなったという感じでしょうか。
とはいえ流れ出る鼻水を気にせず垂れ流しなんて耐えられないですよね。
なので、現実的には、そーっとやさしく鼻をかむ、またはふき取る程度で耐えられる範囲でガマンです。
もう一つの方法は、反応があった時にすぐ使えるようにマスクを用意しておくと、刺激を最小限に抑えられるので反応時間の短縮につながります。
一見ガマンできない！と思うかもしれませんが、自然に落ち着くことを「知って」いれば乗り切れそうな感じがしませんか？
一度体験するとそれがよくわかります。万が一急な鼻水やくしゃみの時は朝に限らずこの流れを思い出してみてください。
ではそもそも、起きないようにするにはどうしたらいいか？
テクニックとしては部屋の温度管理など色々ありますが
1番は、ゆっくり起きることです
目覚まし時計で反応して飛び起きず、一呼吸でもいいからテンポを遅らせてみてください。そして、布団から起き上がる時にゆったりとした動作でスピードを遅くしてみてください。そして起きてからは、慌てて準備せずカーテンを開けるなどしてゆったり外の様子を眺めてみてください。
これだけ全部やっても5分程度の違いです。
外の様子まで見れたら身体も確認できいろんな準備を知らないうちに着々と進められ神経の混乱は起きません。
ここまで見てくると、モーニングアタックという現象から身体にいいライフスタイルのヒントやアイデアが出てきそうですね。
最近は、「睡眠」や「体内時計」や「自律神経」などもメディアなどで頻繁に取り上げられ、朝の過ごし方のアイデアは沢山目にする機会が増えています。
モーニングアタックが起きやすい時期だからこそ自分のライフスタイルのタネが見つかりやすい時期だと思います。
みなさんと一緒に新たなタネを見つけたいですね。
今回のテーマ「モーニングアタック」はいかがでしたか？
あなたにとっての新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。
タネ屋のマル
このブログは私見(個人的見解)が中心となります。
しかしながら皆様の私見や疑問なども取り入れて新しいタネの発見ができる大きな可能性があると思います。質問やご意見を頂けましたら、一緒に考えて参りますので是非投げかけて下さい。お待ちしております。
