薬剤師が語る 生活のタネ

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ニューノーマルは既に見えている? 「新しい常識」の兆し

こんにちは

生活のタネをお届けするタネ屋のマルです

今日も私見たっぷりのタネをお届けします。

 

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 昨日の緊急事態宣言の延長とともに「新しい生活様式」と称して日常の実践例がしまされましたね。

これについてはもうほとんどの方が実践して新しい事ではありませんが実践出来ない方も目立つので改めてという意味では必要な要素かもしれません。

www.nikkei.com

 

今回は新しい生活様式から「ニュー・ノーマル」というキーワードで社会の変化を見ていきたいと思います。

 

ニューノーマルというのは、もともと経済用語で、2007年・2008年のリーマンショックをはじめとした経済危機後に、構造変化など経て「新しい常識・常態」に至ったことで言われた事で現在は、いろんなジャンルでも言われているものです。

 

ここではライフスタイルを中心に既に変わりかけているものや兆しなどを見ていこうと思います。

 

 

時代背景

昨年までの時代の流れがあり、今年から突入した危機を皮切りに時代も社会もガラッと現実が変化していきます。

昨年までをシンギュラーポイントと表現している方もいらっしゃいました。

シンギュラーポイントとは科学では沸点のことです。沸騰という転換点(シンギュラーポイント)を境目に液体から気体へと状態が変わってしまう様子を指しています。

これをもとに考えると、2017〜2019がそれまでの時代から次の時代への転換点という事ですね。

社会が大きく変わるというより、変わる兆しやサインなどが所々に出ていたり、次の時代に必要な要素が生まれ始めてきたと言えます。

そして、私のカラダ予報では2019年末の冬至からより現実的に現れ移行が3月には顕著に出てくるとお知らせしていた通りコロナの危機を皮切りに経済も命も脅かされる状況に突入してしまいました。

 

ここから約3年はシンギュラーポイントの延長として沸騰しながら気体へという様に層移行していくステージなので簡単には着地しないのも歴史の教訓でもあります。

 

このように考えると、まだまだ始まったばかりでもありますが、だからこんなの大した事はないと鷹を括っている方も割と多いように感じます。しかし、現在の危機を直視して対応出来ない状態で次のモノに対応できる方はいるのでしょうか?と思って丁寧に対応していくのが時代の転換を逆に味方につけられるのではないかと感じています。

 

こう見ると、ニューノーマルという2008年以降のキーワドを使いますが、実際にはもっと大きなスケールでの「新しい常識」になるのではないかと思います。

 

時代の転換で今回のコロナに引き合いに出る一つがペストです。

14世紀に起きたヨーロッパでのペスト大流行は人口の1/3ほども亡くなってしまいました。

その中で当時権力を持っていた教会と領主に対して、ペストで農民が強くなり、人間を解放する運動として始まったのがルネサンス運動です。

その当時表に出てきたのがダンテの神曲の地獄を描いたボッティチェリ、そしてレオナルドダビンチ、ミケランジェロ、そしてニュートンなど。

映画だと、この頃からの問題や背景が関係するものをコードとして描いたのが、ダ・ヴィンチ・コードをはじめとするダンブラウンの作品。

人類と感染症 2 「ペスト」とルネサンス | NEXT MEDIA "Japan In-depth"[ジャパン・インデプス]

ja.wikipedia.org

この流れも今回とは別のシフトだとは思いますが、時代の転換期の様子が教科書で学んだ情報とリンクしてくるのではないでしょうか。

 

今まで権力を持っていたどの様な役割の方が力を失い、誰が力をつけてくるのか?

全く同じ構造とは限りませんが、変革のプロセスにおいて似たような状況は出てくる事もあるかもしれません。

 

 

では、ここからは、コロナウイルスがキッカケで現在変化が起きやすい要素を見ていきたいと思います。

 

先ずは、ビジネスやワークスタイルです

テレワークが進む事で

  • 書類・資料がペーパーレス化・電子化
  • ハンコ文化の縮小
  • ミーティングは減少
  • 土日休み固定の撤廃
  • 何より縦割り構造の機能不全から水平化
  • 対面からオンラインへ
  • 仕事配分方法の変更
  • 営業活動のシフト、接待の必要性
  • 広告方法の非物質化
  • 人事評価の査定基準の変更
  • オッフィスの必要性の有無又は面積縮小
  • 生涯雇用から数種類の仕事を同時並行

 

日常生活では、

感染防止と環境衛生の側面から

  • 現金のやり取りが更に減り、キャッシュレス化へ
  • 休暇時間の過ごし方
  • カラダのメンテナンス
  • 衛生の知識の向上
  • 緊急事態の準備方法
  • 無駄な移動を削減
  • 仕事と住む場所の距離など
  • 免疫を維持する生活スタイル
  • 健康維持のための運動
  • 電源が必要な道具か?
  • オフラインでも使用できるものか?
  • 精神衛生を守るライフスタイル

 

上記は、風水害なども若干含めてのものではありますが、

新たな常識(ニューノーマル)が発生する種は既に沢山ありますね。

 

それらが発生していくにはベースになる新たな価値観のフレームが出来てくると思います。

今は知らず知らず古い価値観のフレームが壊されてきている段階です。

 

 現在権利や権力などはお金に紐付いているのが基本ですが、

以前書いたように「Time is Money」から「Time is Life」に移行していく可能性はありますね。

一方で権力というより権利・利権がまさに戦争かと思うような競い合いですね。

その戦場はに関わる覇権争いです。

コロナウイルスの治療薬・簡易検査キッド・抗体検査キッド・ワクチン他関連商品の世界での競い合い(シェア争い)が水面下で始まっていますね。

株価も、どこかの国の薬が効きそうだという程度の情報だけで世界の株価が上がってしまうほど、「Life」に敏感に反応している状況です。

 

 皆さんの周りにも新たな種は沢山出てきているのではないでしょうか?

 

古い価値観 が壊れていくとき、ニュートンなどは地方の実家に籠らざるを得なく、逆にその時に新たな発見が沢山なされています。ニュートンは約二年ペストで自宅待機していたとか。

日本でも似た様なケースで言えば、白須次郎は第二次世界大戦時は町田で農業をして隠遁していたところ終戦後大活躍といったケースは多々あります。

 

ある種の引き篭り期間は私達を豊かにする事も稀ではありません。

皆さんも、是非慌てず、無理をせず、時を得ていってもらいたいです。

 


今回のテーマ「ニューノーマル」はいかがでしたか?

新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。


タネ屋のマル

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筆者:丸山  泰弘

薬剤師、カラダ・キュレーター

 

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