薬剤師が語る 生活のタネ

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鼻(ハナ)が利く【コトノハ・ノ・モリ】

こんにちは
生活のタネをお届けするタネ屋のマルです
今日も私見たっぷりのタネをお届けします。
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今回は、月も変わり、時代も変化していく中で皆さん兆しをキャッチすべくアンテナをたてているのではないでしょうか?

 

とはいっても、兆しなのでハッキリ目の前に答えが現れるのではないですよね。

 

第六感とか七感といった言われ方をしますが、

実は五感を研ぎ澄ませていくと、実は5ではなく6でも7でもといろんなセンサーが混在していて、第六感に通づる事も可能?と個人的には考えています。

分類ではアンテナが一括りで整理されてしまっていますので、五感を中心にそのせんさーの特徴や場所などから何回かに分けて考察してみたいと思います。

 

その第一回目として「鼻(ハナ)」を取り上げてみます。

鼻は「鼻が利く」とも言われる様に何か見えないけど嗅ぎ当てるようなニュアンスですね。

実際香りがある訳ではない時にむしろ使われるものですね。

 

例えがいいのか分からないのですが、私の場合、飲食店を探す時によく「鼻が利くね!」って言われたりします。

 

現在のように情報化社会になっているからかもしれませんが、

私たちは今まで以上に「見えるもの」しか信じない傾向が強くなってきているように感じます。

実際にそこにある訳ではないけど、写真や動画が私たちのある意味リアル感を作り出しているのかもしれませんね。

なので、五感で言えば視覚がダントツ優位になっているのでしょう。

でも、先程の飲食店ではないですが、視覚の情報をヒントに直感を働かせるのは経験の中に記憶されている他の五感との擦り合わせからでしょう。

 

中でも嗅覚は鼻を通して脳にダイレクトに繋がるとも言われ、呼吸だけでなく直感などにも関連している器官ともいわれます。

そんな不思議で多様な使われ方をする鼻ですが、言葉としても多様な見方が出来て面白いものです。

 

そこで今回は鼻(ハナ)の色んな側面を見てみたいとおもいます。

 

機能は最初に出た様に「呼吸」や「嗅覚」が主な役割とされていますね。

普段はモーニングアタックなどの鼻の機能の方へ話が行きますが、今回は概念やイメージの世界から眺めてみます。

 

 先ず、鼻は「自分自身」や「自我」を象徴するパーツというイメージがありますね。

心理学などでは鼻を触る仕草を自分自身や本音を隠す様な意味合いで考えられています。

 

一方で過敏症で鼻症状は、溜まった自分の頭の自我の残骸(要らない思考)を捨てる作業にも見受けられます。

 

 

日本人のメタファーでも似たような感じが見受けられます。

古事記に登場する須佐男(スサノオ)です。

須佐男は西洋で言えば、ルシファーに相当して、

生命の樹で蛇に化身して人間をそそのかしたともいわれますが、

人間側から見たら、人間の自我自由意思を発動させる役割でもあります。

スサノオは黄泉の国から帰ってきたイザナギがみそぎする際に生まれたとされています。

 

左の目を洗うと、太陽の神、天照大御神が、

右の目を洗うと、月の神、月読の命が、

鼻を洗うと、嵐の神、建速須佐之男の命が、お産まれになりま した。

この三柱の神々は、いままでに産んできたどんな神々よりも光り輝き、生命力にあふれておりました。いざなぎは、

「わたしはたくさんの神々を産みつづけてきたが、しめくくりに、もっとも貴い三柱の神々を得た」

とたいそう喜ばれたのでございます。ここまでで、いざなぎといざなみの産んだ神様の合計が八十一柱(九×九)となり、国造りが完成したのです。かけ算も九九=八十一で完成します。

 

古くからの話では、日本には「大和言葉」というものがありました。

古来の和歌で使われていた日本の言葉てされています。

万葉集などに使われている言葉は大和言葉でもあるのでしょうか。

 

大和言葉は漢字が入る前の言語と言われてますので、「ハナ」は「鼻」でもあり「」でもあるのです。

鼻は顔の中心にあって飛び出たもでめある事から、花も雄しべが中心から飛び出している。

その様子から生殖器というイメージでもありますね。

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また、岬などのをハナともいい、鼻という字が当てられる事もあります。

 

 

ここで、カラダとしてもう一度引きつけると、

穴が二つで呼吸や息を主る器官で、生命の入り口の最初として物事の最初としての「しょっぱな」でもあり命の中心でもありますね。

出入りする事は二つの世界を結ぶ中心でもあります。

また、鼻の奥は脳と密接な関係で、生命力以外の情報も扱う場所で頭の中心としてもポジションしていますね。

 

鼻(ハナ)を利かせると言うことは、生命と自分の中心にポジションする事でもあり、

鼻が開いて機能する事でその人を華やかに見せていくものかもしれませんね。

 

時代の兆しをかぎ分けるセンサーがそろそろ発動させたいところですね。

 

モーニングアタックなど鼻の症状が出やすい時期の前に鼻と自分という物を関連づけるのに言葉から考えてみました。

 

今回のテーマ「ハナ」はいかがでしたか?
新しいタネの発見につながっていったらうれしいです。

タネ屋のマル

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筆者:丸山 泰弘
薬剤師、カラダ・キュレーター
健康・レストランのコンサルタント
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